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Higlasi-2*ES (energy‐saving edition) 予備テスト_2

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グラフを張り付ける必要も無いのですが、市販のQE-QL202 でテストしてみました。 QE-QL202 の容量は5800mAh * 3.7v = 21.46wh Higlasi-2Bes 5v 時の電流は 170mA ですから 5v * 170mA = 0.85wh 計算上の駆動時間 21.46wh ÷ 0.85wh = 25.25 時間 ですから、まあまあ~計算通りの結果です。 出力を安定化してますから、エネループ4本と比べて、安心感が違います。 現時点、具体的な時期は未定ですが、USB電源専用の Higlasi を作ります。 (もう少し回路の検討とデータ収集が必要です) これから Higlasi の購入を検討されている方、バージョンアップを予約されている方、現行Higlasiを所有されている方で、USB電源専用機を希望される場合は、お問い合わせください。。

Higlasi-2*ES (energy‐saving edition) 予備テスト_1

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ご予約を頂いている Higlasi-2 の組立と並行して表題の件、進めてます。 チェック:エネループ4本で動作保証できるHiglasiが実現するかどうか? 回路を構成している部品の最低保証動作電圧は4.5vです。 Higlasiの電源は電池(エネループ)を使用する事を前提とした設計ですから、電池間やコネクタの接触抵抗を考慮する必要があり、また、電池を逆に接続した場合の保護回路も必要で、安定に運転するためには定格電圧より最低1v以上の電圧が必要です。 一方、エネループ4本は4.8vですから、余裕は0.3vしかなく、逆接続の保護ダイオードだけで、この0.3vは喰われてしまい、動作はするけど、保証はできないのが現状です。 チェックの回路は保護ダイオードと安定化回路を外し、電池と回路を直結し測定しました。 電池はeneloop pro 写真のケースに入れ使用。 モーターはオリエンタルモーター 型番:PKP243MD15A 設定トルクは0.11Nm(Higlasi-2 100%) 5v時の電流:170mA 5vで170mAですから850mWです。 eneloop pro の容量は2400mAh*1.2v*4本ですから11.52whとすると、ザックリ計算で 11.52÷0.85 = 13.5 時間くらいでしょうか? 結果: 4vまではモーターのトルク 0.11Nm を確認できました。 時間は12時間、ザックリ計算と比べて・・・ま~~そんなところでしょう(笑 ・・・が、しかし、実力と保証は違います。 このグラフの400分位置が動作保証電圧の4.5vです。 6時間も動くからOKとすべきか・・・。 接触抵抗は環境でかなり変化し、平気で100mΩを超えてきます。電池4本を使用した場合、接触回数は10か所あり、もしかすると1Ωに達します。そこに170mAの電流が流れるわけですから、 1v*0.17mA = 0.17v になてしまいます。上のグラフですと、駆動時間は200分以下になってしまいます。 今日の結論: 電池4本による駆動は十分使用できますが、安定に動作するかどうかは疑問があります。 遠征先で環境の変化でどうなるか分からないリスクは小さく無いと思います。 Higlasi-2*ESの電源 最近スマホ...

Higlasi_2* の剛性

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既に購入頂いているお客様に申し訳なくて・・・ この種の情報は出して良いのか悪いのか、こうして書いていながらも迷います。 ここはHiglasiの進化?と・・・(汗 もう既に何台かは出荷しているのですが、フレームのデザインを少し変えました。 もちろん外観からは分かりません。 左:旧 右:新 この変更で、剛性はずいぶん?改善しました。(重量は7g増) 具体的には Higlasi-2A の開発中、ここでご報告した http://tatsujijii.blogspot.jp/2012/11/higlasi-2a.html この測定方法で 0.11deg だった歪量は 0.057deg まで改善できました。 万力を使わない測定では、三脚や雲台の歪が一桁大きいのでお客様にはメリットの無い改良かも知れません(苦笑

energy‐saving エディション のHiglasi

Higlasi のコンセプトの一つに、可能な限り安価なポタ赤を・・・・がありました。 心臓部であるところのウォームギヤ部は国内で入手できる最高性能の部品ですが、それを駆動するモーターは比較的安価なブツを使ってます。 トルク性能は Higlasi-2Aの標準設定(トルク100%)時で 0.1Nm (駆動電流 175mA) です。 ギヤ比のトータルは1:160 トルクの伝達効率を30%とした場合 赤経軸のトルクは4.8Nm ですから、回転軸から10cm離れた場所で 4.9kgの機材を持ち上げる事ができます。 Higlasi-2Aの最大荷重はこの値から余裕を見て、3.5kgと決めました。 これは赤経軸に対して、アンバランスな状態で3.5kgまでは大丈夫って意味です。ですから、バランスがとれていれば、もう少し重くても大丈夫だと思いますが、重くなると三脚も含めた全体の剛性も問題になります。 (余談ですが、アンバランス1kgくらいが最も安定すると思います) ・・・で、ここからが本題です。 モーターはいろいろテストしてみました。 夜空を追尾する目的としては、輸入品と比べてデータ的に差は無いのですが、私の好きな国内メーカ品では消費電力がかなり少ないのです。 サンプル値ですが 輸入品 175mA 0.10Nm 国産品 167mA 0.17Nm このモータの駆動電流を下げて、Higlasi-2Aの標準設定トルクに合すと 90mA 0.11Nm です。 消費電力は約50%、つまり、単純には電池は半分で同じ時間駆動できる事になります。 (実際にはそうはいかないのですが・・・) 現実的にはエネループ8本で8時間駆動できていたところが、5~6本で、同じ性能が得られる事になります。 これを使わない手は無いと、ず~と考えていたのですが、価格はかなり高価になります。少し、回路を工夫すれば、4本のエネループで一晩は駆動できると思うのですが、もう少し、チェックが必要です。 ご興味がある方、いらっしゃいますか? 予想型番 Higalsi-2Aes Higalsi-2Bes   

Higlasi-2B の外観 8/23追記

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asuka さん こんな感じです。別のアングルがあれば、申しつけください。。 尚、表示ユニットは試作品を自分で塗装したため、あまりキレイではありません。。 表示ユニットを付けると・・・ 8/23 追記

Higlasi-2Bの電源について・・・ 追記8/19

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これまでのHiglasiは6vで停電処理として運転を止めていました。 理由はエネループの放電特性からですが、USB電源(5v)を使いたいの要望もあり、停止処理を止めます。 その代わり、6vを検出すると赤LEDが高速点滅します。 (Higlasi の運転は継続) 電気屋として設計上は残念ながら5vの動作保証はできません。理由はモータードライバーのロジック電源の最低動作電圧は4.5vでHiglasiの電源電圧5vではこれを僅かに下回ります。少ないサンプルで動作確認をする限り、この電圧でも問題なく動いてはいますが、これはモータードライバーのマージン間での動作で、日本の製品では比較的範囲は広いとされていますが、製品ではやはり動作保証は・・・できません。 追記 8/19: 5v電源では表示ユニットがほとんど見えなくなります。 その場合は以下の方法で液晶のコントラスト調整が必要です。 Sw1-1,sw2-1,sw3-1 で VR を左いっぱい+東微動 SW を押しながら電源投入で左写真の表示が出ます。VR でコントラストを調整し、sw1-1 --->  sw1-2 でコントラストが固定します。 この方法は寒冷地で表示が薄い場合でも有効です。 冷蔵庫の-18℃では消えてしまいます。 コントラストの調整で見えるようにはなります。 (液晶部の動作温度範囲 -20℃~70℃)

Higlasi-2B の DPPA DRIFT

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少し操作方法を変えます。 現行 ① STA_sw 長押し 0.5秒以上 ② シャッター ON ② 500倍速で回転スタート 慣れの問題もあるのですが、長押しから離すタイミングが分かりにくいのご意見がありました。 2Bから ① STA_sw 長押し 0.5秒以上 ② シャッター ON ② DPPAモードを表示 ④ 長押し止める ⑤ 500倍速で回転スタート 良いか悪いか、分かりませんが、結果的に長押し時間を多くすれば、回転無でシャッターが開くため、スタート時の星の軌跡は強く感光します。 DRIFT モードも同様で、表示が変わった時、STA_sw を離す事でスタートします。

お客様だより・・・

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昨日は姫路の i さんが遊びに来てくださいました。 BMで颯爽と現れ、一見、二十歳後半から30前半とも思えるくらいの好青年で、思わず 「かっけー」 山好きの彼から、Higlasi-3A のヒントをいっぱい頂き、夕飯を喰うのも忘れ、4時間以上も酒なしで話し込んでしまいました。 少し喋りすぎました、おっちゃんのつまらない話をいっぱい聞いてくださり、楽しい時間を本当にありがとうございました。 次は飯でも喰いながら、もうすこし落ち着いて、ゆっくりお話ししま笑。 ----- こちらも 姫路の方ですが、Y さんからメールを頂きました。 ・・・・ 良いレンズを買ったはよかったのですが、ちゃんと極軸合わせ等のセッティングは行ったつもりでも星が流れてしまい、なかなか満足するものが撮れませんでした。 (レーザーポインターを使ってある程度たわみの補正も行いました) セッティングしてしばらくは星は止まって写るものの、しばらくすると星が流れていてきて結果としてまともなデータ が得られないということが続きました。 どうやら荷重に耐えきれず雲台(マンフロット・ギア付ジュニア雲台)が徐々にたわんでいる?ようでした。雲台に手で荷重をかけてやると3つの軸がそれぞれわずかに回転するのでそのあたりが影響しているのでしょうかね。 ・・・・ 僕の場合、 徐々にズレル体験は無いのですが、2軸化改造の時、全ての軸ビスが緩んでました。 皆様で何かありましたら、コメントをお願い致します。 Yさんから添付頂きました ------ Higlasi のお客様で天文機材のネット通販を始められた方がいらっしゃいます。宜しければ覗いてみてください。 有限会社エレクトリックシープ

表示ユニットの試作 8/17追記

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表示ユニットの試作2種、作ってみました。 ① 直接コネクタに嵌合するタイプ でっぱりは少なくしましたが、表示ユニットに強く当たると、コネクタが基板を含め壊れるかもしれません。 ② ケーブルで接続しパネルの空きスペースに置くタイプ つや消しの塗装にかなり傷が付くため、表示ユニットの背面にゴムラバーが必要かも・・・。 (コストアップ) 簡単にできると思っていたこんなシンプルなユニットでも、人様からお金を頂こうとすると、難しい事です。 製品版ではパネル面と同じ、つや消しの黒塗装にします。。 ご購入を検討されているお客様へ   ①② どっちがいいですか? 8/17 追記 コメントやメールを頂き ② の方法で進める事にしました。ありがとうございました。。 パネルへはネオジブ磁石を使い下のように半固定します。 価格は、板金の最終見積を見てから決定しますが、税抜き¥3500~¥3800で、できるのではと考えております。

嫌な作業・・・ 追記:

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真鍮製の30mm丸棒を15mm毎に切断し、旋盤で切断面を整え、正確な10mmの穴を開け、シャフトを圧入し、再度旋盤でシャフトと切断面を直角に整え、表面を削り、雲台座を固定するための穴を3個開ける。 ウォームホイールのシャフト穴を偏芯無きよう正確に8mmから10mmに拡張し、固定用の穴を2個開ける。。 ・・・が下の写真。 これからタップ切です。 このタップ切が最も嫌な作業です。なぜ? タップが簡単に折れるのです、パキッ って、鈍い音、いとも簡単に・・・。 折れたら、今までの作業は全てNG。 @2000円後半のウォームホイールもお釈迦です。 今日、板金が上がってきます。 ご予約を頂いているお客様の Higlasi を先行し、目標としては今月中には何とかしたいと考えております。 もう少し、お待ちくださいますようお願い致します。。 追記: 表示ユニットの写真も無く、完成度は低いのですが、Higlasi-2B の暫定版取説をアップしました。リリースまでには完成度を上げていきます。 http://ndl2000.sakura.ne.jp/higlasi/higlasi_2B_01.pdf

お客様だより・・・

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三重県の O 様より 2件の改善要望を頂きました。 ありがとうございます。 --------  1. STA_sw の長押しでカーチスデジカメ法(DPPA)が開始されるのですが、    この長押し判定の時間が私には短か過ぎます。    暗い中での操作ですので、西、東、スイッチを指でなぞりながらの確認を    して押すことが多いのですが、まちがって、カーチスデジカメ法(DPPA)が開始    されることが多々ありました。     私の場合、少なくとも2秒以上、できれば、3秒以上で開始するように    していただければ嬉しく思います。  2. カーチスデジカメ法(DPPA)の開始時の挙動ですが、以下のようにしていただく    と、星の配置から真の北極を見つけやすくなる      (1) まず、シャッターを開き10秒間のガイド撮影を行う。      (2) 既存のとおりのDPPA撮影を行う。 -------- この2件、ソフトの変更で対応できると思います。 送料込¥1000のご負担をお願い致しますが、送付頂ければ、変更致します。 また、改善要求を頂ければ、今後の機種やバージョンアップの形で進化させたいと考えております。 宜しくお願い致します。。 近々のバージョンアップでは、Sta_sw 長押しで、この画面に切り替わります。 これは、DPPA 60度回転の画面で、画面を確認してからSta_sw を離すと、DPPAがスタートします。 表示の9deg は現時点の回転角を示します。 DPPAの回転角はこれまでの 44deg に 60deg と 180deg を追加しました。

近況・・・

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Higlasi で検索すると、東京と岡山のお客様が 「サマーホリデーin原村星まつり」の話題。お二人がお会いされたかどうかは分かりませんが、もしかすると、会場ですれ違ったかも知れません、想像してるだけで、なんだか楽しい気分です。。 LCDユニットですが、この状態で実際に使用して見ました。左側への出っ張りが意外と邪魔で、暗がりでHiglasiを操作してると、レリーズケーブルが絡んだり、手が当たったりで、たぶん、10人にお一人ぐらいはコネクタ部を折ってしまう様な予感・・・・この構成はボツかも知れません。 また、諦めたバックライトはやはり欲しいです。。。 ・・・・で、バックライト無しの試作板金は姿を見る事無く、ボツになりそうです。。 前回のブログでバックライトを付けると、価格が上がる事と発熱が問題になる旨を報告しました。価格はどうにもなりませんが、熱的に許容できるバックライトの明るさを求め、なんとかなりそうなので、昨夜、2回目の板金試作を発注しました。 うまく行けば、10月までにはリリースできると思います。。