2011年8月30日火曜日

電源・・・悩みます。

エネループ4本をフル充電し、一晩おいたモノを使用。
接点やリードによる電圧降下を100mvに抑え運転テスト・・・。
モータードライバーの最低動作電圧 4.5v までの運転時間は 2時間20分 でした。
4.5vで即動作が不安定になるわけでは無いので、実力的には、さらに20~30分くらいは安定に動作するのですが・・・・悩みます。

2011年8月29日月曜日

軸受試作

軸受は写真の通り、真鍮の切削部品+ベアリング+鉄球 で実現します。(左が完成品)
これで、少なくてもカジリの心配は無くなると思います。
切削部品は外注すると、¥1000では作ってくれないと思いますが、自分で作ると30分くらいかかります。(材料費は¥70くらい)
とにかく、ベアリングとの隙間調整が難しい。。。もう少し、熟練?が必要・・・。

並行して、回路を少し変更し、エネループ4本でテストしてみました。
結論は保留です。
能力的に、連続で2時間30分くらいは動作しますが、問題点も少なくありません。
最も大きな問題は、電池間やソケット、コネクタの接触電圧降下が、トータルで400mvくらいある事です。
電源電圧が9vもあれば無視できるのですが、電池4本で、4.8v。
使用するICの電圧範囲が仕様値で 4.5~5.5v ではなんとも気持ち悪い・・・。


2011年8月28日日曜日

悩みは増える・・・

赤道儀の電源はエネループ8個(9.6v)って開発当初から決めていた。
昨日のブログでは、良い電源が見つかったと喜んでいたのですが・・・・
ここにきて、なんで、9.6vやねん?って疑問。
使用するモーターのスペックを見ると2.8v、9.6vである必要は全く無い・・・・。
もっとも、開発当初のモーターは9.6vでなければならない事情はあったものの・・・
8号機でバイポーラに変えた時、気がつかなかった・・・。
5vで動けば、自由度は大きく変わる、パソコンのUSBだって動く、iPhoneの電源だって動く、
エネループ4本(4.8v)で動けば、市販の電池BOXに制御回路だって入る・・・・。
制御部が本体から分離できると、将来?2軸化が楽?・・・。
・・・
でも、電流は2倍以上になるから、動作時間はかなり短くなるな~~。
評価しなくてはならない事だらけ・・・
もう少し、考えてみます。

ですから、昨日のブログに貼った電源は、当赤道儀用として、今は買わないでください(笑

今日は軸受を作らなくては・・・。

2011年8月27日土曜日

赤道儀の電源  20120527 追記

20120527 追記

下記、ご紹介の電源はコネクタが合致しません。ですから、Higlasi-1A直ではご使用できません。

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もう少し先で考えれば良い事なのですが・・・
赤道儀の電源(電池ホルダー)に、市販品でカッコイイものが無く・・・
スイッチ付きの電池ケースから作るとなると、コスト的に無理があり・・・
ベタな方法でお茶を濁そうと考えていたのですが・・・

エネループの製品群の中に、ちょうど良いモノを見つけました。
まだ、購入はしてないのですが、スペックはぴったりです。
赤道儀の電源コネクタはこれに合わせます。。

http://products.jp.sanyo.com/products/kbc/KBC-9VS/index.html

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2011年8月25日木曜日

ひとりごと・・

ここのところ、耐久テストを兼ね、標準的な負荷(1100gのカメラ)で、恒星モードの300倍で一日中、回してます。
・・で、ピリオディックモーション量の変化を確認するため、治具で測定してみたのですが、偏芯補正を必要としないレベルまで改善しているのです。(2台中2台)
程良くギヤの研磨ができてるのか、治具から得られる波形もノイズが取れ、綺麗です。
再度、新品の部品で評価し、同じ結果が得られたら、ご報告します。

懸案の軸受構造ですが、軸受にベアリングを圧入し、ベアリングでラジアル方向のカジリを防ぎ、スラスト方向は鉄球で受けてみます。




2011年8月24日水曜日

軸受テスト_02

二日間冷凍庫で凍らせたテスト機は無事再起動し、さらに連続12時間、問題なく動いております。
本当は写真の様に結露させるべきでは無いのですが、冬、撮影後、温かい部屋に入る事を想定し、敢えてやってみました。
動作には問題は有りませんが、自然乾燥後、平歯車に若干錆が浮きました。
防錆スプレーの塗布が必要です。
また、匿名さんから、夏、車内放置でグリスが落ち、カジリが発生しないかのご指摘を頂きました。
近日中に恒温槽を製作し、70℃10時間×10日間のテストをしたいと考えています。

鉄球とシャフトに囲まれた部屋(ハッチング部)にグリスを充填、その漏れ(減り)具合で、軸受採用の判断をします。

温度コントローラーは燻製器用に製作した↓これを使用します。

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2011年8月21日日曜日

軸受のテスト

ベアリングは安価で良いのですが、小型のベアリングはクリアランス(ガタ)がやや大きい様に感じ、軸受に変更してから、実写描画はやや安定したように思います。全て軸受に変更したいのですが、それはそれでかなり難しく、調整はかなり困難です。それと怖いのはカジリで、それが発生すると、回転部はロックします。
そのテストを兼ね、
かなり古いカメラを負荷として、恒星モードの300倍速度、グリス無しで運転してみました。
・・・・・調整時スムーズだった回転部は約1時間でロックしました。
同じ軸受にグリスを塗布し、今、約30時間、問題無く動いております。。
この状態で100時間(約1000日分)動作に問題なければ、冷凍庫(-18℃)に24時間おき、再起動で問題がなければ、この軸受採用です。


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2011年8月14日日曜日

ピリオディックモーション測定治具_12

軸受改良品での実写。
黄点は60秒角相当です。
矢印点でギヤにかかる重心が移動したのだと思います。
バックラッシュはこれ以上小さくできないため、この現象は、今の構造では避けられない課題かも知れません。

位相は逆ですが、治具(青)と実写のイメージは妥協できるレベルまで近づいてきました。
後2台製作し、
バラツキが納得できるレベルなら、最後になって欲しい試作9号機の設計に入りたい・・。

yes投票ありがとうございます。(56)(57)(58)

2011年8月12日金曜日

ピリオディックモーション測定治具_11

軸受を強化し、カメラを搭載した状態で、ピリオディックモーションを測定するための改造を行い、
時間はずいぶんかかりましたが、やっと治具からデータが取れました。
それぞれの測定は再現性はあるのですが、こうして同一グラフで描くと・・・。
赤:カメラ非搭載
黄:20D+10-22mm (約1.2kg)
青:60D+70-200mm (約1.8kg)

匿名さんの予想通り、重いとPモーションは大きくなる傾向です。
軸受強化が良かったのか、偶然か、なんとか +20~-30秒の中には入ってます。
さ~て、問題は実写性能です。。。どうなりますやら・・・。

しかし、この軸強化は大変な作業で、日産1台ってなことになりそうです・・・。

2011年8月9日火曜日

ピリオディックモーション測定治具_10

まだ、部品が揃って無いので、テストはできないのですが、匿名さんからアイデアを頂き、カメラを搭載した状態で、ピリオディックモーションの測定ができるよう、治具を改造中です。
写真は、雲台を固定するセットカラーに、Φ40のデルリンを切削し、圧入プーリーを作ってみました。
さてさて、どうなりますやら・・・。
左:7号機フレーム 右:8号機

2011年8月5日金曜日

ひとりごと・・・・。

退院した旋盤の調子はいま一つ具合が悪く、再入院かな~~。
データばかりの撮影も、つまらなく・・・
昼間の青空が深くなってきた事もあり、久しぶりに南の空を撮ってみました。
22mm f5.6 iso200 200s×4枚 yimg合成
考えてみれば、天の川が撮りたくて作り始めた赤道儀
阪神間の明かりにも負けず、写ってます・・。
初めて意識して、南の空を撮った写真は↓

その時の赤道儀が↓これ

ですから、そこそこの進歩かな、これ?

yes投票ありがとうございます。(54)(55)

2011年8月1日月曜日

ひとりごと・・・。

市販の軸受とシャフトではどうしてもクリアランス量が大きく、精度を高めると当然のように高価な部品になってしまいます。
旋盤も買った事だし、ここは自分で作ろうと思い、シャフトを削り出したのですが、10mmの切削で10μmのテーパがついてしまう。
だから、10mmを自動送りしながら、横送りを1/4目盛り回すという職人芸?的操作で作業をしていたのですが、この事を友人の切削屋さんに話したら、そら~~変と言われ、まあ、10万円もしない旋盤だから、こんなモノとも思ってたのですが、メーカーに話すと、送り返してって事になり、ただ今、旋盤は入院中です。
旋盤購入の理由はブログのどこかでも書いたのですが、市販ウォームギヤのシャフトを切る必要があり、追加工をメーカーに依頼すると、たしか~30本ロットで+3000円の7000円くらいの見積でした。
友人の切削屋さんに相談したら、ただでやったげる・・・とも言われたのですが、それもなんだかな~と思い、突っ切り(切断)用として購入しました。
ところが、買ってしまうと、モノ作りの世界が広がります。
市販40歯のウォームホイールはシャフト穴がΦ6しか無く、なんとも弱々しいのですが、やろうと思えばツバの太さまで自由にシャフトを太くできます。
軸受とのクリアランスが気になれば、自分で微調整ができます・・・・。
量産向きでは無いのですが、サラリーマン時代、ん千台/月の量産設計をやってきた自分にとっては、1台1台を自分の能力の限り愛情を持って作る仕事がしたく、脱サラしたのですから、やや、理想に近づきつつあるのかも知れません。。。

ちょっと後悔:この旋盤でΦ10以上の切削は無理っぽいです。。。フライスも欲しい・・・。