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焼き嵌め

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以前、シャフトと雲台を載せるカラー部の結合で難儀してる事をブログで書きました。 数人のお客様からアイデアを頂き、その中の一つ、「焼き嵌め」をやってみました。 大昔、理科の実験でやった↓これと同じ原理です。 真鍮製のカラーを熱し、シャフトを挿入します。 シャフトが触れた瞬間、カラーの収縮が始まり、一回目の挿入量は僅か1mmでした。 僅か1mmの嵌めあいでも、シャフトとカラーの結合力は10cm位置で軽く10kg以上あり、十分な内容です。 再度こころみ、ほぼ完ぺきな状態で結合できました。 安心感を持って使える技術ですが、問題は弊社の設備ですね・・・。 今日は台所のガスコンロでした(苦笑

改造依頼

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お客様から、こいつの改造を依頼されました・・・・ いや~初めて現物を見ました(笑 改造内容はザックリ↑こいつを↓これで動かすって事です。 つまり、DPPA機能や東西早送り機能を持った「SKYMEMO R」を作ろうって話です。 難しい話では無いと考えてるのですが、問題は現時点、Higlasiの在庫が無い状態で、直ぐには取り掛かれそうない事です。たぶん、12月末から1月になると思います。 できましたら、ご報告致します。。。

打ち合わせ

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ここのところ、Higlasi 以外の事でバタバタしております(苦笑 先日、この業界(天文関連)で、長い間活躍されている方とお会いする機会があり、同時に Higlasi を評価して頂きました(頂いております)。 これは近日中、再度お会いするために作成頂いたペーパーです。 少しくすぐったい部分もありますが、あえて、そのまんまで・・・。 全て実現できるかどうかは難しい部分もありますが、少しづつ、この線を確認しながら、Higlasi らしさを忘れず、開発を進めようと考えております。

ひとりごと・・・

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こんな事は報告の必要は無いかもしれませんが・・・ 北海道のW様に間違った部品(USB電源仕様に電池ホルダー)を同梱したため、返品頂いたHiglasiの基板を調べております。 電源仕様 5v±5% に8P電池ホルダーから 10v以上の電圧がかかった事が容易に考えられます。基板上のPIC_cpuに貼られたバージョンを示すシールは軽く茶色に変色しておりました。 しかし、驚いた事に完全に壊れてませんでした。ちゃんと表示ユニットに内部のデータを吐き出してくれました。 (もちろんこの基板を製品に使う事はありません) 表示ユニットの53は電源の投入回数を示します。 Higlasi の動作がおかしいために50回以上、電源を入り切りされたのだと思います。 W様、申し訳ありませんでした。。

シャフトとカラーのはめ合い部スリップについて・・・

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先日、不具合を指摘された表題の件ですが、スリップの再現テストを続けておりました。 これまでの製造方法は圧入+接着です。 現検査基準は10kg/10cmなのですが、圧入が弱いと6kg~8kg/10cmくらいで接着部が剪断剥離する事が分かりました。 (製品仕様 最大荷重:3.5kg 破壊荷重:8kg) 圧入をゼロにして(+公差)、シャフトに追加工し、4mmのホーロービスで固定すると15kg/10cmでもスリップしない事の確認が取れましたので、今後の製造は 圧入(-公差)+シャフト追加工+4mmビス固定+接着とします。 尚、現在ご使用されているお客様の多くは、基準を満たしておりますし、同様の不具合が発生した場合は責任を持って対処致しますので、自己テストは絶対止めてください。 ウォームギヤを付けた状態で、このテストをされますと、高い確率でギヤの変形が発生します。 ちなみに 1/1000 mmの変形はピリオディックモーション約9秒角に相当します。 また、10kg/10cm 以上の荷重がかかりますと、はめあい部のスリップでは無く、ウォームギヤの固定ビスがスリップします。

またまたやってしまいました・・・すみません。。

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北海道の W様 申し訳ありません。 USB電源仕様のお客様に標準電源仕様の同梱材を送ってしまいました。 USB電源仕様に同梱の電源ケーブル コネクタの先は黄色です。 標準電源仕様に同梱の電源ケーブルと8P電池ホルダー コネクタの先は黒です。 USB電源仕様をご注文くださったお客様で、もし、8P電池ホルダーが同梱されてましたら、絶対に接続しないで、ご連絡を御願い致します。。

お客様から・・・

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愛媛県のN様から ------ ドリフト法によって極軸をあわせて撮影したアンドロメダ銀河の 写真を添付しておきます。 レンズは300mmでAPS-Cサイズなので換算450mm、180秒 です。 1枚ものノートリミングでこれだけ写っていれば十分以 上だと思っております。 ------ 僕もアンドロメダ星雲は何回かトライしているのですが、こんな絵は撮れた事がありません。 どうぞお客様、お手持ちのHiglasiでこんな写真は撮れない・・・のクレームだけは堪忍してください(苦笑

Higlasi 的極望

ブログとメールで多くのコメントとお便りを頂き、作り手として大変感謝しております。多少の混乱もありますから、少しまとめます。 1. 極軸に対し0.1deg以内の精度を実現するためには三点調整機能付、架台と照光機能+レチクル付単眼鏡が必要。 2. 1.は架台が必要なため、既にご購入されたお客様への対応が難しい。 3. 極望には極軸に対して精度を求めず、DPPAの補完的機能と考える。  a, 例えば極軸調整穴の代替でしたらレチクルは不要で、DPPAの時間短縮効果は大とのご連絡も頂きました。  b,重心移動による極軸ズレ補正用とするなら、最低限のレチクルが必要。  c,100mm程度ライブビューで北極星が写る安価なカメラやスマホからリアルタイムでモニターできる様なモノがあれば良いのですが・・・調査します。 4. 極望の設置場所について  a,フレームの場合:極軸との誤差はたぶん0.5deg以内だとは思うので、3.a,bは可能と考えてます。構造的には裏面に4から5mm厚のアルミアルマイトになりますから、そこそこいい値段になると思います。 極軸補正時は、地上に対象を求める事ができる。  b,雲台ステージの拡張:この方法でも3.a,b,は実現できるような気がします。(試作とテストは必要)板金の加工+塗装ですから、4.a,より安価だと思います。 極軸補正時は、北極星に限らずシリウス等の明るい星でも可能。

自己メモ的・・・Higlasi 用極望

1.極軸望遠鏡の問題点  ①0.1deg以下の精度を保証できるHiglasi用極軸望遠鏡(以下極望)を作る場合、三点止めの調整機構部が必要で、安価には実現できない。  ②そんな架台を作った場合、既に購入いただいているお客様への対応は難しい。  ③極望の設置調整は意外と難しい(私心) 2.DPPAの問題点   ①使った事の無い人には、なんとも分かり辛い。   ②北極星と極軸とλumiの位置関係を把握する必要がある。   ③長かったり、重かったりの機材を使用する場合、極軸調整後の重心移動で、三脚等のたわみ量の変化による極軸ズレを起こす可能性がある。   ④DPPA実行前の極軸調整穴による導入は老眼の方には難しい。  ☆極望があれば・・・③の補正が容易  ☆④方位だけである程度、DPPAが実行できる位置に導入できます。 これらの問題点を解決できる方法は? それがHiglasi用極望ですね。。 ポイントは 2.③ だと考えております。 つまり、極望+架台 より安価で、Higlasiを購入くださったお客様にも対応可能で、老眼にも優しく、重心移動による極軸ズレを容易に補正できるような・・・装置です。 35mm換算、160mmf4クラスで1万円以下のコンデジがあれば、ライブビュー機能で北極星が写れば、安価な極望になるような・・・・気がするのですが。

極軸望遠鏡

極軸望遠鏡の問い合わせをよく頂きます。 それに代わる機能としてのDPPAなのですが・・・ これで9割以上の方で目的を果たせると考えていたのですが・・・ 重い機材や長い機材を使用されているお客様の場合 三脚や雲台のたわみによる極軸ズレは問題になるかも知れません。 それを補う方法として http://tatsujijii.blogspot.jp/2012/11/blog-post_8.html ここでレーザー補正の可能性をご提案したのですが、お問い合わせも無く・・・ 今朝、2chを読んでいて・・・ 「Higlashiのカーチス法もおもしろそうなんだけど、変態歴が長いこともあって、写野決めた後に極軸状態確認できないのがネックなんだよなぁ。」 やっぱりそうなんや〜と思った次第です。 さ〜ってどうやって・・・これが問題です。 正攻法でやれば、高価なモノになってしまいます。 ・・・ 極軸と旋盤の精度で直角を保証できる場所が一箇所あります。 これを巧く使う事ができれば、安価で精度のいいモノができるのですが・・・・。

自己メモ的報告ですが・・・

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アングル部の大きい雲台はどうしてもモーメントが大きく、ふにゃふにゃ感は否めないのですが、Higlasiに定量的なストレスを加え、ふにゃふにゃ量(変位量)を測定し、追尾による重心移動で加わるストレス量の変化を計算すると、一枚の撮影時間ではほとんど無視できる事も確かです。 一般的な雲台にカメラを載せた形態では現状で大きな問題は無いと考えているのですが、大きななアングルやステーを使用された場合、やはり、梃の作用もあり、どうしてもふにゃふにゃ感は気になります。この気になる感は商品としては重要な要素だと認識はしております。 そこで、少しでも改善できないかと、Higlasiの裏面に厚さ5mmのアルミ板を4か所で固定し変位量を測定してみました。 雲台座から垂直に7cm位置を3kgで写真の方向に引くテストでは、アルミ板のあるなしで、変位量は44%の変化がありました。テストのアルミの板も大きすぎて現実離れしてますが、期待していた数値よりいい感じです。また、この種の板でふにゃふにゃ感がどこまで改善できるかは全く不明ですが、やってみる価値はあるのではないかと考えております。。。 また、裏面のアルミ板には1/4wのタップを切ります。タイムラプスでご使用のお客様からの要望にも対応できます。 明日から、しばらく、仕事になりません。 メールはチェックできます。ご迷惑をかけるかもしれませんが宜しくお願い致します。