投稿

9月, 2015の投稿を表示しています

一筋縄ではなかなかな~~ 

イメージ
先日の安定したオートガイドはいったい何だんたんだろう・・・・ 1クロック 1.8°のモーターを 0.9°に変え、つまり最小回転角を1.84秒角として --- 0.9☓(1/16)☓(1/40)☓(16/44) ☓3600 = 1.84 16:マイクロステップ 40:ウォームギヤ 16/44:平プーリ --- 久しぶりに、PHD2オートガイドテスト・・・・ RAもDECも暴れまくりで・・・・ なんのこっちゃです。 設定を変えても、ほぼ影響なし キャリブレーションをやり直しても影響なし なんのこっちゃです。 まだまだ先が長そうって思い知らされた昨夜でした。 風が強く、雲が流れ、たびたび行方不明になるガイド星でしたが・・・・ それにしても、酷い結果。。 初めてのテストでこの結果だったら、2軸なんて絶対やらないって思うやろな~~ 修行が足りません。。 今、グラフを見ると制御信号に対し、アクチュエーターの挙動が遅い様に見えます。 このあたりに原因があるのかも・・・。

お客様からDPPA法について

イメージ
名古屋市のお客様から・・・ ---------------- 多くの Higlasi ユーザーの方は、背面液晶にスケールを当てて写野中心と天の 北極を確認する手法が一般的のようですが、最近12年ぶりにメジャーアップデー トされた SUPER STAR V というプラネタリウムソフトにDPPA法支援ツール(極軸 設定支援機能))があり、これを使ってみました。 http://www.sstar.jp/ PC は タブレットの Lenovo miix 2 8 ですが、 SUPER STAR V は動作が非常に 軽く、非力なタブレットPCでも極めて快適に動作します。 カメラにはSDカードの代わりに Eye-fi を入れ、higlasi-3B DPPA 法露出した画 像データをカメラ上で再生すると、wifi機能の付いたタブレットPCに 自動的に 取り込まれます。(タブレットPCには Eye-fi 用常駐アプリケーションをインス トールしておく必要あり) この画像を画像ビュアーで開き、SUPER STAR V を起動して極軸設定支援機能を 有効にすると、透明なスケールウィンドウが表示されます。 スケールウィンドウは拡大/縮小とウィンドウ位置の微動操作ができます。 まず撮影画像上の北極星の円弧と、スケール上の円弧の直径が同じになるよう、 スケールを拡大/縮小します。 このときのスケール上の天の北極位置が、現在の極軸の回転中心です。 ここにペイントでマーキングします。 次に、撮影画像上の北極星と周囲の明るめの星の軌跡の起点が合うよう、スケー ルの拡大/縮小とウィンドウ位置の微動操作を行います。 このときのスケール状の北極位置が、真の天の北極位置です。 この差を無くなる程度に極軸を微動調整し、再度 DPPA 法露出します。 透明のスケールをデジカメの背面液晶に当てる方法は、苦しい姿勢を強要された り、スケールが強風で飛ばされたり、私の様に赤緯体としてフォークマウントを 使っているとそもそも背面液晶にスケールを当てることが困難だったりします。 背面液晶の映像をスマホやタブレットPCに` wifi で飛ばせるカメラなら苦にな りませんが、そうでないカメラも多いと思います。 そんな場合、Eye-fi と SUPER STAR V があれば、操作は全てタブレッ...

お客様から追尾テストのご報告

イメージ
入間市のお客様からレポートが届きました。。 いつもありがとうございます。 ---------- 今年は天候不順もあって、なかなかHiglasiの出番がなかったのですが、晴れ間を見つ けてHiglasi2B(AG改)の追尾テストをしました 狙いは望遠レンズでの追尾エラー確認ですが、今回f300㎜4分で成功したので報告しま す 極軸はドリフトモードで合わせました 串団子写真は西の赤道付近にて300㎜レンズ3分ドリフトで極軸が合った(と判定した) 時の強拡大写真です 団子が少しだけ楕円形になっているのはPモーションの影響でしょうか また、位置合わせ無しの4分×13枚合成写真では後半に星がジャンプしていますがたわ みの影響と思われます 肝心の4分追尾の仕上がり写真はX6iで4分間13枚を撮影したうち、流れが少ない9枚をDS Sでアライメントして合成したものです (天頂やや西よりの星野ですが、済みませんどこだか不明です) 9/13の歩留まりなら実用可能と思います 200㎜レンズに1.5倍のテレプラスを入れていますので、f300㎜成功と認めないとの考え もあるようですので、次回はボーグ45EDⅡ(f325㎜)で追試してみます 等倍 強拡大すると厳密には星像は真円でないようですが、私としては十分だと感じています 次回は併せて45EDにテレプラスでf500㎜前後を試してみる予定ですが歩留まりが50%程 度なら成功ですね -------------

早速お客様から

イメージ
Higlasi-3Bを購入頂いたお客様から・・・・ ------ …雨です。 新機材導入の際のあるあるですね。 とりあえず、赤経体としてはこのような形で運用する予定です。 (いろんな他社製品が混じっててすみません。) この状態では赤経1軸オートガイドです。 QHY-5L-II + FUJINON f=35mm F1.6 レンズ がガイダーです。 ガイダーの横に結束バンドでくくりつけてあるのが、Intel Computer Stick で す。この上で Windows 10 が動作しており、その上で Deflexure3 が動作してい ます。 モニタは付いていません。 操作は三脚下部に置いてあるスマホから、VNC Viewer 経由で行います。 スマホの横にある白い小箱は USB5V で動作する無線APです。 (無線AP用のバッテリは、もっと小さいものに変える予定です) ComputerStick と higlashi-3B は、延長筒にぶら下げている緑の袋の中の USB バッテリで駆動します。 ケーブル類は以下の様な状態です。 これで f=135mm を延々ガイドし続けられる目処が立ったら、次は3Bを赤緯体と して使ってみる実験に入ります。

Higlasi-3B用 市販アリミゾ用接続雲台ベースの製作

イメージ
① 回転ドメ部の形状測定 ② Gコード作成とシミュレーション ③ 試し加工 ④ 雲台ベースのタップ加工 この例では下からM5(3Bとの固定用)、上部からM6(パノラマ雲台固定) ⑤ 本加工 ⑥ バリ取り後取付 ⑥ できあがり

ひとりごと・・・・追記

イメージ
こんな2軸一体型ポタ赤って、、、まだ、世の中に無いな~~  ギヤヘッド付きのステッピングモーターを使えば、ご指摘頂いた問題も全てクリアできるけど・・・ Higlasi価格ではとても難しい・・・・。 売価10まんえんなら出来そうな気もするけど・・・・。 Higlasi-5 (大笑 タブレットでPHDが走れば、 先日の実験が奇跡の一台で無いとするなら、精度1秒角前後のポタ赤2軸になりそうな気もするけど。。。 追記 3Bをご予約頂いたお客様から・・・(楽しい〜 ----- 当方、タブレットPC上のPHD2およびDeglexure3にて、1軸オートガイドの実績はございます。 ----- 追記 9/21 ---- すみません、入力ミスがありました。 誤:Deglexure3 正:Deflexure3 flexure(たわみ)をde-(除去する)意の、作者g-logさんの造語です。 PHDが1つのガイド星を用いてガイドするのに対し、 Deflexure3は焦点距離の短い、広い写野のガイダー画面内から最大16個までの星を選び、多星制御によって1星制御に比べて√ガイド星数倍の精度を確保しています。 ----- ギヤヘッド(1:10)付きのモーター(千葉のお客様預かり品)があるので、早速、組んでみました。 赤緯の最小回転角度は0.4秒角です。 今夜、星が出れば試してみます。。 バックラッシュが大きいので、これをPHDがちゃんと吸収してくれるかどうか・・・。 テスト中 9/21 19:20 雲が多いせいか、メカ的な問題か、ぜんぜん安定しません。 実写もそれなりに流れ気味・・・。 安定が続きません。

Higlasi-3B 取説・仕様書・価格表 (更新:20170614)

イメージ
お見積り等のお問い合わせはこちらまでお願い致します。: bzk00100@nifty.com ■ Higlasi-3B でできる事 ・恒星追尾 ・星景追尾 ・北半球、南半球 切替 ・インターバルタイマー  ・DPPA ・DRIFT  参照 ・トルク切替 ・オートガイド(1軸用ST4互換コネクタ) ・Higlasi 赤緯ユニットモード(予定)  参考 ・表示ユニット接続 ・オプションスイッチで東西早送 ■ 主な仕様 ・ベースユニットの重量 600g (雲台座を除く) ・ベースユニットの大きさ 103*63*41.5(スイッチ等の突起物は除く) ・恒星追尾(キングスレート) ・星景追尾(恒星追尾の66%) ・最小ステップ角 3.68秒角 (4.084PPS) ・ピリオディックモーション±25秒角以下 (弊社検査測定器による値)   注意:実天体撮影で保証する数値ではありません。 ・ピリオディックモーション周期 36分 ・ギヤ比 1:110 ・インターバルタイマー    シャッター ON時限3種:60秒、120秒、240秒(固定値)   シャッターOFF時限1種:5秒(固定値)     いずれも出荷時任意設定可能 ・DPPA(44deg,60deg,180deg) 出荷時変更可能 ・DRIFT  (30秒,60秒,180秒) 出荷時変更可能 ・オートガイド入力(ST4互換) スタンバイ時東西早送り可能 ・トルク切替(75%,100%,125%) ・シャフト径 20mm ・ベアリング数 4 (φ8:2 φ10:1 φ20:1) ・軸トルク 1.5kg以上 (軸中心から10cm位置、トルク100%設定時) ・最大荷重 5kg  ・消費電力    1.4w (トルク   75%設定時)    2w (トルク 100%設定時)    4w (トルク 125%設定時) ・電源電圧 5v±5% (USBモバイル電源使用可能) ・モーター オリエンタルモーター社製(PKP233D15A) ・外形寸法 ■ Higlasi-3B ユーザーインターフェース ・レリーズコネクタ   レリーズケーブルでHiglasi-3Bとカメラを接続します。 ・3ポジショントグルス...

やっと1台・・・

イメージ
Higlasi-3Bの量産タイプがやっと1台できました。。 見た目はHiglasi-3Aとほぼ同じです。 背面には電源と表示ユニット、オートガイドの接続コネクタがあります。 この部分は 世辞にもスムーズでは有りませんが、こんなふうに分離できます。 中はこんな感じ 3Aと大きく異なる所は直径20mmのベアリングを使い、フレーム構造を変える事で剛性を高め、 積載能力をスペック上3.5kgから5kgとします。 また、雲台ベース(仮称)は脱着可能で、特注品も含め、用途に合わせた加工を考えております。 例えば アルカスイス規格の雲台を固定するための雲台ベースに対し、こんな加工も対応できると考えてます。 特注になりますが、510gの軽量タイプも製造可能です。 このサンプルに対するピリオディックモーションの測定値(治具)は以下のとおりです。 実天体撮影時に於けるピリオディックモーションエラーを保証するものではありません。 出荷時の検査で使用する測定値です。 肝心のリリースは少し遅れ気味で、今月末から来月上旬を予定しております。。

赤緯ユニット 自己メモ・・・ 9/9 追記

早く目が覚めたので、目を閉じたままで、イメージを・・・・ できた(たぶん higlasi-2用 0.5軸赤緯ユニット(笑 売価はニックッパ・・・・。 最小ステップ角 1.6秒角 9/9 追記  予想以上のお問い合わせに、、びっくりしております。 コメント欄にも書いた通り、まだまだイメージの世界で、形になるかどうかは全く分かりません。 ですが、お問い合わせも頂いたので、パンツの中を見られる様で恥ずかしいのですが・・・ こんな事を考えております。 Higlasiで使っている最も高価な部品はウォームギヤとウォームホイールです。 (余談:最近入手価格が上がり、難儀しております) この2つを使わなければ、コストは随分安価になります。 PHDオートガイドのテストで分かった事は 追尾中、赤緯ユニットはほとんど仕事をしなくて良いって事です。 極軸が完璧に合っていれば不要な装置です。 それなのにフルスペックのメカが必要・・・(これがおもしろくない 極軸が1deg ズレた状態で1時間追尾すれば、星は1450秒角流れます。 これが補正できれば良いって仕様の赤緯ユニットを作ろうかと・・・。 方法はタンジェントアーム式・・・で(笑 オートガイドではたぶんタンジェントエラーは吸収してくれるような気がします(根拠無) 可動部分は±0.25mmくらい。。 アームが長ければ十分無視できますが、それではHiglasiになりません。 さてさて、、、どうなりますやら・・・。 その前に3Bと2を作らなくなくてはなりません。。

お客様からのお便り

イメージ
昨日はこんな所で農業指導をされている同年代のお客様から、Higlasi 絡みのお便りと写真を頂きました。 日本の看板を背負って 世界中で、こんな方々の大変な努力で、小さな人間関係を積み重ね、今の平和があるんと違うかな〜〜 こんな場所で紛争が始まると 国はどうやって邦人を助けに行くのか・・・・不安になります。 7800mのラカポシ山頂に突き刺さる大流星 Canon EOS 7D,EF28mm F1.8 8秒,f2.8、ISO12800

ひとりごと・・・・

イメージ
Higlasi2軸オートガイドについて、お客様からいっぱいご意見を頂きありがとうございました。 ホント、勉強になりました。 元々の発想は、自分が欲しいって事と、ガンダム世代のお客様から 「合体したい」の要望も頂き・・・・(笑 ・・・で、ふと、思ったのですが、赤緯専用機とするなら、 ・Higlasi ウォームギヤの精度は不要 ・もしかするとウォームギヤである必要も無いかもしれない ・DPPAとして高速回転不要 ・高価なステッピングモーターである必要が無い? などが想像でき、作ってみるかな~なんて考えてます。 先ずは赤緯の最小ステップ角を小さく・・・・ 写真の組み合わせなら、0.5秒角になるはず・・・・ でも、まぁ~2軸にするなら、高速移動は必要かな~ ・・・・ 1.5軸!?(笑 その前にHiglaasi-3Bと Higlasi-2 を作り、開発費用を捻出しなければ・・・(苦笑