2013年8月29日木曜日

Higlasi-2*ES (energy‐saving edition) 予備テスト_1

ご予約を頂いている Higlasi-2 の組立と並行して表題の件、進めてます。
チェック:エネループ4本で動作保証できるHiglasiが実現するかどうか?
回路を構成している部品の最低保証動作電圧は4.5vです。
Higlasiの電源は電池(エネループ)を使用する事を前提とした設計ですから、電池間やコネクタの接触抵抗を考慮する必要があり、また、電池を逆に接続した場合の保護回路も必要で、安定に運転するためには定格電圧より最低1v以上の電圧が必要です。
一方、エネループ4本は4.8vですから、余裕は0.3vしかなく、逆接続の保護ダイオードだけで、この0.3vは喰われてしまい、動作はするけど、保証はできないのが現状です。
チェックの回路は保護ダイオードと安定化回路を外し、電池と回路を直結し測定しました。

電池はeneloop pro 写真のケースに入れ使用。
モーターはオリエンタルモーター
型番:PKP243MD15A
設定トルクは0.11Nm(Higlasi-2 100%)
5v時の電流:170mA

5vで170mAですから850mWです。
eneloop pro の容量は2400mAh*1.2v*4本ですから11.52whとすると、ザックリ計算で
11.52÷0.85 = 13.5 時間くらいでしょうか?








結果:
4vまではモーターのトルク 0.11Nm を確認できました。
時間は12時間、ザックリ計算と比べて・・・ま~~そんなところでしょう(笑

・・・が、しかし、実力と保証は違います。
このグラフの400分位置が動作保証電圧の4.5vです。
6時間も動くからOKとすべきか・・・。
接触抵抗は環境でかなり変化し、平気で100mΩを超えてきます。電池4本を使用した場合、接触回数は10か所あり、もしかすると1Ωに達します。そこに170mAの電流が流れるわけですから、
1v*0.17mA = 0.17v になてしまいます。上のグラフですと、駆動時間は200分以下になってしまいます。

今日の結論:
電池4本による駆動は十分使用できますが、安定に動作するかどうかは疑問があります。
遠征先で環境の変化でどうなるか分からないリスクは小さく無いと思います。

Higlasi-2*ESの電源
最近スマホの普及に伴い、USB電源の進化が凄く、僕はこれを使わない手は無いと考えています。昨日購入したモバイル電源は軽くて、キレイで、おしゃれ?で、容量の減少をLEDの色で表示してくれて容量たっぷり、それでいて、純正のレリーズケーブルより安価です。
もう少し、評価が必要ですが、Higlasi-2*ESはモバイル電源専用機で進めたいと、考えております。










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