2012年8月27日月曜日

フラグシップな Higlasi の肝


Active Periodic Error Correction Engine (APECE)の開発宣言(汗

賢い方なら、技術的な問題の90%以上を解決してから書くべき内容ですが、どうも昔から公な場所(サラリーマン時代は開発会議)で宣言しないと、力が出ない性分なモノで恥ずかしながら、小さな声で・・・。

目標はピリオディックモーション±10秒角以下を保証するポタ赤の製作・・・・現実的には測定器レベルになると思います。
±10秒角の根拠は現行のHiglasi-1Aが出荷時の検査で±20秒としております。(公称値±25秒角)
ウォームホイールを少し大きくする事で、2割改善し、さらに表題のAPECEで50%以上改善してやろうとう魂胆です。(もちろん商品レベルです)
まあ、経験上、開発前の考え通りになった事は無いので、何が起きるか分かりませんが・・・取り敢えずのスタート宣言です。(もしかしたら数ヶ月後、この投稿は消えてるかもしれません)
目標は2013年12月リリース。。。
時々、ここで、進捗報告を致します。。さてさて、どうなりますやら・・・(楽)。



2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

新型ポタ赤の企画。いいですね!
頑張ってください。

±10″を達成できると良いですね。そのためには小型のウオームの場合は、APECは不可欠でしょうね。100万円もするビクセンさんのAXDにも積まれている仕組みで、AXDは±4″ということです。
私のPanHead EQにもAPEC的なプログラムは織り込み済みですが、まだ実用はしていません。Pモーションを大・中・小の3つにわけおいて、組み立て時に測定して、3つのどれかをあてがうつもりです。

ただ、この方式ですと、年月が経ってPモーションが変化した場合に困りますので、ユーザーが測定して3つのどれかをあてがえると良いのですが。

Pモーションについては、以前はカタログに夢のような高精度が喧伝されていましたが、最近はユーザーもわかってきたので、メーカーはデータを発表しないようになっていますね。測定もしていないのに、だいたいの見当でヨサゲな値を発表するわけにもゆかないのでしょう。

下記の協栄さんのホームページに、SXPのPモーションが出ていました。40万円もする高級な赤道儀でも、だいたいこの程度が現実です。すいぶん高精度だと思いますよ。
http://www.kyoei-osaka.jp/hpgen/HPB/entries/196.html

ちなみに±10″は、鑑賞距離で200mm望遠の追尾エラーが見えない精度です。
が、ピクセルレベルまで拡大するとエラーは見えます。ピクセルレベルまで拡大してもシャープな200mm望遠のエラーが見えないようにするには、±3~4″が必要になり、そんな高精度な赤道儀は存在しないので、ポタ赤といえどもオートガイダーが欲しくなりますよ。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん、おはようございます。

笑笑、今のところ、僕のイメージするブツの目処は全くたっておりません(苦笑
モーターの速度可変で、1台作るだけでしたら、楽なモノですが(既にそれっぽいモノはで・・・)いろいろやってみて、10台安定に製作できる技術はなかなかです。一筋縄ではどうにもならないな~って、実は、次のアイデアが無くなり、苦しみ紛れの「宣言」なのです(苦笑。
感覚的に、大きな壁を一つ超えなければ、このサイズのAPECは実用レベルには達しないと考えております。今のところ、壁に跳ね返されてばっかりで、壁の高さも、厚みも分かりません・・・。

ギヤの噛合による速度変化の再現性は十分あるので、0.5deg単位に全周のデータを取り、それを反映してやれば、それっぽいモノはできるとは思うのですが・・・それもひとつの手かも知れませんが、今ひとつ、僕の中で、面白く無いのです・・・。

全周はめんどくさいので、3周期くらいでやってみれば、次のアイデアが出るかもしれませんね・・・。