2011年8月12日金曜日

ピリオディックモーション測定治具_11

軸受を強化し、カメラを搭載した状態で、ピリオディックモーションを測定するための改造を行い、
時間はずいぶんかかりましたが、やっと治具からデータが取れました。
それぞれの測定は再現性はあるのですが、こうして同一グラフで描くと・・・。
赤:カメラ非搭載
黄:20D+10-22mm (約1.2kg)
青:60D+70-200mm (約1.8kg)

匿名さんの予想通り、重いとPモーションは大きくなる傾向です。
軸受強化が良かったのか、偶然か、なんとか +20~-30秒の中には入ってます。
さ~て、問題は実写性能です。。。どうなりますやら・・・。

しかし、この軸強化は大変な作業で、日産1台ってなことになりそうです・・・。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

なかなか良い感じではないですか! 非登載のデータと異なるのがちょっと気になりますが…。
重たいカメラに変えるとPモーションが増える傾向は必ずあります。ですから以前にお話ししたように、ガタの多い(ガタを出している)赤道儀を下手にガタ無しに調整すると、追尾精度が悪くなることが多いです。

カメラ登載のデータ取得と同時に実写ができると良いですね。私の装置での経験では、実写の方がPモーションが少なく写ります。装置がほぼダイレクトで計測してるのに比べて、撮像素子上の星の動きはけっこう鈍感になるからだと思います。

話は変わって、竜爺さんのポタ赤はとても小さいので、ポタ赤の上の方に雲台を装着しても、カメラの下に顔が入るため、構図合わせに死角が少なそうで良いですね。このような雲台位置で本体が大きいと、天頂以北はカメラのファインダーをのぞけない欠陥品のポタ赤になってしまいます。なぜか、そういうポタ赤が多いんでよね。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

>非登載のデータと異なるのがちょっと気になりますが…。

そうなんです。
黄と青は同じ傾向で、レンズの重さの違いです。たぶん、ベアリング内部のクラランス?(がた)量、重さでたわむ事が影響しているのかも知れません。(軸とのクリアランスはほぼゼロ)
あまり大きなベアリングは使えないのですが、一回り大きいブツを使ってテストする予定です。