2012年8月28日火曜日

APECE でやろうとしていること・・・

fig-1 は Higlasi-1A のピリオディックモーション検査に於ける3周期(108分)分相当の代表的性能です。
fig-1
Y軸を秒角に書換えると
この様に、大体±20秒角に入るよう、調整します。
フラグシップな Higklasi は、これを、±10秒角以内に入れてやろう・・・・・の企てです。

方法は難しくありません。
fig-1 のデータからスピードの変化を読み取り、補正するように、モーターの速度を制御してやればいいだけ・・・ちょっと電気が分かる人なら、カンタン?
・・・で、やってみると、

ぱっと見た目、ええ感じです。 Y軸を秒角に書換えると・・
多くの場所で、それっぽく、目標値以内に収まっているので、直ぐにでも実現しそうですが、±10秒角を超える所もあります。
原因は何でしょう?測定器のノイズでしょうか?ホイールのキズでしょうか?モーターのせい?制御の問題?平歯車の不良?偶然?根本的な問題?テーブルの振動?ソフトのバグ?・・・。

更に、ホイールを全周で測定すると
まだまだ、完成は遥か彼方です。

商品開発に於ける正常系(理論通の動作)の設計は難しく無いのですが、異常系をどのように評価するかで、トータル性能が決まります。異常系を軽視すると、当たり外れの多い製品になります。
(余談ですが、制御の世界では異常系の設計をしっかりやらないと人命に関わります)

サラリーマン時代、正常系は3ヶ月で動作し、見た目は完成間近で、それを見た営業が動き出し、止めるのに苦労した事が有ります。その製品の完成は更に、2年間が必要でした・・・。

さて、フラギシップな Higlasi ですが、完成目標 2013年12月 残り、1年と4ヶ月です。
先ずはピリオディックモーションの測定器をつくり直さなくては・・・。






0 件のコメント: