2011年10月27日木曜日

20分前のアンドロメダ星雲

以前、撮ったモノと比較すれば、少しは進歩したような・・・?

アンドロメダ星雲 ISO640 f/5 200mm 149s 試作8号機改


3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

アンドロメダ銀河の作例は流れもなくバッチリですね。もう少し画像処理すると、もっと見事な写りになると思います。

極軸誤差による流れは、先日の計算式から。
300×tan{極軸設置0.2度×sin(300秒露出/240)}
300×tan{0.004362977}
300×0.00007614831399
0.022844494mm→撮像素子上で22.85ミクロン→角度に直すと15.7″角となります。
竜爺さんの計算結果と同じですね。

300mmレンズの許容範囲を±7″角とすると星像直径は14″角ですから、少しだけ足りませんが、これは最悪の天空を撮影した場合なので、実質はなんとか追尾できる極軸設置精度と思います。

直径32mm、歯数40枚の超小型ウオームホイールで、よくぞここまで追い込まれたと敬意を表します。
歯数40枚でPモーション周期が36分のため、5分程度の露出だとPモーションの影響が飛躍的に減少することが成功の秘密ですね。

ビクセンのポラリエがいよいよデビューですね。嬉しいことです。
こちらはウオームホイール144枚なので精度は高いはずですが、Pモーションの周期が10分のため、5分露出より長いとPモーションを全部喰らう可能性があります。
露出時間が短くなったデジカメ時代のポタ赤は、高精度を狙ってウオームホイールの枚数を増やすか? Pモーションの影響の減少を狙ってウオームホイールの枚数を減らすか? 迷いますね。
私は折衷案で110枚にしました。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

おはようございます。
中心部が明るすぎて、手持ちのソフトでは画像処理も難しいです、それと、夜空を撮るためにはフィルター改造も必要なんでようね・・・。

>・・竜爺さんの計算結果と同じですね。
正直、嬉しいです。

110歯ですか・・
切削モノの試作はお金がかかるります。標準品も決してお安くは無いですが、やってみたい事の一つに、オルゴール赤道儀の様に、歯車の一部を使用した、超小型品を作ってみたいです・・・。

匿名 さんのコメント...

極軸設置が0.2度(12′)でも300mmの5分露出に支障はないと言うことなんですよね。
追尾エラーの原因を極軸設置不良のせいにしてしまう風潮は間違いで、ほとんどの原因はギヤの不良(Pモーション)か強度不足によるたわみなんですよ。

Pモーションはウオームホイールを大きく(歯数を多く)すれば比例して少なくなります。したがって、ウオームホイールの小さな小型赤道儀は望遠レンズの追尾には精度不足です。
しかし、それは30~40分露出をしたフィルム時代の話です。
デジカメの場合は露出は4~5分までですから、Pモーションの影響を喰らう前に露出が終了します。つまり精度は悪いがPモーション周期の長い小型ウオームホイールの赤道儀が実用になるわけです。
ある程度高精度で歯数の少ないウオームホイールが大きなウオームホイールよりも実用精度が高くなることもあり得ます。
ポタ赤の設計はウオームホイールを大きくして精度を稼ぐか? まったく逆にウオームホイールを小さくしてPモーションの周期を長くするか? 両極端の選択を迫られます。
ウオームホイール歯数150枚くらいが、もっとも中途半端かもしれません。