2015年8月16日日曜日

Higlasi-3B 赤緯は少し落ち着きはしましたが・・・・ (8/16 追記

ファームウエアの変更でだいぶそれっぽくはなってきました
実写性能も 50mm換算で300mm強、239秒でほぼ点像を得る事はできるのですが・・・・
この写真は天の赤道近くのモノなのですが、この設定条件で、カメラを真上に向けると、制御ループは崩壊し、赤緯は暴れまくり・・・。
ですから、カメラの方向を変える度に、設定を見なおさなければなりません。
PHDのオートガイドはこんなモノなのでしょうか?
それとも、まだまだ、設定が甘いのでしょうか?
・・・・・。
現状全体はこんな感じです。。
バランサーが旋盤のチャックで、それを支える棒がアルミのせいか、停止時に、えらい揺れてます。

ここのところ、集中してPHDを触れた事で僕なりに分かって来たこと・・・。
オートガイドという言葉のイメージから、極軸等の調整は不要で、2軸ですから、どんな方向に設置しても、それなりに追尾してくれるモノと理解していたのですが、どうも、間違ってました。
極軸誤差が5degもあると、キャリブレーション時に星を見失ってしまいます。
許容誤差は2~3degってところでしょうか?

まだまだ、分からない事だらけです。。。

追記 MASAさんからのコメント、貼らせて頂きます。

------
DECはかなり落ち着いてきましたね

PHD2に限らずオートガイドソフトは、なるべく正確に極軸を合わせたほうがうまくいきます
厳密に合わせていれば1軸ガイドでいけるのですが、長焦点になると微妙な誤差が影響するので、DEC側の修正をかけてあげるイメージです

その意味ではオートガイドは追尾アシストということになります
経緯台で追尾することは出来ないことではないようですが、かなり複雑な仕掛けが必要なようです

これについてはSS-one赤道儀を開発されたほんまかさんが取り組んでおられるようです
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/cat62261055/index.html

たぶん、Higlasi2軸も長焦点をノータッチするつもりでDPPAとドリフト法で極軸を合わせてやれば安定すると思います

Pモーションの修正も極軸誤差による流れの修正も少ないほうが良いわけで、うまくセッティングが決まった優秀な赤道儀の場合は、修正信号は時折短く入るのみ、ということが理想です

それと、構図を変える都度パラメーターの修正が必要とのことですが、PHD2は自動導入機などで赤道儀が自分の位置を把握している機器との連携では位置に応じて修正信号を調整するようです
しかしながら単純な2軸駆動だと今どの方向に向いているかはわからないので、キャリブレーション時の情報だけで修正をかけます

ですので極端な話、赤道付近でキャリブして北極付近を狙うと上手くいかないのでその方向で再度キャリブさせたほうが良いようです

それよりも、必須なのは子午線を超えた位置に構図を変える場合で、この場合は必ず再キャリブが必要です
やらないとあらぬ方向に星が逃げます(^^ゞ

グラフを拝見した限りでは、この状態でも500mmくらいは追尾できそうなので性能としては十分だと思います
2軸Higlasiの完成も近いようですね

Higlasi2+3でのオートガイドもよろしくお願いいたします
-----
Higlasi2+3 の作業に取り掛かります(笑



4 件のコメント:

MASA さんのコメント...

竜爺さん
おはようございます
テストお疲れ様です

DECはかなり落ち着いてきましたね

PHD2に限らずオートガイドソフトは、なるべく正確に極軸を合わせたほうがうまくいきます
厳密に合わせていれば1軸ガイドでいけるのですが、長焦点になると微妙な誤差が影響するので、DEC側の修正をかけてあげるイメージです

その意味ではオートガイドは追尾アシストということになります
経緯台で追尾することは出来ないことではないようですが、かなり複雑な仕掛けが必要なようです

これについてはSS-one赤道儀を開発されたほんまかさんが取り組んでおられるようです
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/cat62261055/index.html

たぶん、Higlasi2軸も長焦点をノータッチするつもりでDPPAとドリフト法で極軸を合わせてやれば安定すると思います

Pモーションの修正も極軸誤差による流れの修正も少ないほうが良いわけで、うまくセッティングが決まった優秀な赤道儀の場合は、修正信号は時折短く入るのみ、ということが理想です

それと、構図を変える都度パラメーターの修正が必要とのことですが、PHD2は自動導入機などで赤道儀が自分の位置を把握している機器との連携では位置に応じて修正信号を調整するようです
しかしながら単純な2軸駆動だと今どの方向に向いているかはわからないので、キャリブレーション時の情報だけで修正をかけます

ですので極端な話、赤道付近でキャリブして北極付近を狙うと上手くいかないのでその方向で再度キャリブさせたほうが良いようです

それよりも、必須なのは子午線を超えた位置に構図を変える場合で、この場合は必ず再キャリブが必要です
やらないとあらぬ方向に星が逃げます(^^ゞ

グラフを拝見した限りでは、この状態でも500mmくらいは追尾できそうなので性能としては十分だと思います
2軸Higlasiの完成も近いようですね

Higlasi2+3でのオートガイドもよろしくお願いいたします

竜爺 さんのコメント...

MASAさん ありがとうございます。。。

MASA さんのコメント...

竜爺さん
いま気づいたのですが3Bの最小ステップ角は3.68秒角でしたか
それであれば追尾精度はテスト結果がほぼ限界に近いかも知れませんね

2Bならばもう少し行くと思いますが、、、
また、修正信号の出方をよく見るとDECはハンチングはしていません
片側だけ修正が入っているようです
最小ステップ単位で修正して、時折行き過ぎている感じでしょうか


竜爺 さんのコメント...

MASAさん こんばんは
ステップ角は3.6818秒角です。数秒に1回修正が入っていたように思います(赤緯モータの駆動音)
後日、確認してみます。
Higlasi-2でもテスト準備はできているのですが、星待です。。