2011年8月21日日曜日

軸受のテスト

ベアリングは安価で良いのですが、小型のベアリングはクリアランス(ガタ)がやや大きい様に感じ、軸受に変更してから、実写描画はやや安定したように思います。全て軸受に変更したいのですが、それはそれでかなり難しく、調整はかなり困難です。それと怖いのはカジリで、それが発生すると、回転部はロックします。
そのテストを兼ね、
かなり古いカメラを負荷として、恒星モードの300倍速度、グリス無しで運転してみました。
・・・・・調整時スムーズだった回転部は約1時間でロックしました。
同じ軸受にグリスを塗布し、今、約30時間、問題無く動いております。。
この状態で100時間(約1000日分)動作に問題なければ、冷凍庫(-18℃)に24時間おき、再起動で問題がなければ、この軸受採用です。


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4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

軸受けって極軸の大きな軸受けのことだと思っていましたが、ウオームスクリューの軸受けだったのですか?
だったらミネチュアベアリングだとガタもそうですが強度が心配ですね。
私はけっこう高価な、1こ2500円くらいの固体潤滑剤埋め込みのメタル軸受けを2個使っています。ウオームスクリューの軸の方を規定よりも1/100mmほど太くしてクリアランスを少なくすると快調ですよ。
普通のメタル軸受けだと、ユーザーがどういう使い方をするか分からないので、グリスが切れたらカジリが心配だと思います。
もちろん、やってみないと分かりませんけど。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん おはようございます。

ウオーム側も同じ構造です。(やや大きい)
ミニチュアベアリングの強度は380Nありますから、強度的には問題無いの判断なのですが、匿名さんの言われる通り、でかいブツを使いたいですね。
軸受に5000円は厳しい・・・。

グリス切れは怖いです。
良いグリスをご存知ですか?

焼結材が手に入れば良いのですが・・・。

匿名 さんのコメント...

ポタ赤を夏場にクルマに積みっぱなしにして50℃で放置され、グリスが流れた…なんてことを想定すると、部材に穴を開けた(そういう仕組みですよね?)だけの軸受けは、製品としては怖いように思います。杞憂とは思いますけどね。

ウオームスクリューの軸受けは、かかるモーメントから想定するとミネチュアベアリングでも強度は問題ないのですが、ガタ取りのため余圧をかけて固定しますから、頑丈に固定した場合は温度による膨張/伸縮で凄い力がかかり、ベアリングの座の玉の当たるところが凹むことがあります。
ポタ赤は小さいので、これも杞憂とは思いますが、超高級メーカーの大きな赤道儀では、気温の変化の厳しい場所に設置すると、このトラブルが頻発するんです。みなさんご存じないとは思いますけど。
金属の膨張係数を考えないで設計するから、そういうトラブルが出るのだと思います。小さな赤道は膨張係数は問題にならないのですが、いちおう気をつけることにしています。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

ありがとうございます。
部材に穴を開け、スラスト方向を鉄球で受け、
シャフトと鉄球の空間にモリブデン入りのグリスを充填、シャフトと軸受は数μm以下まで、現物合わせ研磨で・・・で、考えておりました。
この構造を採用するためには、高温テストも必要ですね。