2013年10月18日金曜日

シャフトとカラーのはめ合い部スリップについて・・・

先日、不具合を指摘された表題の件ですが、スリップの再現テストを続けておりました。
これまでの製造方法は圧入+接着です。
現検査基準は10kg/10cmなのですが、圧入が弱いと6kg~8kg/10cmくらいで接着部が剪断剥離する事が分かりました。
(製品仕様 最大荷重:3.5kg 破壊荷重:8kg)

圧入をゼロにして(+公差)、シャフトに追加工し、4mmのホーロービスで固定すると15kg/10cmでもスリップしない事の確認が取れましたので、今後の製造は
圧入(-公差)+シャフト追加工+4mmビス固定+接着とします。

尚、現在ご使用されているお客様の多くは、基準を満たしておりますし、同様の不具合が発生した場合は責任を持って対処致しますので、自己テストは絶対止めてください。
ウォームギヤを付けた状態で、このテストをされますと、高い確率でギヤの変形が発生します。
ちなみに 1/1000 mmの変形はピリオディックモーション約9秒角に相当します。

また、10kg/10cm 以上の荷重がかかりますと、はめあい部のスリップでは無く、ウォームギヤの固定ビスがスリップします。








2 件のコメント:

kawashima さんのコメント...

これなら安心ですね!
私のもそれほど力を入れなくても手で回るような感じだったので、接着不良というよりも、圧入がゆるかったのかと思っていました。

竜爺 さんのコメント...

kawashima さん こんばんは
先日はご迷惑掛けました。何をやっても難しいです。。