2013年10月1日火曜日

自己メモ的報告ですが・・・

アングル部の大きい雲台はどうしてもモーメントが大きく、ふにゃふにゃ感は否めないのですが、Higlasiに定量的なストレスを加え、ふにゃふにゃ量(変位量)を測定し、追尾による重心移動で加わるストレス量の変化を計算すると、一枚の撮影時間ではほとんど無視できる事も確かです。
一般的な雲台にカメラを載せた形態では現状で大きな問題は無いと考えているのですが、大きななアングルやステーを使用された場合、やはり、梃の作用もあり、どうしてもふにゃふにゃ感は気になります。この気になる感は商品としては重要な要素だと認識はしております。
そこで、少しでも改善できないかと、Higlasiの裏面に厚さ5mmのアルミ板を4か所で固定し変位量を測定してみました。
雲台座から垂直に7cm位置を3kgで写真の方向に引くテストでは、アルミ板のあるなしで、変位量は44%の変化がありました。テストのアルミの板も大きすぎて現実離れしてますが、期待していた数値よりいい感じです。また、この種の板でふにゃふにゃ感がどこまで改善できるかは全く不明ですが、やってみる価値はあるのではないかと考えております。。。

また、裏面のアルミ板には1/4wのタップを切ります。タイムラプスでご使用のお客様からの要望にも対応できます。

明日から、しばらく、仕事になりません。
メールはチェックできます。ご迷惑をかけるかもしれませんが宜しくお願い致します。

2 件のコメント:

MASA さんのコメント...

ふにゃふにゃは本体由来の要素もあるのですか

剛体と仮定していましたが、、、
わからないものですね

アルミ板の補強は効果があるようですが、重くなりますね
それとコストが、、、

私のシステムではhiglasiの変位よりもその他の影響が大きいです
竜爺さんの言う通り本体のふにゃふにゃ感は無視できる範囲かもです

ところであるユーザーさんのブログによると、VRの露出設定はジャストで分単位にならないとのこと
私はふにゃふにゃよりこちらが気になります
液晶表示でヤマカン設定から進化しても、ジャスト設定出来ないのは悔しいです

外部タイマーを使えばいいことではありますが、、、

竜爺 さんのコメント...

MASAさん おはようございます。
メカを含めた構造体の設計はふにゃふにゃ感(変位量)とコストの戦いなのです。
どんなに硬いモノでもストレスを加えると曲がります。その曲り具合が応力なのです。鋼鉄は曲りずらく、アルミは曲り安い。全体をチタンの削り出しで製作すれば狂いのない軽くて良い物ができるかも知れませんが、えらい高価なモノになってしまいます。地震でビルが揺れるのもふにゃふにゃだからです。設計の仕事の多くはコストと許容変位量を見極める事なのです。
いろいろテストはやっておりますが、変位の一番大きな機材は三脚と雲台ですね、桁違いです。

>アルミ板の補強は効果があるようですが・・・
あのように測定すれば数値としてその差を見る事はできるのですが、感覚的にはほとんど分かりませんし、それが撮影結果にどれだけの効果があるかどうかは、現時点不明です。

この件、タイムラプスを趣味とされているお客様二人からお問い合わせがありました。
価格的には¥2000~¥2500くらいになってしまいます(高いです)

>VRの露出設定はジャストで分単位・・・
ジャスト設定はソフトの変更で対応できると思います。