2011年6月12日日曜日

ピリオディックモーション測定治具_02

ジャンク箱の中に、200パルス品のエンコーダーがあったので、早速想定した治具のメカ部を作り、
モーターを等速で回し波形を確認した。


思った通り、エンコーダー出力パルスの出現タイミングのバラツキは小さく無く、数%バラつきます。
この8号機、実機撮影ではピリオディックモーション±30秒角相当品ですから、波形のバラツキは計算上1%以下のはずです。

このバラツキの原因が機構による可能性も有ります・・・。

4000パルス品のエンコーダを使用し、10カウント毎に想定時間差を計測すれば、出現パルスのバラツキは1/10に圧縮できるかも知れません・・・んが、大変高価です(汗
もう少し、工夫が必要です。

エンコーダー軸と平ギヤの穴径が合わないので、購入した旋盤でスリーブコレット?を作ってみました。
これが、また、難儀。Φ5の中ぐりバイトが無いので、ドリルの歯で作ったり・・・。
何をやっても、難しい事です。

当地、昨夜のホタルです。
四斗谷川 ISO250 50mm f/3.2 20秒×12枚

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

さっそく試作をされていますね! 嬉しい限りです。
私はNemiconのOVW2-36-2MD(050-00E)という3600パルスのを4逓倍して極軸に自作コレットで直結しています。
話は変わって、ペンタックスからアストロトレーサーという、撮像素子を動かす簡易追尾装置が出ました。こういうのは広角は周囲が流れて使えない、望遠は精度不足と露出不足で使えないキワモノですが、準望遠で短時間露出なら使えるはずです。GPSなどでの観測地の設置データは4~6度の精度しかありませんが、そんな程度でもまぁまぁ実用域です。
アストロトレーサーの設置精度は赤道儀の極軸設置に準じますが、お得意の計算で「極軸設置精度」を確認してみてください。
ポタ赤に精密な極望を希望されるご意見が多いと思いますが、露出が短いと極望は不要なほどラフでよいことが分かります。
もっとも、市販の極望のパターンは間違っている製品の方が多いです。それでも気が付かないで使っているわけですね。天文ファンの意見って経験則が主で計算をしていないことが多いんですよ。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん、こんにちは・・

逓倍は単純にAB相のエッジでパルスを作るだけですから、パルス数は増えますが、求めるパルス間の出現精度が良くなるわけでは無いような気がするのですが・・・。。

>極望は不要なほどラフで・・・
確かに・・・。三脚や雲台のヘタリの方が大きいかも知れません(未確認

>アストロトレーサー・・・
記事を見た時、その開発費にペイするほど、市場があるのかな~って思いました。
私がこの開発の担当者なら、センサーを物理的に動かすのではなく、センサーからの信号処理で何とかしたいですね。
最も、手ぶれ補正のハードウエアを利用してるのですから同じですか・・・。

>市販の極望のパターンは間違っ・・・
そうなんですか。最近極軸を合わせる事はほとんど無いのですが、パソコンのソフトで極軸と北極星の位置関係を確認し、だいたいで決めてます。

匿名 さんのコメント...

4逓倍しているのでそう書いただけです。もちろん精度は上がりません。
星を撮影するモーション像よりもクイックな感じのデータになります。撮影の場合は様々な箇所で物理的にダルになっ写るのだと思います。どれだけ正しいデータが得られたかは検証していませんが、星の撮影と酷似していました。
単純なパターンの極望は間違っていませんが、スカイメモ式に複数の星を使ったり北斗やカシオペヤで合わせる極望は、たいてい間違っています。歳差など考えないで、そのままパクッた中国製だからでしょう。
最初の富士電子のスカイメモの発明者の故小山泰三郎さんは知り合いで、1970年頃に極望の話などをした覚えがあります。スカイメモの完成度が銀塩フィルム用として非常に高かったので、それがアダになって他社製品は真似した製品や工夫をしないで自作の延長になってしまったのだと思います。
デジカメ用に、ぜひ立派なポタ赤を作ってください。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

失礼しました。
それにしても、90秒角で赤軸を直接位置決め制御できる赤道儀をお持ちなんですね。スゴイです。
赤道儀に興味を持って、高々2年、わからない事だらけです。(特に現場での使用感)
もう少し、完成度が上がりましたら、是非評価をお願い致します。