2012年2月23日木曜日

進捗

ご予約頂いた台数分+αを只今、エージング中です。
今週いっぱいエージングし、治具によるPモーションのチェックをし、合格品の中の数台は実天体でPモーションを確認する予定です。

製品の底にシリアル番号を設け、検査で得られたデータを管理します。

検査パラメータは
・消費電力(トルク100%,130%)
・スタンバイ電流
・停電電圧
・恒星追尾クロック周波数
・トルク100%
・トルク130%
・治具によるピリオディックモーション値(720ポイント)


5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私も雲台赤道儀 PanHead EQのエージングをしている最中です。
超高速で20分(ウオームホイール正転/反転を各20回転)やってから40倍速で半日やります。
エージングした後でウオームスクリューを手で回すとワクワク、ドキドキするほどスムーズなタッチになりますね!
全品測定器でPモーションを確認して±10~±15″に追い込みますが、全品で星の撮影テストまで出来ないので、充分ひかえめなPモーションを公称しようと思います。
お互いに星野写真撮影機としてのポータブル赤道儀を発展させてゆきましょうね。

ところで、露出時間は何分を想定していますか?
アリゾナの砂漠の真ん中とか理想的な環境では「ISO400設定でF2.8で5分露出してもバックが露出オーバーにならない」ので、私は5~6分間は確実に追尾できる性能を確保したいです。これを基準に「○○mm望遠が使えます」と公称しようと思います。
もちろん、ISO1600やISO3200設定で30秒~1分露出で済ませる(コンポジットも併用して)ことは可能ですが、そういう手法は非常手段なのですぐに飽きて、みなさんISO400か高くてもISO800でじっくり撮影するようになると思います。
ポタ赤のユーザーは、お気軽撮影派の入門者も多いでしょうが、アルプスのてっぺんとか凄い環境で使う猛者も多いですからね。
「うまく写らなかったらゴメンネ」では許してくれません(笑)

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

>お互いに星野写真撮影機としてのポ・・

宜しくお願い致します。

もう何回目かも分かりませんが、自分が作ったモノをリリースする時はいつも不安でいっぱいです。
(設計とは不安を作る事也)

当方のエージングも似たようなモノです。
追尾モード9にその機能を入れていて、正転反転を300回転運転し、停止します。

想定露出は2~3分と考えていたのですが、匿名さんからのご指摘もあり、インターバルタイマーの設定は最大675秒まで設定可能です。

でもまあ、真っ暗な夜でも、当地では4分までですね。。

竜爺 さんのコメント...

今、恐る恐るエージング中の1台(NO4)のPモーションを測定してみて・・・ほっ。
概ね、仕様値の半分以下って所でした・・・。

匿名 さんのコメント...

おお!それは良かったですね。
エージングとベンチテストの測定は星野写真用赤道儀の必須項目ですよね。
プロの設計アドバイザーの竜爺さんにとっては、そういうことをやらないで物作りをしてはイケナイ…と思っていらっしゃることと思います。

でもまぁ、許してやってください、そうしたやや怪しげな部分が趣味の製品らしいところで、そのためにユーザーにノウハウが必要だったりで、今まで平和に楽しくやってきたと言うこともあると思うんです。

ウオームホイールは大きくなるほど精度が上がる理屈ですが、大きな部品を作る工作機械の精度は大味になるので、思ったよりも精度が上がらないようです。
小型のウオームホイールでも真剣にエージングなどの調整をすれば(大きさのわりには)かなり高精度に出来るようですね。
もちろん強度の問題は残りますけど。

竜爺 さんのコメント...

リリースが近づくにつれて、止めたくなります。
所定検査:OK ベンチテスト:OK(想定範囲内) 実写テスト:OK(想定通り)
・・・でも、気が付かない、致命的な、とんでもない忘れ物があるようで・・・お腹が痛くなります。
いつもそうです、いくつになってもって言うより、年を重ねる毎に強くなります。ご予約をくださった方々に、差し上げた方が・・・よほど楽かな~~って(苦笑

予約を頂いた方々には大変感謝しております。
看板も実績も何も無い僕を信じて、35000円を出そうって決めてくれた方々です。
赤道儀を手にして、ガッカリ・・・これは、あまりにも悲しい。。。

生産って、1台目より2台目の方が上手くなります。10台も作ると、さらに良い感じの組立調整方法を発見したりします。そのたびに1台目に戻り・・・。たった十数台作るのに、もう、何日かかってるのでしょう(笑