2011年9月7日水曜日

はくちょう座+

昨夜は月明かりの中、久しぶりに黒い夜空でした。
星座表を見ると真上に、はくちょう座
ISO200 50mm f/2.5 182s 試作8号改造機
このあたりを撮ると、肉眼では見えない星の多さに驚きます。


電池の評価から現時点の考えを・・・電池(エネループ)4本仕様は諦めます。
この仕様を生かすためには、以下の機能を犠牲にしなくてはなりません。
まだ、ちゃんとしたレポートは配信して無いのですが、当赤道儀には仮想原点を設ける予定です。
撮影終了時、自動で仮想原点に恒星モードの500倍速で戻す機能です。
この仮想原点の位置はピリオディックモーション検査治具でウォームホイールの全周を評価し、最も安定に動作する部分(Pモーション最小)を設定します。
つまりユーザーは最も安定した部分で常に撮影できる機能です。
問題は不意に電源が落ちた場合で、電池4本ではリカバリーできないのです。
9v仕様では不意に電源が落ちた場合でも、7v近辺で感知できましから、その位置の情報を保管し、電源再投入で原点位置に戻す事ができます。
また、この仮想原点はユーザーも再設定可能できる予定です。


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3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

仮想原点というのは「ウオームネジの回転位置」だと思っていたのですが「ウオームホイールの回転位置」のことだったのですね?
それとも両方ですか?

ウオームホイールとウオームネジを見比べると、ウオームホイールの方がはるかに大切で精度の必要な部品に見えます。
しかし、私のつたない経験では、実際はウオームホイールは、ほどほどの精度で均等に歯が切れていれば充分なように思います。「ウオームホイールのこの部分がもっとも高精度」ということはないように思います。
もっとも、たいていのウオームホイールはセンターが出ていなくて、ウオームネジとゆるく噛み合う部分と固く噛み合う部分が生じるので、ゆるい部分の方が調子が良いと言うことは有り得ます。ゆるいとウオームネジの圧力変化によるPモーションが少なくなりますからね。

私の方はPECを投入するかどうか決めていませんが、原点はウオームネジの回転位置に設けます。
でも、竜爺さんのモーターは500倍速なので、ウオームホイールが1周するのに3分かからないのか…。それなら、ウオームホイールは精度への影響が少ないなんて決めつけないで、やってみる価値は充分にありますね。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

どちらかというと、両方です。
ホイールの360°を568889パルス(2.278秒角)で位置決めするイメージです。

例の治具で360°を見ると、均一では無いことが分かりました。ですからその中から条件のいい場所を原点とする感じです。

>ウオームホイールはセンターが出て・・
同意です。
対策として旋盤の生爪ではさみ、穴径を大きくします。

先ほど、匿名さんから教わった極軸合わせをやってみました。
バッチリです。後日レポートします。

匿名 さんのコメント...

>例の治具で360°を見ると、均一では無いことが分かりました。
歯数の多いウオームホイールだとナットの歯型と同様な三角形でも良くなりますが、40歯だと歯型がうんとシビアなサイクロイドカーブの必要が生じ、それで場所によって精度が異なるのだと思います。
すなわち、噛み合うときに山のてっぺんで当たったり側面で当たったりを繰り返して、それがPモーションの原因になると思います。
例の治具があると、いろいろ判明しますね。

いろいろなレンズで撮影してみて「成功率○%」と示す人がいます。成功率の生じる原因は「極軸設置」か「各部のブレ」などと解釈されウヤムヤになっていますが、本当はPモーションなどの良いところに当たったか悪いところに当たったかで「成功率○%」になるのだと思います。
追尾の良いところだけ使うのは、写真用赤道儀の便法です。竜爺さんの発明と言えると思います

小型旋盤用にも生爪があるんですか?いろいろな物が加工できるようになりますね。