2011年6月25日土曜日

ピリオディックモーション測定治具_06

これまでと同じ様なグラフですが・・・
ウォームホイールとウォームギヤの噛み合い位置が同じ場所をロータリーエンコーダーの回転位置(角度)を変え、各々2回トレースしてみました。
エンコーダー出力パルスの出現タイミングにバラツキが無ければ、同じグラフになるはずですが、どうもバラツキが1~2%(100秒角以上)ありそうです。(詳細:省略)
しかし、再現性がある事はエンコーダーのスリット幅にパルス幅が依存している事ですから、この幅を測定し、補正で真値を算出できれば、検査治具は製作可能って事になります。
測定には、正確にエンコーダーを回せればいいのです・・・が。。

では、どうやって、5秒角の精度で、このエンコーダーを回せば良いか・・・
設計上、5秒角以下が保証できる様な大きなウォームホイールの回転台を作って・・・とか
自由落下しているおもりで回転させ、計算で求める・・・とか
・・・・・
まだ、答えを見つけるには至ってません。

サラリーマン時代だったら、こんな煩わしい事は考えず、迷わず↓これを発注するのですが・・・。
http://cweb.canon.jp/indtech/es/lineup/lre/r1p32/index.html
しかし↑これ、いくらするのでしょう?¥50万円??

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

どんどん実験を進められているようですね。
エンコーダがテスト用の粗い物というだけで、システムは完成されたわけですよね? 数千~数万パルス程度のそこそこ細かいエンコーダーに代えれば、出来上がりではないですか? エンコーダを細かくすれば同時にスリットの精度も上がるでしょうから。
ベンチテストでPモーションの形状を完璧に得るのは至難の業ですが、「Pモーション○″保証」とするためや、または出荷時設定のPECの原点を見つけるためなら実用域と思います。
でも、竜爺さんの技術で完璧な物を追い求めるのも素晴らしいです。
スカイメモがドイツ型で完成度が高かったこともあって、現在の写真撮影用ポタ赤は「ドイツ型なら既成の極軸を使おう」と、ちっとも小型にならない方向と、もう一方では自作ポタ赤の延長で「極軸だけ提供するから工夫して使ってネ」という方向の2系統になっています。前者は望遠鏡も載せるには重宝ですが重いです。後者の例はCD-1というポタ赤ですね。精度はともかくパーツが充実しているので、ホビークラフトとしては楽しい思います。
極軸だけのポタ赤でパーツがな無ければ「1日1回転する台座」にすぎません。しかし、そういものでも、うんと小型の「カメラ雲台が1日1回転する」ようなのができれば素晴らしいと思います。竜爺さんのポタ赤はそういうものですよね!

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

なかなか自分のイメージ通りには進みませんね~。。。(汗
サラリーマン時代の設計は時間と経済性の勝負で、開発を味わう間もなく、心配事だけを生み出す作業だったような気がします。人様からお金を頂くモノを作る以上、心配事を作るには違いないのですが、少なくても開発を楽しもうと心がけております。
レザー干渉のエンコーダーは欲しいですが、1万円で購入できるエンコーダーで、目的が達成できれば、それも楽しいかも知れませんし、副産物を発見できる可能性もあります・・・。
完璧は不可能ですが、人様からお金を頂く以上、サラリーマン時代にはできなかった、自分に正直な手間を惜しまないモノ作りをしたいです。

>うんと小型の「カメラ雲・・
こう言われると、ちょっと辛いのですが、汎用品以外では、例えば、特殊品で登山で邪魔にならないような軽い製品に対応したり、そのためには、ウォームホイールを薄く削ったり、フレームを鉄以外で作るなど・・・購入者オリジナルの対応ができるようなモノにしたいです。