2012年11月3日土曜日

Higlasi-2A の剛性

満足はできないものの、なんとか妥協できる構造にたどり着きました。
(もう少しなんとかしたい・・・)

剛性の測定方法

eos20D + 50-500mm + バル雲台 = 3.1kg を万力で固定し、カメラを極軸方向に向け、3m 先にレーザーポインターを照射、マークします。


Higlasi-2Aに対し最も負荷のかかる方向(ほぼ真上)にカメラを向け、レザーポインターの照射位置の変位を測定します。このテストでは6mmを観測できました。
つまり、極軸の変位角は atan(6/3000) = 0.11deg です。
胸を張れる程の値ではありませんが、妥協できる値と理解しております。

同様のテストを万力では無く、三脚(SLIK pro 500 DX2) + ギヤ付き雲台410 で確認。
変位は40mmで、極軸の変位角は atan(40/3000) = 0.76deg となります。
恐るべし3kg超・・。

バル雲台は背が高いので、重い機材には実用的では無いのですが、Valbon QHD-41では万力固定で0.095degを得ました。
雲台は可能な限り背の低いモノがいいです。

参考:
eos20D+70-200f4 を雲台valbon QHD-41 で使用した場合 0.047deg

DPPAの限界:
3kg超の機材+通常のカメラ用三脚でDPPA後、方向を変え200mmを超える望遠で星野を撮る場合、各部の構造的変位を認識する必要があります。
これを補う方法として、まだ十分なテストはできてないのですが、レーザーポインターによる極軸補正は有効な手段になる様な気がしております。
通常のカメラ用三脚+DPPAオンリーで撮影する場合は200mm、機材2kgが限界かも知れません。





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