2012年5月11日金曜日

お客様からの問い合わせ (ポタ赤でパンコントロール)


Higlasi-1A  とパンコントロール について、東京のN様からお問い合わせがありました。

>Q1 太陽に追尾できますでしょうか?
>   昼間の軸調整はどのようにやるのでしょうか?

** 回答
太陽追尾モードとして恒星追尾速度の99.727%で追尾します。
昼間の極軸調整について
higlasi-1Aは35度で傾斜してますから、雲台を水準器で水平を合わせれば、迎角はOKです。
方位は磁石で十分だと考えます。
また、グーグルマップ等で観測値から真北に見える建物等で合わせる事もできると思います。


>Q2 ビデオのパンコントロールに使えるのではと思います。 
>      時限タイマーのタイマー設定をお願いすると星の追尾はできなくなるのでしょうか?

** 回答
星追尾とは独立したスイッチにパン速度を設定できますので、星追尾ができなくなる事はありません。
添付はご購入頂いたお客様用に作成した取説です。


文中、6.モード切替2(追尾モードの切替)の赤色部分(時限_sw 4,5,6,7)が、お客様で設定可能な部分です。(無償)
恒星速度の50000%とは500倍速の事で、雲台は172.8秒で360度回転します。
同様に10000%は864秒
1000%は8640秒です。


>標準品の最高速度は360度回転で何分でしょうか?
標準品ではレリーズコントロールができる高速モードが無いので、時限_sw 4,5,6,7 で速度をご指定ください。
同様にインターバルタイマーの時限もご指定いただければ、変更可能です。

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微速度撮影、シャッターの寿命を気にしなければ、面白いですね。
調べていると、色々な名称が出てきます・・・。
・Time Lapse
・モーションコントロール・・・
・・・
天候の悪い中、標準時限と適性な回転速度を求めて撮影しています。日周運動を撮るためには明るい広角が欲しくなりますね。。
Higlasi-1A では上記の通り、お客様の希望される、インターバル時限と回転速度を無償でイージーオーダーで対応致します。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私は名乗るほどの者ではありませんが、ハンドルネームっていうのですか? そういうのを付けた方が良いですかね?

私はHigulasiがガチだともライバルだとも思っていませんよ。
ポータブル赤道儀が普及しかかっているのに、精度の悪いお気軽機材とかサブ機材なんて言われたり、値段が高いだけで機能のない回転台座が売られたりしているので、頑張って良いポタ赤を作る必要があると思っているのです。
竜爺さんはライバルでなくて同士ですね!

そんなわけで、竜爺さんには(ブログを見ている人もどなたでも)、Pモーション測定器やカーチスデジカメ法の情報を全部公開しているわけです。
普通なら秘中の秘の発明ですよ(笑)
既成概念で固まった天文ファンには理解できそうにないことを、竜爺さんはすぐに理解してくれるので嬉しいです。

タイムラプスについては、ポタ赤に機能を追加するのも良いですが、広角しか使わないし、回転精度は赤道儀の何十倍も悪くて良いので、うんと安価なパン専用機の方が良いかもしれません。
ギヤードモーターの上に、そのままカメラを載せちゃうとか、ウオームギヤを使うなら100円くらいのジャンクのDCモーターにPWMで回すとか、そういうのでも充分なはずです。
シンクロナスモーターにインバータの手もありますね。
竜爺さんなら、あっという間に作れるのではありませんか?

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

>ハンドルネームっていうのですか?
いえいえ、そういう事ではなくて、ホントはもう少しご近所でしたら、ブログのような仮想空間では無く、美味しいモノでも食べながら、お話したいな~なんて思った次第です。

>普通なら秘中の秘の発明ですよ・・
ご馳走になりました。。

>あっという間に作れるの・・・
でっちあげる事は簡単ですが、人様からお金を頂けるような製品に仕上げる事は難しいですね。今、微速度撮影の設定条件を求め、いろいろやっているのですが・・・・何をやっても、それっぽいモノにするとなると、難しいですね。

匿名 さんのコメント...

来月初旬にクルマで兵庫~広島へ行く用事があるので、機会があればお会いしましょうかね?

赤道儀の上にカメラを載せて星野写真を撮る方法をアメリカではPiggyback(豚の背中)と言います。
自嘲気味な言葉は「間に合わせの方法」と言うことだと思います。
ポータブル赤道儀…ていうか星野写真専用のちゃんとした赤道儀があれば豚の背中に乗せる必要はなく、ポータブル赤道儀が本来の姿だと、私は確信しています。
「豚の背中」というひとつの便法が大流行してしまったわけですね。

ポタ赤は自作から始まったため、それを参考にした製品は自作と同じだったり、機能がずいぶん不十分と思います。
竜爺さんを同士として、ポタ赤の発展に寄与できたらと思います。

ビクセンさんから下記のアクセサリーが出ました。

http://www.vixen.co.jp/info_new.htm

出て当然の製品ですね。もっとも傾斜計は分度器をぶら下げちゃった方が高精度ですが。
技術の高いビクセンさんのポラリエには期待しています。モーターの機能も増やして欲しいし、タイムラプスとか、廉価品であってもPモーションを測定して保証するとか、発展していって欲しいと思います。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

良いですね~ぜひぜひ時間が許せば、お立ち寄りください。
当地は六古窯の一つです。知り合いの窯元さんもおりますから、ご興味があればご紹介しますよ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B9%E6%B3%A2%E7%AB%8B%E6%9D%AD%E7%84%BC