2011年9月8日木曜日

デジカメ時代の極軸合わせ + 新たな悩み?


匿名さんから教わった方法(原理はカーチス写真法)を試してみました。
結論:バッチリです。
ライブビュー機能があれば、極望は不要です。

1.先ず、北極星を見つけます。
玄関先、ガイシの左側に辛うじて見えます(クリック拡大)。

2.赤道儀の極軸を大体の感覚で合わせます。
当赤道儀(試作8号機)は35°傾斜がありますから、方位だけでOKです。

3.バルブ撮影、500倍速で運転します。
4.モニターに同心円が確認できますから、モニター画面にマークを付けます。

5.ライブビューでモニターしながら、赤道儀を固定している雲台を調整し、4.マークと北極星をあわせます。

6.高倍率のレンズに交換、カメラの雲台を調整し、北極星をモニターの中心に合わせ、再度、500倍速でバルブ撮影。
7.北極星が同心円の中心位置にあれば、0.7°精度で極軸があってる事になります。
この写真は200mmの撮影、画角は6.5°ですから、1°精度で極軸は合ってるハズです。

8.気に入らなければ、星座表で極軸と北極星の位置関係を確認し・・・・ 3.からを繰り返せば精度は上がります。
まあ、星景写真を撮るなら、これで十分でしょう。

・・・・で、新たな悩みは
試作8号機は制御基板を本体に内蔵しています。
500倍速は基板上のスイッチを長押し・・としているのですが、これではカメラが揺れてしまいます。本体と別にする事は可能ですが、コストが・・・。

本体+制御ユニット+電池 の3ピース構成・・・・HPにこれだけは止めようと決めたのですが、揺らいでます。。。











2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

サースガ竜爺さんは行動が早い!さっそくやってくださいましたね。
この方法は、極軸の本当の芯を見つけるには何よりも正確です。
円弧の中心を液晶画面に印すには、透明紙に同心円をたくさん描いたのをあてがうと明確に分かります。
北極星の北極からのズレを正すには、円弧の中心を点でなく、半径40′(月を撮影すれば直径30′なので基準にできます)の円を描いて、目測で天の北極方向にズラせばOKです。標準レンズで撮影しても、たぶん10′の精度は出ますよ。

画像をパソコンに読み込んで、正確な星図を重ね、さらに北極星の大気の浮き上がり(1.5′)も考慮してパターンを作れば無敵な手法です。こうして作ったパターンをライブビュー画面に表示できると最高なのですが、可能なカメラはあるのでしょうか?

高速回転させるスイッチは私も悩んでいます。元の位置に戻す逆転もあった方が便利なので、丸形シーソーの3接点スイッチを捜しています。

なお、普通の赤道儀のように粗動回転があれば、手でゆっくり回して同じことができます。
ポタ赤は「カーチスデジカメ法」を行なえる構造にする必要があると思っています。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

>ライブビュー画面に表示できると最高なのですが、可能なカメラはあるのでしょうか?

WINアプリが組める人なら、そんなに難しくはないような・・・。

>元の位置に戻す逆転もあった方が便利なので・・・

僕は、スイッチ長押しで早送りし、駆動パルス数を計数。スイッチOFFで計数パルス量分、モーターを逆転する方法で元の位置に戻してます。

>手でゆっくり回して・・・

手回しがあると便利いいですよね。ノブを差し込んで手回しはできる構造なのですが、ノブってお安く無いのです。。。。オプション対象かな~~。。。