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3月, 2015の投稿を表示しています

クレーム 3/26追記

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今朝、一番でお客様から・・・ --- 本日早朝撮影時に、Higlasiのネジ穴にネジを差し込んだところ、空回りしました。 ネジ穴を見てみると、ネジ山が削ぎ落ちて、殆ど無くなっている状態でした。 ちょっとがっかりしています。 --- ・・・のメールを頂きました。 お客様からの「がっかり」報告は正直辛いです。。 同じ内容はこれまで2台、今回をあわせ発生率は1.5%弱です。小さく無い値です。 使用されているネジも送付していただき、原因をチェックし、ご報告致します。。 3/26 追記 このような状況でした。 対策: インサートネジ(リコイル・スプリュー)で補修致します。 次回出荷分より全数対策とします。

ポタ赤に思う事・・・・

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墓参りで帰省中、あまりに暇なもので、明るいうちから、ちびちび、うだうだと由無し言・・・。 6年前、ポタ赤が欲し〜いって思った頃、市場には僕にとって魅力的な製品は無く、まぁそれがきっかけでHiglasiを作る事になったのですが、ここのところの充実ぶりにいろんな意味、、驚いています。 そんなん作って投資額を回収できるの??・・・スゲ〜。 GPS??・・・マジ。 ポタ赤のポタはなんなん??・・・。 その昔、重量30kgのポタ赤があったとか(笑(これは余談) 数値精度を求める事は決して嫌いでは無いのですが、技術屋の自己満足になってはだめだと言い聞かせ・・・・汗汗。 本体はアルミの削り出しで剛性はピカイチなんやけど、多くの方が使用する一般的なカメラ用三脚のふにゃふにゃぶりでは、やはりなんのこっちゃやな〜。 仕様としてピリオディックモーションエラー±5秒角以下か〜そんなん作るって楽しいやろな〜、でも、その性能を発揮する為には現場で極軸精度をどこまで追い込まな〜あかんねやろ?・・・ふにゃふにゃ三脚と簡易な極軸望遠鏡ではどうなんやろ?。 こんな文言が頭の中でぐるぐるしてます・・・(苦笑 当初、Higlasiは40歯のウォームギヤでスタートしました。 トレンドは歯数を増やし、 ホイール径を大きくする事で、ウォームギヤの加工エラーを軽減し精度を求めているようすですが、、僕は歯数を減らす方法で軽量化と小型化、撮影時の高精度化を追求する事も面白いかもしれないって思いがあります。 http://ndl2000.sakura.ne.jp/sekidougi/_8thprototype_00.htm 根拠は40歯の優位性をご覧いただきたいのですが、この頃は手探りで、何をどうやったら良いのかの判断も怪しく、製造技術も今から思えば◯×〒▲でした(ごめんなさい。 間違っていたら、ご指摘をいただきたいのですが、最近の傾向は短い時間で多数枚撮って、パソコンで重ね、SN比を大きくし絵作りしている様に思います。 それって、ピリオディックモーション周期の長い(36分)40歯には大変有利で、ピリオディックモーションエラーが±20秒角、周期がサイン 波を描くとするなら、机上の計算ではありますが1分の撮影で同エラーは±5秒角以内を謳えてしまいます。 これって、最高精度を謳ってい...

Higlasi-3A で東西早送りはできない?

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Higlasi-3A で東西の早送りはできない? こんなお問い合わせを頂きました。 仕様では謳ってませんが、、実はできます。 こんなスイッチをオートガイド端子に接続すれば、Higlasi-2* と同等東西スイッチになり微動+早送りが可能になります。 ・・・で、お客様からリクエスト 手作り感満載のこんなスイッチボードを作りました(苦笑 登山用とお聞きしたので、ケーブルは短くしました。 1mくらいまでは可能です。

お客様だより・・・

なかなかご紹介できないのですが、たびたび、嬉しいお便りを頂きます。 ハードルが上がりすぎて、Higlasiが届いてからガッカリされるのでは無いかと、、、心配になります。 ------- 兵庫県K様より ところで今回の購入を決定するにあたり、正直なところ今月27日に販売予定のスカイメモSとHiglasiと、どちらにするかかなり迷いました。(^^; しかし精度の安定感と耐久性の信頼感、それから日本の、さらに県内の企業を応援したい気持ちもあり、この度の購入を決意しました。 以下、大変僭越ではありますが是非Higlasi普及の一助になればと、購入するにあたって私が悩んだポイントを踏まえ、幾つかの意見と要望をさせていただ きたいと思います。 私は最近沢山あるポタ赤の中でも、比較的コスパが良く、時には望遠レンズでの撮影も可能なポタ赤が欲しいと思ったため、(概して多くのポタ赤購入検討者も、同じようなニーズではないかと思います。) 最終的にスカイメモSとどちらにしようか悩みました。(どちらもオートガイドが出来るのは強みだと思います。)実際スカイメモSは浅野様のブログでも取り上げておられましたし、海外での実績も豊 富です。さらに今月の天ガにも詳細なレビューが出ており、かなり迷いました。(^^; またスカイメモSはヨドバシカメラならフルセットで実質6万2千円程度で購入可能なようで、価格もHiglasi-2もCESなら税込み54,000円+微動雲台が10,000円前後のため、ほぼ同一 の印象でした。ただ大手の販売する商品なら、他の天体用のアイテムを作成・販売するメーカーからも、後続のオプション等が開発される可能性も考えてしまいました。(^^; ただしスカイメモSの場合、重量制限は5kgとなっていますが、ウエイト等で1.5kg前後は消費すると思うので、実質の運用重量はほぼ同一ではないかと考えました。 ただスカイメモSはオプションで1kgのウエイトが販売されている事から、おそらく望遠での撮影にはバランス取りが必要と思われます。 しかしウエイトを持ち運ぶとなると、ポタ赤の最大の利点とも言える機動性が犠牲になると思いました。 その点御社のHiglasi-2なら、ウエイト無しで3.5kgの機材で運用出来るのは、素晴らしい強みではないかと思うのです。 県内の企...

プレート雲台座

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プレート雲台座をご用命頂いたお客様から、 「写真のスパナが付いてない」 のクレームを頂きます。 実際使ってみて、雲台脱着の勝手も良く、大変重宝してるのですが、経験上、こんなメカ絡みの便利機能はたいがい特許がからんでいて、使えない事が多いように思います。 どなたか詳しい方いらっしゃいませんか??

ピリオディックモーション測定治具 ver.2

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もう少し精度の良い表題治具を作ろうと、相変わらず、バタバタしております。 目的は積極的にPEC(ピリオディックモーションエラーコントロール?)をやりたいな~~って事で、そのためにはエラーをもっと正確に測定したい・・・・ で、ver2の全景です(苦笑 ver1の欠点はSNが悪く、原因の多くはモーターの振動でした(たぶんです)。 そこで、被測定Higlasiを駆動するモーターを別途設け、サンプル数を増やすため、エンコーダーとのギヤ比を増し、360degのサンプル数を2880としました。 制御側はHiglasiの基板を改造し、CPUを変更し、クロックを48MHzとし、処理コードも変えてみました。 被検査Higlasiは3Aです。 テスト結果 Y軸はピリオディックモーションの相対値で1目盛は1.841秒角を表します。 振幅は15くらいですから、15☓1.841 = 28秒角 (注意:実写性能と必ずしも一致しません) Higlasi-3A の検査基準は50秒角ですから、問題は無いレベルです。 周期的に40を示す線はウォームギヤの周期を示します。 この検査治具の再現性 を調べる為、まったく同じギヤ位置を再度検査します。 分かりにくいので重ねてみます。 両者の差をグラフにすると こんな具合で概ね±2ってところです つまり、Higlasi-3A に対しては±3.7秒角の測定誤差はありますが、±25秒角の検査用治具としては問題無いレベルです・・・・が 目的、積極的なPECに関して 当初、ウォームギヤの一周期(ピリオディックモーションの一周期)に対して、メカ的な操作でなんとかなると思ってたのですが、この結果を見る限り、少し?かなり?無理があるように思います。 やはり、全周のデータを取り、データ毎にモーターを可変するような制御が必要なのかもしれません。。 それとも・・・・(笑

ひとりごと・・・

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Higlasi-3の工作が忙しく、なかなか更新ができません・・・(いいわけ(苦笑 ネットや雑誌を観てると・・・・ この種の基板が、ん千円で入手でき、嘗ては、ん千万円もしていた開発環境はほぼゼロ円で実現できる・・・・なんてこった、、の世界です。 これからのHiglasiも、この世界に対応しない手は無いな~~と感じております。 制御基板や開発環境の進化はこれからも続くでしょうから、機器を提供する側は100年使えるしっかりしたメカを提供する方が、お客様の利益につながるのかも知れません・・・。 例えば 2番目の基板にモータードライバーをつなぎ(フリー基板でも工作可能)、12.252Hzのクロックを生成してやれば、恒星モードでHiglasiは動くワケで、動かし方やユーザーインターフェースはパソコンでも携帯端末からでも可能になるわけで・・・・楽しそう・・・。

Higlasi-2 オプションスライダー 進捗

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表題を少し変更、だらだら、お絵かきをやってます。 フレームを板金で作る事が嫌だったので、ジュラルミンの6角棒で書きなおしてみました。 シンプル感はあるのですが、プーリーが6角棒の内側にある事が少し気に入りません。 つまり、高価なシャフトの両端に無駄な部分ができてしまいます。