2015年9月28日月曜日

お客様からDPPA法について

名古屋市のお客様から・・・
----------------
多くの Higlasi ユーザーの方は、背面液晶にスケールを当てて写野中心と天の
北極を確認する手法が一般的のようですが、最近12年ぶりにメジャーアップデー
トされた SUPER STAR V というプラネタリウムソフトにDPPA法支援ツール(極軸
設定支援機能))があり、これを使ってみました。
http://www.sstar.jp/


PC は タブレットの Lenovo miix 2 8 ですが、 SUPER STAR V は動作が非常に
軽く、非力なタブレットPCでも極めて快適に動作します。

カメラにはSDカードの代わりに Eye-fi を入れ、higlasi-3B DPPA 法露出した画
像データをカメラ上で再生すると、wifi機能の付いたタブレットPCに 自動的に
取り込まれます。(タブレットPCには Eye-fi 用常駐アプリケーションをインス
トールしておく必要あり)

この画像を画像ビュアーで開き、SUPER STAR V を起動して極軸設定支援機能を
有効にすると、透明なスケールウィンドウが表示されます。
スケールウィンドウは拡大/縮小とウィンドウ位置の微動操作ができます。

まず撮影画像上の北極星の円弧と、スケール上の円弧の直径が同じになるよう、
スケールを拡大/縮小します。
このときのスケール上の天の北極位置が、現在の極軸の回転中心です。
ここにペイントでマーキングします。

次に、撮影画像上の北極星と周囲の明るめの星の軌跡の起点が合うよう、スケー
ルの拡大/縮小とウィンドウ位置の微動操作を行います。
このときのスケール状の北極位置が、真の天の北極位置です。

この差を無くなる程度に極軸を微動調整し、再度 DPPA 法露出します。


透明のスケールをデジカメの背面液晶に当てる方法は、苦しい姿勢を強要された
り、スケールが強風で飛ばされたり、私の様に赤緯体としてフォークマウントを
使っているとそもそも背面液晶にスケールを当てることが困難だったりします。

背面液晶の映像をスマホやタブレットPCに` wifi で飛ばせるカメラなら苦にな
りませんが、そうでないカメラも多いと思います。

そんな場合、Eye-fi と SUPER STAR V があれば、操作は全てタブレットPC上で
完結するので、有用だと思いました。
-----------

0 件のコメント: