2013年11月2日土曜日

EEPROM 不良

お客様のブログに表題内容と思われる現象が起きてました。
以前、このブログでもEEPROMについて書きました。
EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory 不揮発性メモリ
http://tatsujijii.blogspot.jp/2012/02/eeprom.html
それなりにシステムを変更し、出荷検査も工夫していたのですが、PICーCPUには潜在的にEEPROMの品質問題があるのかも知れません。
(コンパイラーの問題では無いと思います)
現象としては
「プリセット内容が電源を切ってしばらくすると(数秒〜数日)内容が変わる」
です。つまり不揮発性メモリのデータが揮発してしまうのです。。
上のリンク先でも書いたのですが、僕は昔からこのEEPROMのトラブルに縁があります。サラリーマン時代は月に数千個単位で使用する設計に携わっていたため、チップメーカーに対してもそれなりに改善要求ができたのですが、月産数台ではどうにも力がありません。ですから、自分の身は自分で守る意味で、これからのシステムの考え方は 「EEPROMの内容は壊れる」を前提にしなければならないかも知れません。
例えば、電源投入時に、
EEPROMの内容を確認し、破壊が起きていたなら、デフォルト値に戻す。
(幸いにPICのEEPROMデータが壊れる場合、知る限り、H'FF 値になります)
または
ユーザープリセット値をEEPROMの数カ所に保存し、多数決で動作を決定したり・・・
もう少し、考えてみます。

お客様のHiglasiで同じ現象が起きてましたら、ご連絡をお願い致します。


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