2015年12月30日水曜日

ひとりごと・・・

12月も後半になってからやたら忙しい
まぁ、普段よりちょっとだけいろんな事をやってるだけですが・・・(苦笑

お客様から以下の追加仕様を依頼されております。年明け早々に対応できると思います。
・ ミラーアップ
ミラーショックで揺れている時間シャッターを開けない(5秒間)

・ 電源ONで恒星追尾スタート
複数のお客様からこれがポタ赤の標準と教わりました(汗
この方がピントは構図が決めやすい・・・なるほどです。   

・ 表示の変更 
Ton = Exp  Toff = Int

・ Toff 時間を可変   センサーの冷却時間 
現行品(Ton Toff可変モード)でもできない事は無いのですが、操作の一貫性が無くややこしいので、このモードを止め、設定画面でToff 値を設定します。

設定画面のイメージ
mup nsp 
Exp  of  5
詳細は後日ご報告致します。

今年も大変お世話になりました。
来年も宜しくお願い致します。
いい年をお迎えください。。



2015年12月22日火曜日

USB電源(電池)

最近、中華製の安価なUSB電源が多く、主な目的が携帯端末の充電なため、電源をオン-オフ出来ない仕様のブツが多い様に思います。(Higlasiでは便利悪いかもしれません)
この電源、Higlasiでも使用はできるのですが、Higlasiのスタンバイモードでは消費電力が少なすぎて、オートシャットオフしてしまい、使いづらいの連絡をたびたび受けております。
一部のお客様からはHiglasiと電源を送付頂き、対処してきました。
現行のバージョン(21-200)ではこれらを元に、20秒に一回モーターに通電する事でオートシャットオフタイマーをキャンセルする方法を取ってるのですが、今回依頼を受けました仕様は
電源投入と同時にモーターは恒星モードで運転を始めるものです。
この状態をキャンセルする事も可能です。
現時点:対応可能です。。

2015年12月17日木曜日

お客様だより・・・

宝塚のY様からミラーアップ対策のご依頼・・・・
まだ実夜空確認は出来ておりませんが、たぶん、大丈夫だと思います。
(確認機種:eos60D)
使用方法
1.左_sw と ST_sw を押しながら電源投入でミラーアップ設定画面になります。
2.sw1-1 でミラーアップ無
3.sw1-2 でミラーアップ有(上の写真画面)
4.右_sw クリックで設定

ミラーアップ設定時のスタンバイ画面
KOS --> K/M になります。

動作:恒星追尾時に限り動作します。

 ミラーアップ有 遅延5秒 Ton:60 Toff:10 設定時の動作

 スタート
 ミラーアップ
 5秒(出荷時に変更可能)
 シャッターオン
 60秒
 シャッターオフ、ミラーダウン
 10秒
 ミラーアップ
 5秒
 シャッターオン
 60秒
 シャッターオフ、ミラーダウン
 ・・・
 こんな感じです。。

とりあえずはY様仕様ですが、ご希望があれば対応致します。
(対応機種:Higlasi-2C 2B)


神戸のO様より
----

Higlasiを9月に購入して3か月、楽しく撮影をしています。
ようやく撮影機材の構成が決まったのでご紹介します。

赤道儀:Higlasi2-CES
鏡筒:SHARPSTAR 60ED + BORG ×0.85レデューサー[7885]
          (合成焦点距離 280/4.6)
ガイダー:QHY5L-IIM + Kowa 75/2.5
極軸望遠鏡:ポラリエ用
三脚:BENRO A3580T
微動雲台, ウェイト&シャフト:SWAT用
カメラ:FUJIFILM X-T10

この時はBORGの×0.85レデューサーではなく、×1.4テレコンを使用していました。
合成焦点距離は462mmなのでAPS-C環境では換算700mm弱です。
ドリフト法だけでの極軸合わせは初めてでしたが
180秒なら止められそうな手応えがありました。
(この写真は完璧な点像ではないですが…)
ちなみに、露出時間が180秒を越すと光害のため真っ白な写真になります。
先週の週末も曇天でしたし、今週末はなんとか晴れて欲しいところですね。
----

















2015年12月12日土曜日

赤経Higlasi-2.1 赤緯Higlasi-3B による2軸テスト (追記

12月10日に得られたPHD2のこのログより・・・
赤緯ユニットのあるパラメータを操作すれば、±2秒角の範囲で制御できると考え、天候待ち、、先ほどそれっぽいデータが取れました。
条件(極軸のズレ等)が同じではないので、パターンの特徴は異なりますが、ほぼ、予想通りの結果です。
赤いグラフが4秒角くらい大きく変化している部分がPHDからの制御信号をモーターに反映させた部分です。
グラフは真南赤道部分で得られたデータです。
再キャリブレーション無しで、ほぼ真上のアンドロメダを10分間で撮ってみました。

追記:20151213
58年の経験上、目には見えない落とし穴はある予感は消えませんが・・・・(苦笑
何をどうやったら、少なくてもPHDペアによる2軸は見えてきた感があります。
上では赤緯側でP-Pで4秒角ありますが、これはメカに依存した数値で、例えばモータードライバーのマイクロステップ駆動を1/16 から 1/32 1/64 としパラメータを変えれば、±1、±0.5秒角も計算上は可能になると思います。もっとも精度よくマイクロステップ駆動できるモーターであればですが・・・。
しかし、RA側のログを見る限り、計算上は最小回転角0.12秒角で送ってるのですが、±2秒角程度の変位もがありますから、Higlasiに於ける限界点なのかも知れません。
どう思われますか??

今日のテストを終えて・・・・。
落とし穴、、、まだまだ有りそうです。。(汗汗(苦笑 ( ´ー`)y-~~

追記:20151214

似たようなグラフですが、ファームウエアを触ってます。。
赤緯(赤)の動作は自分がイメージする挙動に近くなってるのですが、赤経はいまいち、改善の余地はあるのか?こんなモノなのか?
まだ、アイデアは尽きてないので、もう少しやってみます。。

2015年12月11日金曜日

スゴイですね~~

お客様の kuwataさん から教わったこのサイト
http://nova.astrometry.net/upload
先日、Higlasiのチェックのため、たまたま向けた南の赤道上あたりの写真
一部を切り抜きこのサイトにアップすると
こんな情報が返ってくる
NGC493?銀河??とその部分を拡大すると・・・・
写ってますな~~
ネットで画像を探すと・・・

スゴイですね~~世の中、かしこ がいっぱいおるな~。。。。




2015年12月10日木曜日

ひとりごと・・・

PHDからの制御信号をどのように扱うか!?
赤経では停止と2倍速ですが、赤緯が今一つ理解できて無かったのですが・・・
昨夜のテストで、やっと、なるほどな~~~って(遅い?(苦笑
まぁ~Higlasi-3Bの赤緯モードで何をどうすれば良いか、理解できた様な感じです。。

理屈通りの挙動です。
4秒角は流れますが、この程度の正確さで写真にはなりそうです。。


ちなみにこの4秒角!!
木星の直視径は32-49秒角
天王星が3-4秒角だそうです・・・・ by Wikipedia

上の写真では-4秒角あたりで、制御信号を採用してますが、あるパラメータを変えれば、-2秒角で制御信号を採用し、±2秒角とする事も可能だと思います(理解があってるなら 笑 )

2015年12月9日水曜日

一番近所のお客様から

自作ポタ赤のベースにΦ42mmの穴を開けて欲しいとのご依頼・・・
(ぽた赤の名称は Yoglasi-1A)

コードは簡単!?

出来上がり・・・

・・・んが!!
やってしまった、、中途半端などうしようもない間違い。
計算間違いと言うには、「計算間違い」に申し訳ない程度のミス・・・・(情けない








2015年12月8日火曜日

久しぶりに・・・ 追記:201512110

なかなか時間が取れず、できなかった2軸オートガイドテスト
赤緯ユニットのDECモードのプログラム改良後、初めてのテストです。
赤経はHiglasi-2.1CES ver200
赤緯はHiglasi-3B        ver200     (赤緯モード)
3Bの電源は2.1Cからも供給可能で導入ツールとして写真の通り、2.1Cの表示部に相対緯度を表示出来ます(専用ケーブル)。


これはPHD2から吐き出されたデータです。
200mmのレンズで撮影する事を上限としているHiglasiとするなら、許容できるレベルだと考えております。如何でしょうか?
(12/9:追記 設定のミスでDEC側は制御されてませんでした。逆にRA側のオートガイドのみでこの程度のガイドができる事になります)


真南赤道上近辺を撮影、1ピクセルの流れがあります。
正確な場所は分かりません。。


ほぼ真上にカメラを向け10分で撮影
正確な位置は分かりません。

あの~、この画像で検索し座標が分かる様なソフトを誰かご存知ありませんか?

追記:
kuwataさんに教わったこのサイト、いい感じです。
http://nova.astrometry.net/upload
上の写真を切り抜いてアップロード
http://nova.astrometry.net/user_images/910084#annotated
バッチリです。
























2015年12月7日月曜日

こんなご依頼・・・

お客さまから、こんな素材が送れれてきました。
Φ60mm 厚み26mm A2017
片方に3/8インチのスタッドボルト
もう一方には3/8インチのタップを
お客様のお話ではスペーサーらしいのですが・・・・
今一つ、用途を理解しておりません(苦笑

2015年12月5日土曜日

ご注文を頂いたお客様から・・・・

SWATさんのテーパーアダプターを Higlasi-2.1 に付ける依頼を受けました。

当初、簡単と思っていたのですが、既に開いてる穴と追加する穴が重なりボール盤では刃先が逃げるのでフライスで削る事としました。
NCコードをシミュレートし
試し掘り
φ2mmのエンドミルで、0.2mmづつ・・・
深さ5mmφ8の穴を3つ掘り、ネジ穴はボール盤で開けました。
失敗は許されない本掘、ゆっくり削ったので45分もかかりました(苦笑
仕上がりはこんな感じ。。








お客様からのお便り・・・

-----
先日2.1CESを購入していろいろご相談させていただいておりました***(Kさん)です。
中略
貴ブログにてご紹介されていました他のユーザー様のブログを参考に、ドリフト法
による極軸調整の実践も進みました。
おかげさまで憧れだったバラ星雲も写すことができました。ありがとうございました。
ところでHiglasiを利用した撮影の結果を掲載するブログを立ち上げております。

http://verandacosmos.seesaa.net/

お暇なときにでものぞいてやってくださいませ。
-----

お客様から送られるてくるお便りや写真を観る事は大変楽しいのですが・・・
いずれも、仕様以上、想定以上の仕上がりで・・・・
Higlasiってそんなに良い赤道儀じゃ〜ないはずです(苦笑
たまたまスペックギリギリのHiglasiを購入されたお客様が
「だまされた〜」
って思うんじゃないかな〜って心配になります。
あらためて、もっといい製品を安定したブツを創らなな〜って(汗汗

2015年12月4日金曜日

Higlasi-3B 赤緯モード

Higlasi-3B 赤緯モードを評価頂いてるお客様からのご報告です。


今朝はベランダでもハンガーが風で踊る暴風の中でしたが、ver.19 にて安定
して2軸オートガイドできました。

イオンテイルがかなり伸びて見えます。
だんだん地球に近づいてきているのですね。
赤経を長辺にした構図に変えたほうがよさそうです。

FS-60Q + D810A
ISO1600 露出2分×16枚コンポジット
SWAT-350 + higlasi-3B 2軸オートガイド

-----------
Higlasi-3Bは評価頂いた機能を加え、近日中にver2.00 をリリース致します。

2015年12月2日水曜日

お客様からのお便り

入間市M様からHiglasi2.1( 2 → 2.1 verup品)による撮影
500mm 2分M42


2015年11月30日月曜日

お客様からドリフト法レポート・・・

今朝一番でkameさんからレポート頂きました。ありがとうございます。
http://blogs.yahoo.co.jp/kamewin/13693499.html

2015年11月29日日曜日

Higlasi-2.1C 取扱説明書  更新:20170520


Higlasi2.1C(ES) 取扱説明書

このたびは Higlasi-2.1 をお買い上げ頂きまして誠に有難うございます。
Higlasi-2.1 は星景星野写真用インターバルタイマー機能付き赤道儀で、タイムラプス用回転台としてもご使用頂けます。
ご使用にあたっては下記取扱いの説明及び注意事項をご理解の上、ご使用くださいますようお願い致します。
【注意】この取扱説明書及び商品は一眼カメラと赤道儀をご理解されてる方を対象としております。
【注意】非常に精密なギヤを使用しているため、絶対最大荷重は厳守でお願い致します。
【注意】実用的なレンズは 35mm 換算で 300mm 以下とお考えください。
【注意】記載内容はご連絡する事無く変更します。
変更の詳細はこちらをご参照ください。
http://tatsujijii.blogspot.jp/2014/02/higlasi_27.html

ご注意:Higlasi-2.1Aの取扱は基本的にHiglasi-2Aと同じで最終バージョンは304です。
●● Higlasi の基本動作 ●●
先ずは、3つあるトグルスイッチを全て下に倒し、電源(USB電源5v)を投入ください。
黄 LED がゆっくり点滅し、以下の通り表示します。

STBY Kos
Ton: 60    

この状態が「スタンバイ」で、恒星追尾、インターバルタイマーの時限は60秒です。
VR下の白いボタンをクリックしてください。

Tracking
     Start 

の表示と同時にテーブルが東方向に回転し、数秒後反転し追尾を開始、接続したカメラのシャッターをONします。

TRCK 1 
Ton: 48  

TRCK 右の数値はレリーズ枚数を表示します。
Ton:右の数値はシャッターがOFFするまでの秒数をダウンカウントで表示します。

もう一度、白いボタンをクリックしてください。
カメラのシャッターをOFFしテーブルは初期位置にもどります。

以上がHiglasiの基本動作です。

●● 各部の名称 ●●



* SW1,2,3はトグルスイッチで、以下の説明では例えば SW3-2 と表記し、2はスイッチ3の中央を示します。

●● 赤道儀 ●●
■ スタンバイ時の主な表示と意味 ■

[SW1-1] [SW2-1] [SW3-1]   
STBY Kos    スタンバイ 恒星追尾モード
Ton:  60       タイマー時限 60秒

[SW1-2] [SW2-1] [SW3-1]
STBY  66%   星景追尾モード 恒星追尾速度の66%で追尾します。
Ton:     60 

[SW1-3] [SW2-1] [SW3-1]
Sighting             導入モード 赤緯ユニット接続で緯度の相対角度を表示
E 0h  0m0    経度の相対時角を表示 

[SW1-1] [SW2-2] [SW3-1]
STBY  Kos    スタンバイ 恒星追尾モード
Ton:  120     タイマー時限 120秒

[SW1-1] [SW2-3] [SW3-1]
STBY  Kos    スタンバイ 恒星追尾モード
Ton:***    タイマー時限 ***はVRで 5〜600秒可変

[SW1-1] [SW2-1] [SW3-2]
STBY  Kos    スタンバイ 恒星追尾モード
TRQ:100%     トルク100% パワーオンプリセットで75% 125%に可変



■ 導入モード ■
[SW1-3]  +  右_SW長押  西方向に回転 相対経度を表示   E  **h**m*
[SW1-3]  +  左_SW長押  東方向に回転   相対経度を表示   W **h**m*
赤経表示のリセット
[SW3-1] → [SW3-2] → [SW3-1]
注意:導入モードからは追尾開始はできません。
Higlasi-3Bを赤緯ユニットとした場合、緯度を表示。
+12° 34'   表示例
E12h34m5

■ ON時間可変モード と ON、OFF時間可変モード ■
インターバルタイマーの時限を設定します。

ON時間(Ton)可変モード
STBY Kos 
Ton: ***
[SW2-1]     60秒   出荷時に変更可能   OFF時間は5秒固定
[SW2-2]    240秒 出荷時に変更可能  OFF時間は5秒固定
[SW2-3]  VRにより   5〜600秒  OFF時間は5秒固定

ON、OFF時間(Toff)可変モード 注意:ver210から廃止
Tof: ***
Ton:*** 
ON時間
[SW2-1]     [SW3-1]      60秒   出荷時に変更可能  
[SW2-2]     [SW3-1]    240秒 出荷時に変更可能  
[SW2-3]     [SW3-1]    VRにより   5〜600秒  
OFF時間はVR
[SW2-*] [SW3-3] に切替VRにて可変

・追尾中レリーズオフ 
追尾中、SW3-2 に切替てシャッターをOFFし設定した時限を変更できます。
再開方法  (注意:モードで再開方法が違います。
  ON時間可変モードでは             SW3-2 → SW3-1
  ON,OFF時間可変モードでは    ST_SW クリック


●● 極軸調整 ●●
■ DPPA ■
 [SW1_1] [ST_SW] 長押しで DPPA (Digital Photographic Polar Alignment)モード起動。
DPPA の操作 (DPPA に関してはこちらもご覧ください)
DPPA   44 
E 00h00m0 

表示の44は回転角44degです。
回転角はSW2で設定
[SW2-1]  44deg (出荷時に変更可能)
[SW2-2]   60deg (出荷時に変更可能)
[SW2-3]   180deg (出荷時に変更可能)
DPPA操作
1 極軸調整穴で粗調整します。(携帯端末のアプリで角度と方位調整でもOK)
2 電源投入。
3 高 ISO 値で数秒撮影し、北極星と λUMi の位置関係と真極軸を星座表で確認します。
4 オプションのレリーズケーブルでカメラと本体を接続します。
5 STA_sw 長押で表示は DPPA モードになり、シャッターが ON します。
6 表示とシャッター音を確認後、STA_sw OFF で極軸が回転します。
動作例:シャッター on --> 400 倍速運転 --> 44 度バルブ撮影 -->バルブ撮影 off --> 800 倍速でスタート位置に復帰
7 描かれた星による同心円の中心は当赤道儀の回転軸です、この位置を(P)とします。
  極軸調整は赤道儀の回転軸(P)と日周運動の回転軸(真の極軸)を合わす作業です。
8 カメラのライブビューで北極星を確認できれば、先ず、北極星を 7 の(P)位置へ、
  赤道儀を載せている雲台を調整し、移動します。これで、精度は 0.7deg です。
9 さらに極軸精度を求める場合は 3 で確認した真極軸に(P)位置を移動します。

■ DRIFT ■
[SW1_2] STA_sw 長押しで ドリフト法起動 (北極星が見えない時に有効です)
DRFT 30
0s    
表示の30は恒星追尾時間を示します。
追尾時間はSW2で設定
[SW2-1]  30秒  (出荷時に変更可能)
[SW2-2]   60秒 (出荷時に変更可能)
[SW2-3]   VRにて設定
       [SW1-2][SW2-3]時に表示するTon:*** が追尾時間になります。

ドリフト法の操作
[SW1-2] [ST_SW] 長押しで LED 赤黄が点灯またはドリフトモードに表示が変わった時点
STA-sw OFF でドリフト法が起動します。
1 ギヤのバックラッシュをクリアするため5 deg 後退5 deg 前進。
2 シャッターオン、黄色 LED 高速点滅
3 5秒後恒追尾、LED 消灯
4 SW2 による設定時限後、追尾停止、黄 LED 高速点滅
5 シャッターオフ
6 スタート位置に復帰

■ パワーオン プリセット ■
左_SWと右_SWを同時に押した状態で電源を投入し、トグル_SWの位置で下記機能を切り替えます。

確認:LEDの赤黄が交互に高速点滅

南半球モードは STBY → STBS に変わります。
STBS Kos 
Ton:  60   

トルク切替
STBY Kos 
TRQ: 70%  

太陽
STBYSun 
Ton:  60  


STBY Mon 
Ton:  60  


■ オートガイド ■
仕様 ST4互換
コネクタ 2.5mm ステレオフォンジャック ピンアサイン
  チップ(先):+RA 恒星追尾速度の2倍
 ・リング(中央):-RA 停止
 ・スリーブ:COMMON
ST4ピンアサイン


●● タイムラプス ●●
TimeLaps 
Tint    5   
表示の5はシャッターのインターバル時間で5秒を示します。
インターバル時間は
[SW2-1]     5秒 (出荷時に変更可能)
[SW2-2]    10秒 (出荷時に変更可能)
[SW2-3]  15秒 (出荷時に変更可能)

テーブルの回転速度
[SW3_1] 1.25deg/min  (出荷時に変更可能)
[SW3_3]    2.5deg/min  (出荷時に変更可能)
[SW3_3]  VRにて可変
TimeLaps
SPEED:15


回転方向は[左右_SW]クリック後[ST_SW]クリック

●● 電源仕様 ●●
電圧 5v±5% ( 4.75v ~ 5.25v )
出力電流 1A以上
Higlasi型番 Higlasi-2.1A,C          (消費電力 2w以下)
   Higlasi-2.1AES,CES  (消費電力 1w以下)
動作確認済モバイルバッテリー
・Panasonic QE-QL202 (21.5wh)
・Panasonic QE-QL101 (10wh)
適合電源プラグ EIAJ RC-5320A   区分2 (日本電子機械工業会規格)

*********** ver210 追加機能 *********

・ ミラーアップ設定
・ 電源ONで恒星追尾設定
・ TonToff 表示切替
・ Toff 時限設定

これら4項目を同時に設定切替します。
(注意:再設定時は必ず4項目の設定を行ってください)

○ 方法
[SW1_1][SW2_1][SW3_1] に切替 [VR]を左いっぱいに回す
[左_SW][ST_SW] 押した状態で電源を投入します。
--- ---
ton   of 5
この表示が現れます。
[SW1_2][SW2_2][SW3_2] に切り替えると
mup nsp
Exp  of5
と表示が切り替わります。
[SW1_2]  mup : ミラーアップ
[SW2_2]  nsp : 電源ONで恒星追尾
[SW3_2]  Exp : 表示の切替
設定になります。
[VR]を回転するとof5の数値が変わります。
これがToff (Int) 時間になります。
可変範囲は 5~35秒
[右_SW] クリックで設定は完了し、スタンバイモードに移ります。
例えば
mup nsp
Exp  of15
この状態で設定を完了すれば、スタンバイモードの表示は
STBY  66%
TRQ:100%
となり、66%時のモーター駆動音が聞こえます。

[SW1_1][SW2_1][SW3_1] に切替
STBY K/M
Exp:  60 
追尾モータ音は恒星追尾速度になります。
K/M はミラーアップ設定で恒星追尾速度を表します。

注意:上記Toff時間設定により、これまで搭載しておりました、Ton Toff 設定モードは廃止します。
注意:ミラーアップからシャッターが切れるまでの時間は5秒固定で、出荷時変更可能です。


*********** ver211 追加機能 *********

撮影枚数設定
VRを左いっぱい
[SW1_1][SW2_1][SW3_3] に切替
Tof: 5
count:0
VRで枚数を設定できます。
撮影枚数は0~75(5枚単位)
設定枚数撮影後はスタンバイに移行します。
撮影枚数0設定は連続運転。







詳細はお問い合わせください。
bzk00100@nifty.com





















2015年11月18日水曜日

Higlasi-2.1 次のバージョンでは   追記

Higlasi-2.1C* の次期バージョンでは3Bを赤緯ユニットとして、こんな事を考えております。
3Bも表示ユニット接続により、同等の機能を持ってます。
導入は格段に楽になるハズです。。


せっかくの表示機能、早くこの機能を入れたかったのですが、プログラムが入るエリアが無く、Higlasi発売以来のシステム大改造で実現しました。
重複する機能として、定尺移動を廃止。
sw2-1,sw2-2 の時限プリセット機能を廃止。

大改造には新たなバグが付き物、既にリリースは可能なのですが、12月上旬までチェックしようと考えてます。

Higlasi-2B,-2C,-2BES,-2CES,-2.1C,-2.1CES が対象機種です。
Higlasi-2Aはプリント基板を交換する事で可能です。

追記
何日か前、全ての動作を確認し、自分なりにOKを出したのですが・・・・
また、悪い癖が・・・
まだ書けないのですが、もっと面白い事ができそうで・・・
ハード部品も含め、再検討してます。

20151126  意外と早くこんな事ができそうです。。。
取説書いてくれんかな~とカミさんに頼めども・・・(苦笑


Higlasi-2.1のお客様から

千葉県のKさまより
素人さんのファーストトライ・・・信じられません(笑
もう何回も撮りに行ってますが、このレベルの絵は撮れた事はありません。
それで悔しくて、オートガイドに走ってるのですが・・・・(苦笑

----

昨夜本格的なファーストライトを決行しました。そのご報告と同時にドリフト法実施時
の挙動につきましてもご連絡させていただきます。
ど素人ながら御社のhiglasi-2.1によって添付写真のような素敵なM42写真をゲットする
ことができました。
(EOS kiss X2天文改 Higlasi2.1CES SIGMA70-300APO DG f/6.0 ISO-1600 1分露出×4
0枚 DSSコンポジット(40分露出) 300mm RawTherapeeによるトーンカーブ、レベル調 
整他 トリミングあり)

これに先立ち、ドリフト法による極軸調整を実施しました。当方の昨夜の撮影場所が南
東向きの自宅ベランダで北極星が見えない環境でしたので、ドリフト法のみによる追い
込みとなります。Web上でのユーザーブログ情報を参考にしました。
1)androidアプリなどを手段としてある程度の北をとる。雲台の水平もとってhiglasi
を設置する。
2)南東の星を対象にドリフト30秒実施 → ガイドしているときの星像もそのまま横
に長い形状となり、やや混乱。ガイドしていないのと同じ光跡。
3)一度電源をhiglasiから外し、再度南東の星を対象にドリフト30秒実施 → ガイ
ドしているときの星像、やや斜めではあるも、2)のときとは違い、ガイドしている様
子は見られる。
4)雲台調整を繰り返し、ほぼ正常なー〇ーとなる。
5)次に北東の星を対象にドリフト30秒実施 → すこしずれているので、また雲台調
整を繰り返す。
6)以下、4-5)を数回繰り返す中で、追い込み完了
こんな挙動でした。


2015年11月16日月曜日

近況 不具合報告+

① ■Higlasi-2.1
ver 100  追尾中レリーズOFF機能に不具合があります。
症状:
sw2-3 で時限を決定し追尾スタート
sw2-3 sw3-2 で追尾中レリーズOFF状態になります。
通常ここでVRにより時限を変えsw3-1 で追尾再開になるのですが、再開しない不具合です。
sw2-2 sw2-1 の状態では問題ありません。

バグフィックスは少し時間をください。
現在ver110 を制作中です。
このバージョンでは導入機能を充実させる予定です。現在完成度は90%くらいです。
詳細は後日このブログでご報告致します。

② お客様から中華製USB電源のオートシャットオフが数秒ではたらく云々のご連絡を2件、頂いております。
1件は電源の問題だった様子で、他方はブツを送付頂いております。

③ Higlasi-3B赤緯モードの完成度は随分上がりました。
お客様に評価と指示を頂き、改善する内容です。バージョンは16を数え、後1-2回で完成のレベルです。赤経は他社様製品ですが、今朝方、お客様より以下のご報告を頂きました。


NGC253 & NGC288、
f=600mm F10 ISO200 にて、露出20分1枚、16分で7枚、8.4分1枚をコンポジット
ガイドソフトは PHD2 。
①の問題点
追尾中レリーズOFF機能はVRによる時限変更時、AD変換値が駆動モーターの影響を受けるためめ、チラつきが起き、それをソフトの変更だけでは現時点改善できません。
VRによる時限変更時にモーターを止める事でチラつきを止める事は可能なのですが、それではNGのお客様もいらっしゃいます。
ここは操作性も含め、もう少し考えさせてください。。

■ちょっと追記
ソフト変更で液晶表示を改善(少しは見やすくなった程度)できる目処が付きました。。




















2015年11月11日水曜日

Higlasiの表示

お客様にご協力を頂き、Higlasi-3B DECモードの充実を進めています。
今回、導入時に便利な回転角を ±deg.min で表示できるようになりました。
当然DECだけでは面白くないので、Higlasi2*についても ±h.m 表示できるようにコードを触っております。

年内にはそれっぽいブツはできると思うのですが、1点、問題があります。
実はHiglasi-2*のROMが足りません。
CPUを変えれば、問題は無いのですが、それではソフトのバージョンアップだけでは対応できません。
そこで、バージョンアップ時はVRでカバーできる時限のプリセット機能を無くす方向で進めたいと考えております。

その前に Higlasi-2.1 を作らなくてはなりません(苦笑

2015年10月26日月曜日

昨日現在の限界?

毎夜トライはしているのですが・・・
Higlasi-2.1 + 赤緯ユニット(タンジェントアーム式評価版) 現状は以下の通りです。
MxDECを80とし、ファームウエアはPHDからの1発の信号でDECを最小回転角動くように制御します。(制御量が足らない場合、数発の信号が必要)
前回と比較し多少は良いのですが、もう一つ二つ気に入りません。
赤緯ユニットは面白いのですが、売り物に昇格させるためにはもう少し(いっぱい?)検討が必要です。
まぁ、安定に±1秒角に入れたいですね。。。

2015年10月25日日曜日

Higlasi-2.1CES 更新:20171124



リンク Higlasi-2.1CES取説

-------------

ご注意:Higlasi-2.1Aの操作はHiglasi-2Aと同じで最終バージョンは304です。
http://ndl2000.sakura.ne.jp/higlasi/higlasi_2B_01.pdf

ご注意:非ES品の製造は終了致しました

■ Higlasi-2 からの変更点
・ウォームホイールを固定するベアリング径を10mmから25mm
・雲台ベース脱着
・ドリフト法の時限をVRで可変(最大10分)
・オートガイド信号(RA,DEC)から東西早送可能
・導入機能 経度表示 (E**h**m W**h**m)
・赤緯ユニットの緯度表示 ( ± ** ° ** ” )
・市販のパノラマ雲台等を直接取り付け可能
・時限のプリセット廃止
  バージョンアップのお客様で問題がある場合はご連絡ください。
・定尺移動廃止、導入機能を設けました。

■ Higlasi-2.1CES でできる事
・恒星追尾
・星景追尾
・月、太陽追尾
・北半球、南半球 切替
・インターバルタイマー
・タイムラプス
・DPPA(極軸調整)
・DRIFT(極軸調整)
・トルク切替
・オートガイド(1軸用ST4互換コネクタ)
・東西早送(導入モード)

■ 主な仕様
・形式:星野写真撮影用小型赤道儀
・重量:約 1200 g
・大きさ:79*149*71(除:突起物)
・最小ステップ角:1.227 秒角
・ピリオディックモーションエラー値:±10 秒角以下(弊社測定器の値)
注意:実写で保証する値ではありません
・バックラッシュの最大値:360 秒角以下
・ピリオディックモーション周期:24 分
・駆動:マイコン制御による 0.9deg ハイブリット型ステッピングモーター
・駆動速度制御:恒星速度の 0 倍~800 倍速
・東西早送 SW:有
・早送微動:100 倍速
・早送高速:600 倍速
・DPPA(カーチスデジカメ法):600 倍速 44deg (44deg,60deg,180deg)
・極軸調整視界:約 6 度の極軸調整穴、 カーチスデジカメ法 、ドリフト法
・ドリフト法:5秒停止、時限追尾、5秒停止  時限:30 秒、1分、VRにより最大10分
・恒星追尾モード(キングスレート):12.252 pps
・月追尾モード:恒星追尾モードの 96.35%(平均速度)
・太陽追尾モード:恒星追尾モードの 99.727%
・星景撮影モード:恒星追尾モードの 66%
・北半球モード、南半球モード
・トルク切替:100%、70% 、130%
・極軸トルク:100% (参考値) 極軸から 10cm 位置で 4kg 以上
・極軸シャフト径:18mm
・ベアリング数:4 (Φ25mm、φ10mm、Φ8mm:2)
・ウォームホイール直径: 48mm 60 歯 真鍮製
・電源電圧:5v±5%
・消費電力 (トルク 100%時 標準):2w 以下 (スタンバイ時 0.1w 以下)
・消費電力 (トルク 100%時 ES版):1w 以下 (スタンバイ時 0.1w 以下)
・最大荷重:3.5 kg (回転中心から 10cm 位置)
・タイマー時限:2 種 VR で任意 5 秒~600 秒(2 種 は出荷時に変更可能です)
ver210より
・ミラーアップ対応
・シャッターのOFF時間設定 5〜35秒
・電源オンで恒星追尾設定
ver220a より
・撮影枚数設定可能 (仮設置)
ver232
・追尾中レリーズOFFで継続中の撮影枚数を初期化しない
・表示等のバグ修正

2015年10月22日木曜日

赤緯ユニット テスト

HuqDogさんのご指摘通り、RAの最適値を探し、昨日の時点で最も安定してる所で撮影してみました。
撮影時間は10分ですが、どうも撮影時間に関係なく流れてるような感じです。
流れに見えるのは光学的な問題かも知れません(未確認)。
相変わらず、DECの制御信号は最小値ではありません。
昨日はシンクロスコープで制御信号を確認し、制御方法(信号の組成)を確認しました。
Higlasi側のファームウエアはたぶん、最適な方法でDECを動かしていると思います。
設計上DECの最小回転角はRAの1/10くらいで、両者は近い方が良いのかも知れません。
DECのキャリブは60ステップを超え、時間がかかってしかたありません(苦笑

PHDの吐き出すデータ(DEC or RA RawDistance ☓ 3.8(センサのピクセル間))
DEC Y軸:秒角 X軸:分
RA Y軸:秒角 X軸:分