2013年10月5日土曜日

極軸望遠鏡

極軸望遠鏡の問い合わせをよく頂きます。
それに代わる機能としてのDPPAなのですが・・・
これで9割以上の方で目的を果たせると考えていたのですが・・・
重い機材や長い機材を使用されているお客様の場合
三脚や雲台のたわみによる極軸ズレは問題になるかも知れません。
それを補う方法として
http://tatsujijii.blogspot.jp/2012/11/blog-post_8.html
ここでレーザー補正の可能性をご提案したのですが、お問い合わせも無く・・・
今朝、2chを読んでいて・・・

「Higlashiのカーチス法もおもしろそうなんだけど、変態歴が長いこともあって、写野決めた後に極軸状態確認できないのがネックなんだよなぁ。」

やっぱりそうなんや〜と思った次第です。
さ〜ってどうやって・・・これが問題です。
正攻法でやれば、高価なモノになってしまいます。
・・・
極軸と旋盤の精度で直角を保証できる場所が一箇所あります。
これを巧く使う事ができれば、安価で精度のいいモノができるのですが・・・・。




6 件のコメント:

道端小石 さんのコメント...

おはようございます。

極軸合わせといいますかセッティングで北極星にHiglasiを合わせるのが
老眼+近眼+乱視と、光害などで、極軸穴になかなか合わせれないというのがあります。

人それぞれ極軸合わせの意見があるのでしょうが
赤道儀を使っていると極軸望遠鏡の倍率で北極星を導入しますから
結構、老眼+近眼+乱視、光害でも北極星は見つけやすいです。
自分もそうですがそれに慣れていると極軸穴だけでが正直つらいです。

そこで考えた末ファインダーなるものを作ってみました。
まだ実践してないので何とも言えませんが
自宅の東向のベランダから適当な星をターゲットに
試した限りでは極軸穴から位置合わせするよりも
ファインダーで位置合わせがとても楽でした。

別の手段として考えてるのが極軸穴に
スマホカメラ用のズームレンズつけたら同じ効果が得られるのでは?
とか思ったりしています。

セッティングさえできれば後はカメラのレンズのどれを使うかで
追い込みをすればいいわけで
そこはDPPAがとても活躍できると思ってます。

なので極軸合わせというテーマですが
実は困ってることはそこじゃなかったりしませんかね。
少なくとも私は極軸合わせではなく北極星導入でした(汗


竜爺 さんのコメント...

道端小石さん コメントありがとうございます。出先なモノですから、素早いアップができなく申し訳ありません。しばらくこんな状態が続きそうです。
作っていながらこんなコメントも変ですが、僕も同じく老眼+近視で、調整穴ではどうにもなりません。
o.1deg以下の精度で極望を設置する事は非常にコストもかさみHiglasiらしく無いと今は考えております。調整穴より見やすく少し荒い精度、例えば0.5〜1deg程度で極軸を導入し、DPPAで精度を高めるような使い方ができないか?カメラの向きを変えた場合の重心変動による極軸ブレを補正できないか・・・こんな事を考えております。。

Amema さんのコメント...

浅野さん、こんばんは。

ブログを拝見して、ユーザーの方々でいろいろな使用のされ方があるんだということがわかりました。カメラのアングルを変えたときの重心の移動などもあるんですね。

私の場合、次のような使い方&環境のため、今のところDPPAで事足りています。
・都内での撮影をしているので、もともと北極星が見えにくいこと。(夏場は一等星しか見えないこともあります。そのため最初の位置決めに方位磁石を使うこともあります。)
・それほど重い(長い)機材を使用していないこと

近視+老眼で眼鏡を着用しているので、最初、極軸設定穴から北極星を捕捉できなかったのですが、先日ようやくコツをつかんだような気がしました。

これができないときは、ズームレンズを使っていることもあり、最初ワイド側にして15秒撮影した画像をもとに北極星を中心に持っていき、ズームしてさらに補正してからDPPAに入っています。

DPPAでの調整はiroheroさんのDPPAスケールを使わせていただいているので、非常に助かっています。

上記は一例ですが、私の使い方程度であれば、これで十分なのでしょうね。

竜爺 さんのコメント...

AMEBAさん おはようございます。
僕の持ってる最も重く長い機材、旧フレームのHiglasi-2での測定では最大0.76deg でした。
http://tatsujijii.blogspot.jp/2012/11/higlasi-2a.html
この状態で1分追尾すると、10秒角流れてしまいます。
200mmのレンズで1800万画素、APS-Cサイズで2.5ピクセルですから、比較的広角で使用されるのであれば、三脚のたわみはほとんど問題にはならないかも知れません。

僕の極軸調整もほぼ同じです。
Higlasi を雲台の水準器で水平に設置し、大雑把に北の方向に向けます。この状態(70mm)でライブビューに写る星は北極星だけですから、即1回めのDPPAです。同心円の中心に北極星を合わせ、200mmにズームし、精度を上げます。

HUQ さんのコメント...

ああっ…なんだかごめんなさい。
その書き込みを書いた本人です…

本当に、最後まで迷ったんですよ…
朝、購入フォームに必要情報入力し終えて、会社から帰ってきてからポチろう、ってとこまで…

変態(=ポタ赤で長焦点の撮影を行おうという好事家)に本当に必要なのは、「極軸を合わせるための極望」じゃなくて、「極軸を合わせた後、逐次、そこからズレてないかをチェックし、必要あらば補正できる装置」なんです。

なので、たとえばカーチス法で極軸を合わせた後、筐体に固定した高倍率単眼鏡?で、遠方の目印になるような地上物をロックオンして、そこからズレてないか逐次確認できるようなもの」
でもいいんじゃないかと思うのです。

光害のない真っ暗なところで、そんな目立つ地上物があるのか、ってハナシもあるんですが…

竜爺 さんのコメント...

HUQさん こんばんは
僕もその通りだと思います。
真っ暗な場所で地上に対象が無ければ、シリウスでもベガでも明るい星なら何でも良いですよね。DPPAで極軸を合わせ、それらの星をロックオンしていれば、重心移動による極軸のズレは容易に認識できるハズです。
Higlasiの極望はあくまでもそんなDPPAの欠点を補完するモノで良いと思ってます。さらにコストアップする事無く、精度1deg位で極軸が捉えられれば、さらに良いと・・・。