2011年12月9日金曜日

駆動時間

懸案の一つ、駆動時間について、ファーストロット最終回路でテスト。
トルク切替の初期値75% 0.32kgm (10cm位置で3.2kg実測値)での電池駆動時間を測定した。

電池:数十回充放電したエネループ8本
フル充電すれば何とか一晩、7時間強の駆動はできそうです。。
トルク切替100%のテストは明日以降の予定。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今度は電池のテストですね。一晩中もつので全く問題なしです!
何事にも確実なスペックを公表される竜爺さんの態度に敬意を表します。
ハイブリッドモーターの駆動ですから、電圧を低くできないのは仕方ないですね。

私の方は超小型ポタ赤「雲台赤道儀・PanHead EQ」として今月半ばにデビューさせます。オルゴール赤道儀・MusicBox EQの兄貴分です。
エージングを長時間やるので、Pモーションは個体差を加味しても±12~±14″角を保証できそうです。
135mm望遠を長時間。3分くらいの露出なら300mmが追尾できる精度です(三脚などのたわみを無視した場合ですが)。
そこそこ上等な赤道儀の実際のPモーションに近い精度を確保できたというわけです。

電源は単三6本の9Vにします。1.2Vの電池でも動くようにです。14時間くらいはもつでしょう。
最近はUSB用の昇圧型DC-DCコンバータが1000円以下で手に入る(たぶんポラリエはこの類です)ので、単三2本の3V電源も検討したのですが、寒い夜だと2時間ちょっとしか持たないのでボツ。外部電源もUSBの5Vだと便利なような不便なような? ユーザーさんのご希望があれば3V~5V(USB)電源にしますが。
電池は外部にして冷えないようにして使うことが必須ですからねぇ。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

それはおめでとうございます。
ホットされている事でしょう(羨ましい)
どこかで、PanHead EQを拝見いたします。

例のエージングで、higrasi のPモーションも1ランクあがった感が強く、例の測定器で見る限り、Pモーションの周期性は確認できないレベルです。
もう少し、ノイズ成分を下げる事ができれば、見えてくるかもしれませんが・・・さりとて±20以下と謳うのも・・・・って感じです。

三脚のたわみで、極軸が・・・ってボクも考えて、いたのですが、極軸と平行にたわむ限り、極軸はずれませんよね?
なんか、このあたりに、ヒントがあるような気がしています・・。

higurasi のリリースは2月末ごろになりそうです。。。

匿名 さんのコメント...

例のエージングはイイですよね。ていうか、そういう作業をやってはじめて赤道儀用の精密ギヤと言えるわけで、やらない方がオカシイのですよ。
極軸のウオーム&ギヤの要求精度は想像を絶します。
通常使われるφ70mmのウオームホイールの場合は半径35mmですから、±1/100mmのブレがちょうど35mm広角レンズの許容範囲なのですから、厳し過ぎるほどの要求精度です。

望遠レンズを追尾できるメーカーさんの赤道儀(良い製品の場合)は「まるで魔法」の高精度です。現在は、そういうメーカーさんしか残っていません。
赤経と赤緯で仕組みを変えたり、不合格になったギヤを赤緯に使ったり、ノウハウの塊です。
赤緯軸が極軸の構造と似ているとか、経緯台の部品が極軸と似ているので、ポタ赤に流用する人がいますが、当然ながら残念な結果に終わっています。
ギヤメーカーが「高精度」とうたっているギヤでも桁違いに悪い精度です。H製作所と言うところが、精密基板焼き付け用にも使われる組立済みの精密なウオーム&ギヤを供給していますが、極軸に使うと±100~200″角もの大きなPモーションが出ます。

「星野写真撮影機」として、ちゃんとしたポタ赤を供給しないと、ポタ赤は「お手軽撮影用」「失敗してもユーザーの責任」なんて言われ続けます。
よく「追尾成功率○%」なんて言われますが、そんなのじゃダメですよ。

天体は無限遠ですから赤道儀が平行にブレても影響はゼロですが、角度のブレは見た目以上に影響します。
赤道儀本体がガッチリしていても、たわみやブレの元凶(三脚の上部や雲台など)とカメラの位置が離れるほど影響を受けます。
そのため、弱い三脚が使われることの多いオルゴール赤道儀・MusicBox EQⅡは、カメラの取付部を最下部にしています。普通のポタ赤とは逆様のレイアウトに見えますが、雲台赤道儀・PanHead EQも同じ逆様レイアウトにしました。