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10月, 2012の投稿を表示しています

Higlasi-1A の販売予定数

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お陰様で、Higlasi-1Aの販売は後1台で、保守部品を残すばかりになりました。 ご購入くださいました皆様、大変ありがとうございました。 Higlasi-1Aはメカの一部を変更し、Higlasi-2A用として開発中のプリント基板を実装できるように改造し、Higlasi-1Bとして継続する予定です。 (たぶん、来春になると思います) また、既にHiglasi-1Aをご購入くださったお客様にはアプリケーションソフトのバージョンアップのイメージでこの基板を実装できるように対応致します。 この基板の仕様及び費用は追ってご連絡致します。 操作パネル案 Higlasi-1A 最終品

Higlasi-2A 進捗 (早送りスイッチ)

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東西早送りスイッチのプログラムができたので、テストして見ました。 DPPAで極軸を合わせ、ベガを捉えます。 ベガとアンドロメダ星雲の赤緯差は3分、赤経差は約6時間、90度ですから、1クリックで10度早送りできるスイッチを9回クリックすれば、捉えられるハズです。 満月が間近に迫ってるので、鮮明には写りませんが、思惑通りアンドロメダ星雲を画角に入れる事が出来ました。 この機能、使えそうです。。 製品時にはスキップ10度と5度の切替ができるようにシステムを組みます。。

Higlasi-2A 進捗

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あっという間の一週間で、システムの完成度は60%くらい、Higlasi-1A程度のプログラムは入りました。ですから、既にポタ赤としては機能しております。 Higlasi-1Aとはユーザーインターフェースを全面変更しました。 内容は追々報告します。 1Aに無かった機能としては、東西微動SWを2個設けました。 ここは少し工夫をしたいと考えております。 長押しで微動するのですが、1秒以上長押しすると微動速度が速くなるとか、クリックで、正確に10度回転する機能をつけます。 この機能があれば、例えばアンドロメダ星雲にカメラを向けたい場合、ライブビューで写るカペラを捉えれば、東方向に5回クリックすればカメラの画角に入ってくるハズです。。。 また、今度こそ、この実装済基板をポタ赤自作派の皆さんにお分けしたいと思います。Higlasi-2Aでは現時点、使用予定は無いのですが、USBコネクタも実装可能です。もちろん回路図+サンプルプログラム(CCSで記述)付きです。 価格はまだ分かりませんが、1万円以下で実現したいと考えております。

Higlasi-2A 進捗

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昨日、プリント基板が届きました。 とりあえず、LEDが点灯したので、CPUは動作しました。 予定している部品を全て、ネジじめてきました。 そんなの当たり前って思われる方も多いと思いますが・・・ これがなかなか、上手くいかないのがプロトタイプです(苦笑 これから、システムを組みます。 年内には目処をつけたいのですが、どうなりますやら・・・。 先ずは、機構部品が全てネジ止めできた、ご報告。。。

レーザーポインターによる極軸補正

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早速、19日の表題提案を試してみました。 ① 場所は子馬座の南側、赤経2~3deg近辺です。 この時のDPPAは ② 0.1度のズレを確認できます。 ですから、Pモーションが無ければ、計算上6秒、星は流れるハズです。 ですから、①のズレは計算通り過ぎて、気持ち悪いです。 もしかしたら、Pモーションとうまいこと、相殺されたのかも知れません。 ・・・で、それをチェックしようとしたのですが、電池切れ・・・。 断定は出来ませんが、レーザーポインターによる極軸補正は有効かも知れません。。。

極軸ズレの補正案

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DPPA後、重い機材の重心移動による極軸ズレを補正する方法を昨日ご提案しました。 昨夜は残念ながらテストできなかったのですが、ザックリこんな方法です。 ① Higlasi-2A 試作B  雲台座面にレーザーポインターを取付、地面方向に照射します。 ② DPPA調整後、当地では55deg傾斜した面に黒地に2mm白丸を描いた紙を貼ります。その面にレーザーを照射します。 ③ カメラを撮りたい方向に変えます。 この写真の場合、方向は真上で、約0.6degズレる事が分かります。 そのズレを微動雲台を調整し、②位置にポインター位置を調整すれば、極軸は補正できるであろう・・・発想です。 如何でしょうか?

3kg超の機材・・・

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3kg超の機材を舐めていました・・・。 機材はSIGMA50-500mm+D60+雲台で3.3kg 雲台取付面にレーザーポインターを取付け、極軸調整方向位置から、最もストレスのかかる方向にカメラを向けてみました(ほぼ真上) 1万数千円のSLIKの三脚と雲台410では0.5度程(Higlasi-2Aの歪みは含まず)、極軸がズレてしまいます。 Higlasi-2A本体も無視できない程の歪みを生じます。 Higlasi-2Aはこれから、修正して行けば良いのですが、3kg超の機材はお気楽にポータブル赤道儀+カメラ用三脚で撮影できる世界では無いのかも知れません。 こんな改善案は如何でしょう・・・。 テストはしてませんが、Higlasiの極軸にレーザーポインターを取付、DPPA終了時にレーザー光を地面方向に照射しマークします。 カメラをターゲットに向けた時、上記の理由でレーザー光は照射面でズレるはずです。そのズレを微動雲台で調整すれば、ズレた極軸は補正できると思います・・。 具体的には照射面は黒地に直径2mmの白円を書き、1m以上離します。 カメラの方向を変え、そこから外れたら、0.06度ズレた事になります。 そんなレーザーポインターを作る事は可能ですが・・・・。 もし、そのレーザー光がお客様や周辺の方の目に入り、怪我されたら、やはり製造者責任を問われるかも知れません・・・。 ・・・・何をやってみ難しいです。。

Higlasi-2A 進捗

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Higlasi-2Aの評価は現時点、大きな問題も無く進んでおります。 この機種の売りの一つであるところの剛性は写真のとおり 回転軸(極軸)の中心から100mm離れた位置に3kgの重りをぶら下げ、反対側のフレームで回転軸と並行位置2箇所の変位をダイヤルゲージで測定し、フレームのねじれ、つまり極軸の変位角度を算出します。 測定点2箇所の距離は30mm 変位は30umと45umでした。 atan(15um/30mm)より、約0.03degの変位を確認する事ができます。このエラー値は4分の撮影で2秒角相当ですから、問題は無いと判断します。 しかしです。 私が所有しているカメラ用三脚はふにゃふにゃで(決してバッタモンではありません)、Higlasi-2Aの剛性を実感できる評価ができません。 いまさら何ですが・・・。 ±10秒角のPモーションエラー性能を持つ高性能と称されるポタ赤でも、三脚の剛性が十分発揮できる時、この性能が映像に反映できるのであって、ふにゃふにゃ三脚では・・・。 三脚が完璧であっても、Pモーション周期が24分の場合(Higlasi-2Aの場合)、6分でほぼPモーションエラーを全部喰ってしまう理由ですから、APS-Cセンサ+200mmのレンズで撮影すれば、極軸エラーがゼロであっても、3ピクセルはずれるワケで、オープンループ制御(ノータッチガイド?)のポータブルと呼ばれる赤道儀においてはこのあたりが、限界かも知れません。 技術的には、Pモーションエラー値はあと一桁下げられるかも知れませんが、ふにゃふにゃ環境では描写精度に反映できないかも知れません・・。 高倍率でPモーションエラーの測定ばかりではつまらないので、昨夜は70mmでカシオペアを覗いてみました。 238秒 f/4 ISO400 70mm Higlasi-2A(試作A)

カメラによる直視角度の測定について・・・

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カメラによる実写で測定する直視角度(この表現があってるかどうか分かりません)の誤差を計算で求めてみたいと思います。 方法は2点の天体座標から直視角度を算出し、実写から得られた数値と比較、誤差を求めます。 簡単と思った赤道座標計算は腐りかけたこのお頭では・・・ 三角関数の**定理なんて、思い出せずって言うか、元々入ってないんだからどうしようもなく・・・ 難儀しましたが、ネット上でこの計算式に出会いました。 cosθ = cosδcosεcos(α-β) + sinδsinε・・・① これを使わせて頂きます。 対象は 試作Higlasi-2A ISO400 200mm f/6.3 339s わし座の アルタイル:19h51.3',   8'54" タラゼド   :19h46.8', 10'38"  です。 先ずは実写より求めます。 使用機材は赤ハチマキ70-200f4+eos60D 60Dのセンサの大きさは 22.3×14.9mm  X方向の画角θx、Y方向の画角をθyを計算します。 θx= 2*atan(22.3/2*200mm)    = 6.382 deg θy= 2*atan(14.9/2*200)    = 4.266 センサの画素数は5184×3456ですから、xy方向の各ピクセル間の角度は Pxθ= 3600*6.382/5184     = 4.4319 秒角です。 Pyθ= 3600*4.266/3456     = 4.444 この写真から アルタイル-タラゼド間は三平方の定理より 直視角度 = √(1191*4.432)^2+(1125*4.444)^2/3600          = 2.02 deg   ・・・② ①式を使用するにあたり、赤緯と赤経の数値をdegに変換します。 アルタイル:19h51.3',  8'54" -->  297.825  8.90 タラゼド :19h46.8',  10'38"  --> ...

ひとりごと・・・

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7月、初めて mac なるブツを購入し、それで見た「 こんな写真を撮りたい 」は段落が乱れ、読みずらい状態でした。 直したいと思いつつ、なかなか手が付けられなかったのですが、先週あたりから、少しずつ修正しております。 文章を読み直し、誤字脱字、知らなかったゆえの間違った内容、その頃と比べれば、少しは進歩したのではなかろうと・・・。 時間に余裕ができてHPを直している理由でもありません・・・ 待ってくださってるお客様がいらっしゃるかぎり・・・ はやくHiglasi-2Aを作らなくてはならないのですが・・・ 基板はいつでも発注できるのですが・・・ なんだかな~~・・・・と。 迷ってる場合ではありません。 今日、発注します。。 たまにはこんな写真を・・・ 当地は丹波篠山黒枝豆の販売所が辻辻に・・・ 家人もここで・・・ http://sasayama-bimi.xii.jp/ ここもmacで見ると、ガタガタです(苦笑

ひとりごと・・・

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ふらぐなHiglasi改め、そろそろHiglasi-2Aとしたいと思います。 試作を2台作り、大きな性能ばらつきも無く、今週末には基板も発注する予定です。 数値で見るかぎり、思惑通り精度は上がり、剛性もトルクも(重量も)ひとクラス上の製品になりそうな雰囲気ですが、それを使って撮影する星野写真には、数値で見る程の進歩は無いように思います(汗 昨日はいつもの玄関先からやっとアンドロメダが見え始め、撮って見たのですが・・・ Higlasi-1Aで撮影したものからの進歩は感じられません。 やはり、それなりのソフトが必要なのでしょうね・・・。 ソフトで加工すれば、CGと何が違うのか?の疑問が無い理由では無いのですが、まあ、それは、それ・・・。 EOS60Dのノイズが購入当時より大きくなった印象です。 そろそろ次なるカメラも欲しいのですが、先立つモノも無く・・・。 まあ、好きなモノ作りをさせて頂いてるので、もう少し我慢しましょう(笑

ふらぐな Higlasi 

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まだ、ご報告できるレベルでは無いのですが、機材3.1kgはよほど重いらしく、たぶん、三脚のたわみが影響し、東西の撮影時、極軸が東西にズレた挙動を見せます。この件はこれから調査するとして、昨夜は西側に琴座がいい感じで見えたので、Higlasi-1Aの評価で使用した赤ハチマキ70-200f4をふらぐなHiglasiに載せ(むちゃくちゃ軽く感じます)軽い機材でのPモーション確認のため、M57を撮影してみました。 200mm 44分 500%pix  200mmのピクセル間はeos60Dの場合4.43秒角ですから、Pモーションエラーは±5前後だと思います。エラー値は真南赤道上より少なめ(35%)になるハズなのですが、十分満足できるレベルだと思います。量産でこの性能が出れば、かっこいいのですが・・・(苦笑

ふらぐな Higlasi Pモーション

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雲台(マンフロット410)のゴムラバーを剥がし、昨日と同じギヤの噛ませ位置で60分、追尾しました。 ① 300%pix スケールは40 x 110 ピクセルでレンズは 363mm です。 昨日のようなヘタリはなくなりました。 363mm から1ピクセルは約2.47秒角に相当します。 ですから、エラー幅は4~5 ピクセルと評価して±5~6秒角くらいでしょう・・。 測定治具との誤差を許容範囲とするなら、ホイール全周でも同レベルの精度は期待できるかも知れません。 この撮影のDPPAは ② 同時刻のシミュレーションは ③ 極軸のズレは0.3degくらいでしょうか? 0.3degの極軸ズレで60分追尾すれば計算上のエラー E は E = 3600 * (0.3deg * sin(90 * 60 * 60/21600))  から   = 280秒角 ①写真から流れ角を計算すると 110*2.47=272秒角 ・・・・ちょっと、出来すぎて、気持ち悪いです。 ふにゃふにゃの三脚や雲台によるエラーが消えてるような・・・。 もう少し、考察が必要です。。 極軸のズレを0.2degと評価すれば、同様に・・・ E = 186 秒角 実エラーとの差約100秒角が、ふにゃふにゃ三脚のせいになる理由ですが、 1時間で100秒角ですから、4分で6.6秒角のエラーになる? ふにゃふにゃ三脚の影響は大きいと評価するか、無視できるかは、ユーザー様にお任せするとして、重たい機材を使用する場合はふにゃふにゃ部材の影響を少し考慮する必要がありそうです。。 進捗追記:2台目の試作機もデータを取れるレベルまで仕上がりました。 測定治具を未だ2A用に修正してないので240degまでしか測定できませんが、まあまあな性能は出ています。 中央のうねりは治具の偏芯の影響です。 今、フレームの材質をアルミと鉄で迷ってます。 アルミとすれば、本体重量を1kg以下とできるのですが・・・。 剛性を重視するなら・・・・鉄です。。

ふらぐな Higlasi 実写Pモーション

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風が強い中、昨夜初めて、ピリオディックモーション実写確認しました。 当初、500mmで始めたのですが、揺れがひどくデータになりそうにないので、少しレンズを縮め・・・ 200% pix これで、Pモーション2周期強の50分です。 レンズは313mmですから、1ピクセルが約3秒角でエラーはたぶんP-Pで10秒角以下だと・・・・。(つまり±5秒角) って書きたいところですが、後半がヘタってる(笑) 雲台ネジを締め直し、再度測定して見たのですが、これほどはっきりは出ませんが、Pモーション周期とは無関係なヘタリが出ます・・・。 現時点、確かな原因は分かってませんが、ジュニア雲台のゴムラバーではないかと考えています。 ラバーを剥がし、星が出れば今夜再度撮ってみます。 搭載機材の重量3kg超えは想像以上に大変です。 Higlasi本体の剛性はそこそこなのですが、ジュニア雲台や三脚がふにゃふにゃです。 以前、幅は同じって書いたのですが、記憶違いでした(苦笑 当初、Higlasi-1Aとフレームを共用したくウォームホイールを50歯で始めたのですが、その印象が強すぎました。 ↓写真の一番右側にも存在感のある一品を作りたい・・・。

ふらぐな Higlasi

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試作機は調整を重ね、PEC無しでPモーションを±5~10に収める事ができるようになりました。もちろんサンプルは1台で治具による測定です。 一見、いい感じのポタ赤が実現しそうなイメージですが・・・。 ここは少し考えて見たいと思います。 Higlasi-1Aではウォームホール40歯の優位性を説いてきました。 Higlasi-2Aは60歯です(汗 40歯の優位性を説明した時のグラフに60歯を加えてみます。 Higlasi-1A の実力を±20秒角、 Higlasi-2Aを±10秒角として、便宜上撮影開始を0deg位置とします。 どうでしょう? 都市部で常用とされているであろう2分から4分では、イメージほど良くはなって無い事が分かります。 ですから、Higlasi-2Aは重い機材で比較的長時間の撮影に適したポタ赤と言えるかも知れません。 それでも、センサーサイズがAPS-Cで1800万画素、300mmのレンズを使用した場合、ピクセル間は約3秒角ですから、このクラスのレンズは使用できるポタ赤にはしたいと考えています。