2015年3月19日木曜日

お客様だより・・・

なかなかご紹介できないのですが、たびたび、嬉しいお便りを頂きます。
ハードルが上がりすぎて、Higlasiが届いてからガッカリされるのでは無いかと、、、心配になります。

------- 兵庫県K様より
ところで今回の購入を決定するにあたり、正直なところ今月27日に販売予定のスカイメモSとHiglasiと、どちらにするかかなり迷いました。(^^;
しかし精度の安定感と耐久性の信頼感、それから日本の、さらに県内の企業を応援したい気持ちもあり、この度の購入を決意しました。

以下、大変僭越ではありますが是非Higlasi普及の一助になればと、購入するにあたって私が悩んだポイントを踏まえ、幾つかの意見と要望をさせていただ
きたいと思います。

私は最近沢山あるポタ赤の中でも、比較的コスパが良く、時には望遠レンズでの撮影も可能なポタ赤が欲しいと思ったため、(概して多くのポタ赤購入検討者も、同じようなニーズではないかと思います。)
最終的にスカイメモSとどちらにしようか悩みました。(どちらもオートガイドが出来るのは強みだと思います。)実際スカイメモSは浅野様のブログでも取り上げておられましたし、海外での実績も豊
富です。さらに今月の天ガにも詳細なレビューが出ており、かなり迷いました。(^^;
またスカイメモSはヨドバシカメラならフルセットで実質6万2千円程度で購入可能なようで、価格もHiglasi-2もCESなら税込み54,000円+微動雲台が10,000円前後のため、ほぼ同一
の印象でした。ただ大手の販売する商品なら、他の天体用のアイテムを作成・販売するメーカーからも、後続のオプション等が開発される可能性も考えてしまいました。(^^;

ただしスカイメモSの場合、重量制限は5kgとなっていますが、ウエイト等で1.5kg前後は消費すると思うので、実質の運用重量はほぼ同一ではないかと考えました。
ただスカイメモSはオプションで1kgのウエイトが販売されている事から、おそらく望遠での撮影にはバランス取りが必要と思われます。
しかしウエイトを持ち運ぶとなると、ポタ赤の最大の利点とも言える機動性が犠牲になると思いました。
その点御社のHiglasi-2なら、ウエイト無しで3.5kgの機材で運用出来るのは、素晴らしい強みではないかと思うのです。
県内の企業に対する親近感だけでなく、ここが私がHiglasiを選んだ重要なポイントだったと思います。

手前味噌な記事は、浅野様のブログを見ていて遠慮しておられそうな印象を受けましたが、(そこもプラス材料とは思うのですが、、、(^^;)
なんならこのメールの一部でも抜粋して掲載していただいた上で、上記の利点を大体的に宣伝して頂いても良いので、是非前面に出されるべきポイントではないかと思います。

それから星撮り趣味の人なら、もしも南半球に旅行に行く際には是非ポタ赤を携行したいと、誰しも考えるのではないかと思います。
私は現在のところ、南天遠征の予定など全くありませんが、それでも私も、「もしも南半球に行くことがあれば、、、その時に使えなければ悔しいな。。。」など
という考えが頭をよぎります。
その点スカイメモSなら極望も標準装備で、純正の70°まで対応可能な微動ユニットを併用すれば、世界中ほとんどの地域で問題なく使用できそうに思われ、実際に海外での使用実績も豊
富なため迷ってしまいました。
もちろんこれに関しては、少しネットで調べれば、輝星の少ない南の極軸での極望の使いにくさは簡単に分かりますし、特にポタ赤での、後付けの極望の精度の確保の困難さは容易に想像できると思います。
しかし具体的な南天遠征の予定のない段階で、そこまで調べる方がどのくらいおられるのか疑問に思いますし、これまでのスカイメモとは極望のパターンが違うようですが、それでも内蔵型のスカイ
メモSの極望は手強い相手だと思います。
そのため、どなたかモニターを募って貸出機を出してでも、南半球での運用実績を作られた方が良いのではと思います。

さらに電源に関してですが、私も現状ではUSB電源での運用を想定しております。国内での運用に限定するならばこれは現状では純粋に利点だと思うのですが、
仮に海外での使用を考えた場合、ニュージーランドやオーストラリア等の比較的先進的な国に行くばかりではなく、東南アジアやアフリカ等の、物流やインフラ整備の乏しい地域に行った時に、ついでに
持っていくという可能性も考えてしまいます。
その際にもしもバッテリーが故障したり、容量が低下していたらなどと考えると、世界中で容易に入手可能な単三電池でも使用できれば、安心感はグッと上がるように思
います。
またUSB電源は現在かなりスタンダードに普及してきましたが、今後のパソコンやUSBの仕様変更があれば、姿を消したり仕様が変わってしまうリスクも、まだまだ払拭できないように思います。
 (スカイメモSはUSB電源と単三電池が併用できる仕様の様子です。)なので、今後のオプションとしてでも、単三電池でも運用できるような仕様やオプショ
ンを考慮していただければありがたいと思います。

それから御社のホームページに関してですが、仕様、操作方法も取扱説明書も同じ取説のPDFファイルにリンクされており、(どれも「取説」とリンクに明記してあるのですが)
表示ユニットも同じ取説へのリンクとなっていますが、違う情報が載ってるのかと思わず見比べてしまいます。(^^;
まとめられてはいかがでしょうか?
取説のPDFファイルの「電源の仕様」も古いままのようで、2Cも単三電池稼働になってます。(^^;
本業やhiglasiの開発・作成の合間を縫ってのHPの作成も大変な作業とは思いますが、

販売拡大のためには、ブログの記事をもう少しまとめたページを作り、各機種ごとに「ここがセールスポイント」、「このエディションとこのエディションは
ここが違う」と言うような、分かりやすい機種ごとの説明ページを設けられる方が、購入する側としては、決断しやすいように感じました。
(浅野様のブログは、各記事は非常に丁寧に解りやすく解説して頂いていると思うのですが、ブログという媒体の構造上、どうしても情報が切れ切れになり、過去記事に全て目を
通すのも購入者側としては大変な作業になってしまいます。)残念ながらホームページの情報では、例えばhiglasi-2Aに表示ユニットを後付けすると、2Cと同等になるのか?(この場合オートガイドが使えないと思うのですがいかがでしょうか?)等のように、各エディション毎の特徴や長短所が今ひとつわかりづらく、迷うくらいならいっそ分か
りやすいスカイメモSにしてしまおうか。。。などと考えてしまった時もありました。(^^;

最後にリクエストなのですが、是非極軸調整用のレーザーポインター+ステイの開発・販売をお願いしたいです。
ネット通販等で見てみても、レーザーをしばらく点けっぱなしに出来るタイプのポインターは、現在かなり希少です。
幸い私は昔に購入した、レーザーを点けっぱなしに出来るタイプのスイッチの、小型のポインターを所有しているので、これをホームセンターで入手できるような部材で固定して使用する予定でいるのですが
、 安価な物だったためか、レーザー光のシャープさも今ひとつで、耐久性にも不安があります。(^^;
また固定方法も、極軸レーザー固定穴がどこにあるのかホームページの情報では分からないため、現物を見てから考えようと思っており、正直若干の不安があります。
しかしDPPA法はかなり利便性の高い方法だと思うので、これを最大限に活用するためにも、また購入する消費者の背中を後押しするためにも、是非レーザーポインタのオプションは開発されるべきではないかと思います。

長々と長文を失礼いたしましたが、Higlasiが普及すれば情報ももっと集まり、パーツメーカーからのオプション等も期待できる可能性もあるため、購入する私として
も、自分自身の問題でもあります。しかし浅野様の謙虚なスタンスと職人気質が、逆に販売拡大への足枷になってしまっているようにも感じております。(^^;
(これは素晴らしい利点だと思うので、PRの際のバランスが難しいとは思うのですが。。。) なので若輩者にもかかわらず、つい生意気な意見をさせていただきましたが、
ご傾聴いただければ幸いです。(^^
---

ありがたいです。
Higlasi作りも時々不安になりますが、Kさんのような方がいらっしゃる限りがんばろうと、あと一ヶ月もしない内に58歳になります。
自分では、あと20年モノづくりをやりたい!!と思っております。。

輸入業者をされてる友人(お客様)からスカイメモSの見解を頂いた事があります。
--- 愛知Sさん
Star Adventurerは去年中国で見かけましたが精度がイマイチと聞いたのでそれほど興味を持ちませんでした(オートガイド前提の割り切りか?)。見た目は天文ファン受けしそうです。
---
いろんな意味、国内購入者からの感想がアップされる事を楽しみにしております。
まぁ写真で見る限り、あれだけの金型代を投資し製品化されてるのですから、ポタ赤市場も小さくないのかな~って(笑

私のスタンスはこれまでどおり、お客様からの要望を能力の範囲+(笑)で具象化しHiglasi価格で購入して頂ければOKと考えております。その利益で次の製品を開発して行きたいと・・・。

ポタ赤はやはり小型で使い勝手が良く、比較的広角で景色が入った構図で・・・だと思います。
機能がいっぱいある装置、精度を追求する事は楽しいのですが
登山をされてる方から・・・
「レンズを1個多く持っていけるポタ赤が欲しい」
これが現場の声だと・・・3Aを設計しました。

タイムラプス用スライダーを進めなくては成らないのですが、1月生産のHiglasi-2在庫が無くなりました。すみません、スライダー少し先になります・・・。










4 件のコメント:

MASA さんのコメント...

どんどん仲間が増えて心強いです
バージョンアップは竜爺さんと相談して付加機能を選べますので、大手よりも融通が効きます
ある意味カスタマイズしたワンオフ版に近いものができるのが強みですね
肝心の精度などは、長年の技術者の矜持が炸裂するらしく、妥協のない取り組みで安心できます
レーザーによる極軸修正についても、極望ステー利用の拙作の器具を自作すれば可能ですので参照下さい(このブログに報告しています)
250mmレンズぐらいまではガイドできていますよ

あと、そろそろHiglasiユーザーも増えてきているので、こことは別にユーザー関の交流フォーラムのようなものができると楽しいかもしれませんね

竜爺 さんのコメント...

MASAさん いつもありがとうございます。
根拠のある精度・・・これが難しいです。
Pモーション治具と実撮影で得られるデータは必ずしも一致しませんし、分からない事満載です。
ご存知の通り、フォーラムも作る事は簡単なんですが、なかなか、あらしも多いようで、されとてパスワードで云々する程のものでもなく・・・・悩むところです(苦笑

MASA さんのコメント...

交流についてはユーザーサイドが考えるべきかもしれませんね(^^ゞ

そんな話をしている矢先に、、、、
東のほうで強敵出現?
http://s.webry.info/sp/skybird.at.webry.info/201503/article_2.html

竜爺 さんのコメント...

笑笑・・・匿名さんちのポタ?赤ですね。。