2013年1月8日火曜日

ひとりごと・・・


Higlasi-2Aの操作性とデバッグを兼ね、星が見えたなら、毎夜毎夜、フィールドテストをやってます。
238s×4枚 f/4.5 ISO500 185mm  60D
測定器と恒星から得られるピリオディックモーションエラー値はHiglasi-1Aより明確に良いのですが、デジカメが吐き出す絵にはこの数値(仕様値)から得られるイメージ程の差は無いかも知れません。
(こんな事を作り手が書いてはだめですよね・・・)
評価しているHiglasi-2A量産1号機のPモーションエラー値は測定器、恒星による実測定でも±10秒角程度、周期は24分です。3年前のジャンクを組み合わせたブツと比較すれば、スゴイ進歩ですが・・・。
Pモーションエラーの挙動をサイン波と仮定し、追尾(撮影)時間を6分で考えると、エラーの最悪条件(-45degから+45deg) では14秒角のエラーを生じる事になりAPSサイズ1800万画素+200mmで撮影した場合、4ピクセル流れる事になります。
同じ計算をHiglasi-1A(1B)で考えると、5から6ピクセル程度流れますから、上記の感覚はそれほど外れては無いかもしれません。
もし、Higlasi-1Aを購入され、2Aを検討されてるお客様がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
今直ぐは無理ですが、実機サンプルをご用意する予定です。。

それでも、重い機材を取り付ける場合の安心感や操作性は間違いなく改善を実感できますので・・・念の為(汗

先日、自分の持っている機材の最高倍率で木星を・・・・

その機材が・・・
500mmに2倍のテレコン、まあ、星野写真には使い物にはなりませんが、ちょっとした望遠鏡感覚で、中学校で習ったガリレオ衛星を・・・・

・・・で、極軸補正用のレーザーポインターですが、デルリンでアダプターを作ってみました。いい感じなのですが、肝心のポインターが氷点下の外気では使えずで・・・。Higlasi-2Aのリリースまでには間に合いそうにありません。


コメントを頂いた匿名さんから、もっと長時間の露出依頼?があったので、先程撮ってみました。 6枚で約1時間撮って見ました。やはり、少し流れたり、止まったり、多めに流れたりを繰り返しています・・・。
6枚中2枚が下の写真程度には写りました。(Higlasi-2A No.001)
クリックで等倍拡大








11 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

1Aと比較すると、露出時間を1.5倍に伸ばせると言うことですよね?
いつも4分のようですが、もっと露出かけてみたら、いつもと違う絵になりますよ。
1Aは持ってませんが、2Aにはその辺期待しています。どこまで追尾できるのか?

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

ほとんど計算遊びに近い話ですが・・・
2Aの最悪条件(-45degから+45deg) で14秒角のエラーを生じる計算をHiglasi-1A(B)に当てはめると
1Aの周期36分より、追尾時間6分はエラー周期の±30degに相当するため、Pモーションエラーの50%を喰う事になります。
Pモーションエラーの仕様値は±25秒角ですから25秒角、まあ、欲目の20秒角として、匿名さんの言われる通り、1.4~1.8倍くらいは追尾(露出)できる事にはなりそうです。
これはあくまでも机上の計算で、実際に撮影していると、10分でも、全く流れない星野写真が撮れる事もありますし、1分でも、あれっ?て思うくらい流れる事もあります。
正直、正確には分からない部分が多くあります。

匿名 さんのコメント...

記事にもありましたが、安定しているって大事だと思います。撮影ミスが減れば一晩で撮影できる対象も増えますし。また、操作性が向上しているというのも良いことだと思います。

変化がそれほど感じられないのは、1Aの完成度(追尾に対しては)が高かったということなんでしょう。
開発者(or 1Aのユーザー)からすると結果が同じって悶々とするところあるのかもしれませんが。

私はCD-1を使っていますが、DPPA、35度の傾斜、軽いなどから買い替えをしようと思っています。
出来上がりはそんなに変わらないかもしれませんね。

極軸設置の時間短縮や精度を考えればとても魅力なんですが、買い替えは踏みとどまったほうが良いですか?(笑)

竜爺 さんのコメント...

匿名さん、おはようございます。ありがとうございます。

ブログやHPでも書いてきたのですが、僕はこの業界の事をあまり知りません。それを評価くださるDPPAの匿名さんもいらっしゃいます。その匿名さんのお話では、どうも、ポタ赤という製品は当たり外れがあるらしいって事でした。主な原因はPモーションの検査をやってないらしいって事で、僕がこれまでいた業界ではありえない話でした。それで、僕は、発売するにあたり、Pモーションの測定器を作ることから始めたのですが、予算の関係で完璧なブツではありません。ですから、僕がいた業界の精度では表現できてないかも知れません。
実恒星との比較テストを重ね、それほど外れてるとは思いませんが、可能な限り情報は配信しております。
(1Aをご購入くださったお客様で、仕様よりPモーションが十分大きい方はご連絡ください)
残念ながら、僕はCDー1の性能を知りません、所有者ブログを見る限りでは、悪い評価は無いように思います。仕様上での差は高速DPPA、微動sw、インターバルタイマー機能が無いくらいでしょうか・・・。
>買い替えは踏みとどまったほうが良いですか?
お安い買い物では無いので・・・。Higlasiをご購入いただき、がっかりされるほうが、僕は辛いです。。

竜爺 さんのコメント...

4年程前、CD-1を買うか、作るかでずいぶん悩みました。
買ってたら、100% Higlasi は無かったわけで・・・・(笑

匿名 さんのコメント...

>買ってたら、100% Higlasi は無かったわけで・・・・(笑
CD-1持っててもHiglasiほしいって思ってるんですが(苦笑)
CD-1は小型望遠鏡での眼視や広角レンズでの撮影に使いたいと思っています。

携帯やPCなんかもできることってほぼ同じですけど、買い換えたり追加したり、目的別に持ってみたりするじゃないですか。それと同じですね。

当時竜爺様がCD-1を選んでいたら、CD-1用のコントローラが出来上がっていたかもしれませんね。
DPPA、インターバルタイマー内蔵のコントローラ・モーターセット。

竜爺 さんのコメント...

ありがとうございます。。

星くり さんのコメント...

竜爺さん、はじめまして。(年末にメール差し上げましたが)

最近になってHiglasiの存在を知り、ブログを初めから読み返し、モノ作りに対する姿勢と熱意に共感しています。

タイミングよく?バージョンアップするHiglasiの購入を考えていますが機種選択で迷います。総合的には機材としての性能向上が図られた2Aかと思いますが、1Bの操作性も改善されているでしょうし、広角〜中望遠くらいまでなら十分にも感じます。そうなると持ち運びを考えて重量差300gは大きいのかな?と。でも、現実には車以外で星見に行くことはないかなぁ?!とすると、前の方がおっしゃっているように安定性は大切なので2Aかなぁ・・・(^_^ゞ

竜爺 さんのコメント...

星くりさん、ありがとうございます。

たった今、最終品の重量を測って見ました。
50g増えて1200gでした(汗
ですから、重量差は400gです(すみません)
2台を持ち比べて、そんなに重くなった感じでも無いのですが・・・。

星くり さんのコメント...

1200gですかぁ・・・もう少しだけ悩んでから最終注文いたします。(~_~;

竜爺 さんのコメント...

星くりさん、おはようございます。

すみません。お安いお買い物では無いので、ゆっくり検討してください。
1200gは重くて、山使用が多いために躊躇されているお客様もいらっしゃいます。
今年の目標として、超小型品を作りたいと考えております。
ただ、小さいだけでしたら、おもしろくないので、どこかでも書きましたが、1クリックで1h、または10min移動できるような定尺移動機能をもち、Higlasi-2Aとドッキングする事で赤緯ユニットになるような、イメージです。