2013年10月6日日曜日

自己メモ的・・・Higlasi 用極望

1.極軸望遠鏡の問題点
 ①0.1deg以下の精度を保証できるHiglasi用極軸望遠鏡(以下極望)を作る場合、三点止めの調整機構部が必要で、安価には実現できない。
 ②そんな架台を作った場合、既に購入いただいているお客様への対応は難しい。
 ③極望の設置調整は意外と難しい(私心)

2.DPPAの問題点
  ①使った事の無い人には、なんとも分かり辛い。
  ②北極星と極軸とλumiの位置関係を把握する必要がある。
  ③長かったり、重かったりの機材を使用する場合、極軸調整後の重心移動で、三脚等のたわみ量の変化による極軸ズレを起こす可能性がある。
  ④DPPA実行前の極軸調整穴による導入は老眼の方には難しい。
 ☆極望があれば・・・③の補正が容易
 ☆④方位だけである程度、DPPAが実行できる位置に導入できます。

これらの問題点を解決できる方法は? それがHiglasi用極望ですね。。
ポイントは 2.③ だと考えております。
つまり、極望+架台 より安価で、Higlasiを購入くださったお客様にも対応可能で、老眼にも優しく、重心移動による極軸ズレを容易に補正できるような・・・装置です。

35mm換算、160mmf4クラスで1万円以下のコンデジがあれば、ライブビュー機能で北極星が写れば、安価な極望になるような・・・・気がするのですが。

9 件のコメント:

MASA さんのコメント...

お世話になっております

コンデジ利用の極望は良いかもしれませんね

DPPAに限らず極望の場合でも
③長かったり、重かったりの機材を使用する場合、極軸調整後の重心移動で、三脚等のたわみ量の変化による極軸ズレを起こす可能性がある。
ことには変りは無いわけですが、それを簡単に補正できるかどうかだと思います

極望穴は私も少してこずります
大体の位置あわせなら、ポラリエ用のポーラメーターのようなものでも十分です

正確に合わせるためのDPPAですが、事後のズレに対応するのが難しいので極望が欲しいと言う声はうなずけます

1万円のコンデジも良いですが、ゴルフ用の単眼鏡などはコンペ賞品用?として捨値で売っていたりします

ユーザー側で工夫もできそうですね

道端小石 さんのコメント...

こんばんは、

「④DPPA実行前の極軸調整穴による導入は老眼の方には難しい。」

ファインダーで改善できました。
ttp://livedoor.blogimg.jp/thunder400w/imgs/b/8/b8316eea.jpg

昨日、新月だったので出撃し、
自作ファインダーを試してみました。
結果はとっても良好です。

手順は
①ファインダー内の中心に北極星を導入
 すぐに北極星が見つかり微動雲台の微調整で
 北極星を中心に合わせます。十字線はないので感覚
 
②極軸穴から北極星を確認
 北極星が見えることを確認した程度

③DPPAにて極軸の追い込み
 1回目でほぼ中心に近いところに北極星がいることを確認

①~③まででにかかった時間1分ほど

以前は極軸穴に導入するだけで5分くらいかかってましたから
飛躍的に設置は楽になりました。

このファインダーVixenのモノキュラー
某ショップで980円で購入、取付け金具とネジは
ホームセンターで500円もしなかったと思います。

今後の参考になればと思います。

竜爺 さんのコメント...

MASAさん、道端小石さん コメントありがとうございます。

竜爺 さんのコメント...

道端小石さん おはようございます。
今、ブログを読ませて頂きました、ありがとうございます。
出そうと思っても、なかなか直角って出ないのですが、素晴らしい工作だと思います。

匿名 さんのコメント...

小型の単眼鏡は正立像なので極望としても使いやすいですね。
普通の極望のアイピースのルーペとしての倍率は10倍くらい
なのに対し、小型の単眼鏡のアイピースは25~30倍です。
倍率の高いアイピースに線が細くて綺麗な設置用パターンを
入れるのは非常に難しいです。いろいろ試したのですが。

極軸内蔵でも外付けでも、極望は取付精度が肝心です。DPPA
法で検証するのが一番ですね。検証したら固定できると良い
のですが。

ポタ赤の筐体のどこかに「極軸と直角か平行の正確な面」
があれば外付け極望も精度が出るのですが、higlashiには
正確な面は無いようですね。ターンテーブルが旋盤加工の製
品がほとんどですが、これだと上面の直角精度はかなり高い
と思います。higlashiはここは板金加工か…。ターンテーブ
ルまわりをフライスか旋盤加工に改良しませんか?

竜爺 さんのコメント...

匿名さん こんばんは
どこかでも書きましたが、シャフトに固定している真鍮製のカラーはシャフトに固定後旋盤で各面を仕上げ、雲台座を固定してます。ですからこの面を使えば、なんとかなるかも知れません。。

匿名 さんのコメント...

竜爺さんこんにちは。

極望の設置とのことですが、レーザーポインタによる極軸補正の話が出ていましたが、DPPA後に単眼鏡の視野の中心に北極星が導入できれば、バランスの変化で極軸がずれても調整がつきませんか?

レーザーがもう少し安全なら使ってみたいですが、市販のポインターは出力が強すぎかなと思います。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん こんばんは
レーザーの件も含め、その通りだと思います。
今日どこかでも書きましたが、DPPA後のズレ補正用とするなら、北極星でも、シリウスでも、短時間なら遠くのアンテナの先っちょでも、可能だと思います。補正用+極軸1degの精度が保証できるなら、十分使い物になると考えております。
問題はコストですね。

MASA さんのコメント...

レーザーポインタのかわりであれば・・・

展開する場所にもよりますが、DPPA終了後に地上の街灯などの目標物に本体に微動付雲台などで固定した単眼鏡のスケールをあわせておいて、重心が移動したら、その単眼鏡のスケールのズレを、今度は本体を載せた雲台のほうで修正する方法がいいかもしれません
星と違って街灯は一晩中動きませんので1時間後でも調整可能です
この方法であれば、垂直や平行の精度云々は関係ありません
要求すべきは、単眼鏡が確実に本体と一体でヨレてくれることのみです
これはもはや極軸望遠鏡ではなく、極軸ズレ検出望遠鏡と言うべきですね
問題は、遠征地に都合よく街灯があるかどうかですが(笑)