2012年12月31日月曜日

Higlasi-2A 進捗

量産部品で、とりあえず1台組み立て、性能をチェックしました。
Y軸:Pモーション X軸:全周 0.5deg/div
いつもの測定治具の結果です。(PEC済)
大きなうねりは治具の問題で、気にしないでください。
この性能が安定に全てで得られれば、なんとかピリオディックモーション±10秒角を謳えるところですが、試作から計3台目ですから、
なんともなんともです。
現時点、出荷するHiglasi-2Aはこの性能は維持するつもりです。。
(できない場合はここで、ご報告致します)

たぶん、これが最後の投稿です。
素敵な年をお迎えください。
ありがとうございました、来る年も宜しくお願い致します。

                                  浅野達也

2012年12月28日金曜日

部品集結

やっとHiglasi-2Aの量産用部品が全てそろいました。

たったこれだけの部品ですが、この組み合わせに到達するまで、3年と9ヶ月、時間がかかります・・・。

2012年12月26日水曜日

Higlasi-2A 進捗

板金が上がって来ました。
早速、仮組み。問題無くネジを締める事ができました。
何回やっても、緊張の時間です。


僕の持ってる撮影技術ではリアルな色を再現できません(汗


塗装はレザートーン仕上げです。

2012年12月23日日曜日

Higlasi-2A 価格

Higlasi-2A ファーストロットの部品価格が分かりましたので、販売価格をご報告致します。

1.Higlasi-1A のバージョンアップ 
 ① 操作パネル変更 ¥8,000(税込)  
    内容:プリント基板ver2へ変更、板金カバー下と化粧板を交換

 ② ベルト駆動     ¥2,000(税込) 
    内容:平歯車をタイミングベルトに変更、プログラム変更     

2.Higlasi-1B
 標準価格 ¥34125 (税別:¥32,500)
 オプション 平歯車 --> ベルト駆動 + ¥1,000 税込¥35,175

3.Higlasi-2A
 標準価格 ¥42,000 (税別:¥40,000)
   * Higlasi-1Aご購入頂いたお客様は標準価格より10%値引きさせて頂きます。(税別:¥36,000)
 (平歯車対応も致します)

1.2.3.別途送料(¥700)を御願い致します。

Higlasi-2Aの販売ができるのはHiglasi-1Aをご購入頂いたお客様、並びにメールや投稿で、ご意見、ご要望をくださいました皆様のお陰と感謝しております、本当にありがとうございました。

Higlasi-1Aバージョンアップ品外観(Higlasi-1B)

2012年12月22日土曜日

Higlasi-2A 電池寿命_3

バラバラとスミマセン。 トルク130%時のデータも取れましたので・・。

測定条件
Higlasi-2A ベルト駆動
恒星追尾
エネループ 1900mA/h 品 (充放電回数は数十回レベル)

トルク設定 100%       180mA (9.6v 時)
トルク設定 70%       100mA (9.6v 時)
トルク設定 130%       280mA (9.6v 時)

トルク100%時の消費電力は2w(VA)程度です。
エネループの1900mA品は1本 1.9*1.2 = 2.28 Ahですから、6本の場合、ざっくり 2,28*6/2 = 約7時間追尾できます。

百均で購入できるリチウムイオン二次電池は1300mA・1.2vと表記されています。
この表記が正しいとすれば、同様に
8本の場合6時間、6本の場合4.5時間の追尾が可能です。。

2012年12月21日金曜日

Higlasi-2A 電池寿命_2

トルク70%設定での電池放電特性です。
測定条件
Higlasi-2A ベルト駆動
恒星追尾
エネループ 1900mA/h 品 (充放電回数は数十回レベル)
トルク設定 100%
トルク設定 70%

トルク70%でも、回転の中心から10cmの位置で3kg(参考値)はありますから、多くの機材ではここで十分駆動できると思います。

2012年12月20日木曜日

VR のつまみ +

当初、真鍮を挽いて作ろうと思ってたのですが、色合いがあわんな~と・・・。
・・・で、秋月の部品を見てると、使えそうなモノがあり、取り寄せてみるも、穴径は違うし、つばが大きすぎで、さりとて、捨てるのも勿体無く、旋盤で削り、合わせこんでみました・・・。

Higlasi-1B
・・・今夕方の5時前、トルク70%時の放電特性を計測しているのですが、朝8時から始めて約9時間、いまだ、電圧は10v台、今日中に終わるかな・・・。

朝一で確認、駆動時間は19時間くらいです。後ほどグラフ出します。

2012年12月19日水曜日

Higlasi-2A 電池寿命_1

ご予約を頂いたお客様から Higlasi-2A 電池寿命の問い合わせがありました。 
ベルト駆動にする事でステッピングモーターのダンピングを抑える電力が不要になった事とギヤ比率を上げる事によって、駆動電流を抑える事ができたので、Higlasi-1A より改善されているとは思っていたのですが・・・。

Y軸:電圧   X軸:時間

10時間は持ちそうです。(Higlasi-1A は8時間)
6.5vから電圧が上昇しているのは、停電処理で追尾を停止したからです。

測定条件は以下の通り
・トルク設定 100%(初期値)
・恒星追尾
・電池 エネループ1900mA/h 8本
・気温 12℃ くらい

測定はこれからですが、トルクを70%にする事で、駆動時間は3割改善できると思います。
トルク70%でも、回転の中心から10cmでのトルクは3kg以上ありますから、多くの機材で問題は無いと思います。
テストで使用したエネループは昨年購入したモノで充放電回収はたぶん数十回レベルです。。

写真は測定中で中央がデータロガー、30秒毎に測定し、エクセルでグラフ化しました。

2012年12月18日火曜日

進捗

時間の流れが速すぎます。
レーザーポインターのご提案からもう一週間です。
その間、ふたご群があり、Higlasi-1Aのお客様から、撮れたよ~のメールを頂き・・・・・。
私はオリオンを横切る大火球が撮りたく、一晩中回すも、一枚も写っておりませんでした。

以下、お客様のweb
http://blog.starry-image.com/
http://www.flickr.com/photos/45rpm7inch/8269515391/in/photostream
http://briareos.seesaa.net/
http://kkai.cocolog-nifty.com/blog/

pct*j*72さんから


・・・で、進捗です。
だいぶ部品も集結しつつあり、手間のかかる旋盤の追加工が必要なモノがら製作を始めております。
写真はウォームホイールとカラー部です。

2012年12月12日水曜日

極軸補正用レーザーポインターホルダー

重い機材の場合、DPPAで極軸調整後、カメラの方向を変えると、重心移動で雲台や三脚が歪み、無視できないレベルで極軸がずれる事を報告し、市販のレーザーポインターで補正できる事をご紹介してきました。

レーザーの発振器部分を購入し、自分で作って、自分で使用するかぎりでは問題無いのですが、それを販売するとなると、なかなか面倒な事も多いみたいで、レーザー装置の販売は諦めたのですが、こんな有効な方法をご紹介だけで終わらすのもなんだかな~と、こんなモノを作ってみました。(改良の余地有)


市販のレーザーポインターをハメコミ(圧入)、Higlasi-2Aにネオジム磁石でくっつけます。
(意外としっかり付きました)


ご希望があれば、オプションで製作致します。(価格は未定)
残念ながら、Higlasi-1Aはアルミ製ですから、少し工夫が必要です。

また、こんなモノも必要です。








2012年12月11日火曜日

ドリフト法

今日は星がいっぱい見えます。
懸案事項の表題の件、たった今撮れたデータです。

先ずはDPPA

今回はレーザー補正し、ドリフト法1分
200mm 等倍
あれ!今回も? と思ったのですが、もう一度1分
200mm 等倍
同じ状態でドリフト法3分
200mm 400% 3分
撮影開始時のギヤ環境が悪いかも知れません。
製品版までに、もう少し、バックラッシュクリアのスピードを変えてみます。。。

2012年12月10日月曜日

雲台が滑る・・・

Higlasi-1Aをご購入頂いたお客様二人から、雲台が滑る・・のご報告を頂きました。弊社で確認したところ、回転軸から10cm離れた場所で4kgの荷重で滑る事を確認しました。
板金屋さんからアイデアを頂き、レーザーで表面にケガキを入れてみました。
テストの結果、5kgでも滑らない事を確認しましたので、この方法を採用し、Higlasi-2Aで反映します。

昨夜の写真について・・・

昨夜撮った、DPPA直後のドリフト写真について、少し流れが大きいので・・・。

拡大すると

3~4ピクセル流れています。
カメラは60Dで200mmで撮影すると4.43秒角/ピクセルですから
約15.5秒角流れています。

極軸のズレが主原因だとすると
計算上 東側に15.5/sin(60*90/21600)*3600 = 0.98deg ズレていた事になります。

直前のDPPA写真を見ると、

0.2~0.3deg くらいです。
この矛盾を解決しなければなりません。

昨夜の撮影ではレーザー補正を行っておりません。
三脚と雲台のたわみでしょうか?
DPPA後、カメラの方向を変える時、雲台が動いたのかも知れません。
調査します・・・。

2012年12月9日日曜日

極軸調整 ドリフト法

明日から天気が悪そうなので、急ぎ、ドリフト法のテストコードを作ってみました。

動作は
シャッターオン、5秒停止、60秒恒星モード追尾、5秒停止、シャッターオフ。
DPPA以外の画像は200mm、等倍、方向は真南近辺です。

先ずはDPPAでざっくり極軸調整
この時のドリフト画像
西側にずらす
東側にずらす

もう少し、大きくずらしたほうが良かったのかも知れませんが、この機能もHiglasi_2A、-1B に実装します。

2012年12月7日金曜日

Higlasi-1A ⇒ Higlasi-1B

Higlasi-1Bの板金が上がって来ました。



Higlasi-1A のプリント基板と板金を変更する事で Higlasi-1B にバージョンアップできます。
当初、操作パネル面にシルク印刷も考えたのですが、「何も無しが良い」のご意見もあり、無駄なコストもかけたく無いので、これで行きたいと考えております。

対応は来年2月ごろになると思います。

Higlasi-2A 進捗

取り敢えず、現時点の最終図面を描きあげました。


週末、最終チェックし、月曜日には発注します(怖)。
板金屋さんのお話では年内ギリギリか初荷になりそうです。
ですから、リリースは1月中旬~になります。

ここの所、天気が良いので、ベルト駆動のテストを兼ねて、毎夜、夜空を見上げています。測定器としての夜空は確かにHiglasi-1Aより立派?なデータを吐き出してくるのですが、それに比例した良い写真は撮れません・・・。
もう少し、画像処理を含めた天体写真の撮り方的な勉強+機材が必要です(苦笑。。

2012年12月4日火曜日

ベルトドライブとPEC

ベルトドライブを採用するメリットはHiglasiにとってモーターのダンピングによる騒音?を軽減できる事も大きいのですが、一番の目的はメカ的なPECが可能になる事です。
手前がHiglasi-2A(試作B)で、奥がエンコーダーと測定基板です。
測定基板からパソコンにデータを送り、エクセルでグラフ化します。


左の数値そのものにに大きな意味はありません。
相対的には1.23秒角/目盛で、一番上の1の場合、P-P(振幅)で20秒角くらいの評価です。つまり±10秒角でHiglasi-2Aの目標仕様値です。

2はタイミングプーリー大を1のグラフから判断して、約180deg 回転したグラフです。結果は1と大きな差が無い事が分かり、タイミングプーリー大に偏心は無い事が分かります。

3は1、2のグラフから算出した値分、取付穴を旋盤で拡張し、1と同じ位置に取付測定したグラフです。P-P値は約倍になりました。

4は3のグラフから、約240deg タイミングプーリの回転位置を調整したグラフです。

問題は1と4を比較して、どうなん?って事です。

ベルトドライブを採用するリスクに挑戦する価値があるかどうか??

ベルトドライブのリスクは?
経年変化でベルトが伸びた場合のテストは簡単です。強く張った時と緩めた場合の比較すれば良いだけです。結果は問題無しです。
でも、このテストで経年変化を完全にシミュレート出来ているとは思えません。
経年変化でベルトが薄くなるように変化した場合はどうなん?
ベルトの外れ?切断?・・・・
金属の平歯車を採用すれば、100年経過してもその部分の問題は無いハズ・・・。

ご意見、頂ければ・・・有難いです。。



少し流れましたが、昨夜のM33 (12/5 追記)
238s*4枚 f/4 ISO400 200mm 50% Higlasi-2A (試作B)









2012年12月1日土曜日

Higlasi-2A ボディーカラー

まだまだ決めなければならない事が多いでのですが、その中の一つがボディーカラーです。
パソコンで微妙な色を正確に伝える事は無理ですが、

日本塗装工業会発行の色見本で言うところの
E65-30D または
E75-30D
で、考えております。
参考になるかどうかは分かりませんが、 E65-30Dは所さんの世田谷ベースで見るコブラの色に近いと思います。
また、E75-30Dは同じく、ハーレーのタンク色に近いかもしれません(苦笑
いずれも拙宅のTV(TOSHIBA REGZA Z8000)で見た色で、今、ネットで見るとずいぶん違ってますね。。。