2013年2月27日水曜日

不具合報告 追記 3/2追記

Higlasi-1B,-2A の  VRによる時限設定 で、以下の不具合があります。
(通常のご使用[sw2_1][sw2_2]では問題ありません)

参照:http://ndl2000.sakura.ne.jp/sekidougi/higlasi-2_00.htm


現象:
swの設定① (操作: [sw1_1] or [sw1_2]、 [sw2_3]、[sw3_1] )
で、時限を設定し、追尾途中、
[追尾中  シャッターOFF機能] を有効にした場合  (操作:[sw3_1] --> [sw3_2])
swの設定② が有効になり、時限設定が変わります。


お客様の対策案
・ swの設定② をご使用ください。
・ swの設定① をご使用する場合、[追尾中 シャッターOFF機能] を有効にしないでください。

弊社の対策
swの設定①で[追尾中  シャッターOFF機能] を有効にした場合でも、時限の更新がされないようにプログラム変更も考えたのですが、影響を受ける部分が多く、新たなバグを生む可能性もありますから、しばらくこの状態を維持したいと考えております。
また、swの設定① は操作性も悪いため、VRによる時限設定はswの設定②のみの方向で検討したいと考えております。

ご意見、ご希望をお聞かせください。。
宜しくお願い致します。

追記

もう少し、説明を致します。

Higlasiではタイマーの時限を設定する方法は3種類あります。
プリセット可能なスイッチが2種(sw2_1,sw2_2)とVRです。
多くはこの2種のプリセットスイッチで撮影はカバーできると思うのですが、天候の変化等で急遽、プリセットスイッチではカバーできない時限が発生した場合、このVRが役にたつと考え設計しました。
このVRには設定方法が①②の2種類あります。
①は時限をVRの回転位置で15種類設定できます。
②は右いっぱいが10分、左いっぱいで5秒で、その間が無段階リニアに設定可能です。。
②では5分くらいはVRの中央になり、2分半は1/4回転位置になりますから、感覚的に設定できると思います。
VRの位置と設定時限のグラフを添付致します。



開発時、①だけの設計だったのですが、自分での評価で使い勝手が悪かったので、②の設定を設けました。
その時、①は止めようかとも思ったのですが、邪魔にはならないであろうの判断で①②を共存させたのですが、今回の不具合報告になりました。
ですから、VR設定が必要な場合、②の設定をご使用頂ければ問題はありません。

今後ですが、①の設定は止めようと考えております。
どう思われますか?

ご意見を頂ければ幸いです。


今回の不具合を上のグラフで説明すると、設定①で下から8番目の210秒で設定していたとします。追尾中、[sw3_2]に切替、追尾中シャッターoff機能を有効にしたとき、210秒の時限が300秒近辺に変わる事になります。

3/2 追記

VRによるタイマーの時限設定を以下の通りとします。

スタンバイ状態+[sw1_1][sw2_3][sw3_1] でVRによる時限設定ができます。
(これまでのバージョンと操作仕様は同じです)
VRの位置と時限は以下表の通りで連続的に変化します。
STA_sw クリックで追尾を開始します。


追尾中、時限を切り替えたい場合
追尾中シャッターOFF機能[sw3_2]で、時限を可変できます。
(これまでのバージョンと操作仕様は同じです)

実施:3月5日出荷分からの予定

仕様例
VR中央で約5分の追尾をしていたとします。
追尾中シャッターOFF機能を有効[sw3_2]で、露出を確認し、露出がオーバーしていれば、VRを左1/4の位置に回転、スイッチを[sw3_2]-->[sw3_1]に切り替えれば、2分30秒付近でタイマーを再設定できます。
(これまでのバージョンと操作仕様は同じです)






2013年2月22日金曜日

お客様だより・・

栃木のF様から・・・
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只今、酔っ払っているます。酔っぱらいの戯言です。気が向いたら読んで下さい。

最近、驚いたのは同僚と赤道儀の話題でHiglasi2台繋げて、オートガイド出来たらコンパクトで良いね!
なんて話していた矢先でこの間の記事みて驚きました。同じ事考える人が居るなんて!

話変わって、Higlasi 1Aを使っていて思いついた事があります。
行き当たりばったりで撮影に行く事が多いので北極星の位置など気にせづ適当にDPPAで軸合わせを行っていた時、
こぐま座だけの星座早見盤が有ったらDPPAで結構使えるのでは?私個人は非常に欲しいです!

それから、Higlasi コントラーラーを本体から取外し仕様も欲しいです!大柄な私は華奢な三脚を使うとスイッチのon off
で揺れてしまいます。揺らしている?とは言わないで下さいね。

Higlasiのコントローラーで他の赤道儀を動かせたら非常に便利!GP2でDPPAしてみたい!
完全に私個人の願望ですね。酔っぱらいの戯言でした。
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酔ってメールを頂ける・・・作り手としてはまことに幸せな事です。ありがとうございます。
Higlasi-1Aを使っていて、撮りたい天体にカメラを向ける場合、1軸では何とも便利が悪く、定尺プログラムを書いた1Aを2台を繋げて、2軸っぽくしてみたのですが、これが、実にカッコ悪く剛性も足りません。・・・で、赤緯ユニットが欲しくなったのですが、僕が欲しいって事はお客様も・・・の発想から、先ず、2階建てでも耐えられる剛性の強い赤経ユニット?(ポタ赤)が必要で、それがHiglasi-2Aです。今、時間を作り、赤緯ユニットの絵を描いております。構造的には手動と電動が共存できるような設計にしたく、製品的には安価な"手動"赤緯ユニットと超小型ポタ赤として使用可能な”電動”赤緯ユニットです。
このユニットのコントローラーは本体から離れ、電池と同じ筐体に入れます。このコントローラーがHiglasi-1B,2Aでも使用できれば、Fさんのコメントにもある、”本体から取り外し仕様”になるのですが・・・。
まだ、絵が描けてないので、お約束はできないのですが、Higlasi-ver2基板を使用できれば、化粧パネル+αの交換で対応できるかも知れません。。

「こぐま座だけの星座早見盤」 これ、欲しいです。。

>GP2でDPPAしてみたい!
先ほどネットで見たのですが、標準品はモーターがユニポーラ駆動タイプの様子で、Higlasiのモータードライバーでは不可かも知れません。(回らない事は無い?)


2013年2月19日火曜日

お客様だより・・・

群馬のK様から・・・
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先日の小惑星「2012DA14」の撮影時のことです。
数時間前に、リハーサルを終え、一度電源を落として朝を待ちました。

本番直前に赤道気が動かない!という事態に!! だが、DPPA時、確実に極
軸セッテイング時のモーターは動いている!が、恒星時駆動していない!!!!
慌てました!! 結局、10分前に中型の赤道儀に急遽変更!

撮影には成功しました。が、Higlasi-1Aは残念な結果に!
後で確認したら、赤道儀のトラブルではなく、私の操作ミス!!
手袋をしたまま電源ケーブルを挿したのですが、その時に知らぬ間にSWを押し
ながら電源を入れてしまい、タイマースイッチは3! 
なので追尾停止が選択されていたのでした…

慣熟していれば、冷静に判断出来たのでしょうが…フィルム時代から、フィール
ド(今回は自宅庭ですが)ではいろんなことが起きますが…こんなこともあると
いう、笑い話です…
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笑い話として、落としてくださってますが、その瞬間は腹立たしい思いをされたと思います。
申し訳ありませんでした。。

Higlasi-1B、2A でも、同様誤操作の可能性はあります。
挙動がおかしいと感じられましたら、3種のトグルswをすべて1(下方)に切り替え、左タクトSWを押しながら、電源を投入してください。
各プリセット値は出荷状態になります。その状態でスタートswをクリックすれば、恒星・バルブモード1分で追尾します。


2月生産分の Higlasi-2A は只今エージング中です。



2013年2月15日金曜日

Higlasi-2A 製作進捗

- Higlasi-2Aのご予約頂いてるお客様宛 -

2月生産のアセンブルがやっとできました。
たったこれだけの子部品ですが、基板の組み立て、市販品の後加工や真鍮部品の削り出し・・・で、2週間以上かかってしまいます。
これから、これらの子部品をフレームに組み込み、動作チェック、エージング、再調整、検査の手順で製品に仕上げて行きます。順調に行けば、24日の週には出荷できると思います。


2013年2月13日水曜日

輸送事故

バージョンアップのご依頼を受け、Higlasi-1Aを送付頂いたのですが、写真の通り、ケースの破損を確認、困った事です。



過去にも弊社からの送付でケース破損事故が一件ありました。中身に影響は無かったのですがもう少し慎重に運搬して欲しいですね・・・。
現在はこのケースより少し柔らかく割れないモノを使用しているのですが、落下事故を確認できるこのタイプの方が良いのかも知れません。。

2013年2月12日火曜日

お客様だより・・・

大阪のH様から・・
10枚コンポジット
札幌のF様から


旭川の近くの層雲峡というところで、
快晴、満天の星空に出会えたので
さっそく、Higlasi-2Aを使ってみました。
外気温はマイナス17℃で、
3時間程度継続使用しましたが、
全く問題なく動作しています。

当初、エネループが寒冷の為
使用不能になると思いましたが、
交換することなく、使用できました。

笑い話ですが、
Higlasi-2Aは寒さにも強いですが、
私が寒さに弱いです。
防寒対策が万全ではなかったので
指先が、凍傷気味で今もひりひりします。。

2013年2月9日土曜日

次はこんなポタ赤を作りたい・・・(2/11) 追記

ご予約頂いた方々宛Higlasi-1Bの出荷が終わり、続いて2Aの生産準備が忙しく、なかなか実作業に移れないのですが、お風呂の中や早く目覚めたお布団の中でイメージしております。

① 2Aとドッキングして赤緯ユニットとして使える事。
  >  実は僕が最も欲しいユニットなんです。今回、2Aと1Bに搭載した定尺機能があれば・・・
例えばアンドロメダ星雲を撮りたい場合、明るいシリウスをライブビューで捉えます。2Aの定尺機能1hを6回クリックし、この赤緯ユニットの定尺1hを5回クリック、10minを2回クリックすると、ライブビューには何も写ってませんが、目的のアンドロメダ星雲はそこにあるはずです。

② 山用として小型軽量にこだわる
  >  Higlasiについて、登山に持って行きたい旨の問い合わせを多く頂きます。①でも求められる小型化で共通部分も多く、納得の頂ける形にしたいと考えています。
1A,1Bと同じギヤを使用すれば、精度は期待できるのですが、コストが問題になります。Pモーションが±100秒角程度(50mmレンズでそこそこの絵は撮れるハズ)で良ければ、ギヤの購入価格を¥5000は下げられます。

③ USB電源、リチウムイオン電池4本で駆動できる
  > これも多くの方から望まれています。技術的には難しくは無いのですが、1B,2Aで実現できなかった理由は物理的問題とコストでした。
次機種では電池部に制御部を移し実現したいと考えています。

制御部を本体から電源部に移動する事により、少し世界が広がれば良いな〜と、回路とファームウエアをオープンする事によって、僕にはできない携帯端末でも操作可能なポタ赤になるのではと・・・。

2/11 追記
先ほど東京都のN様から赤緯ユニットについて以下のご提案を頂きました。
(Nさんからは2Aの開発時から色々なご提案を頂きました)
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1.赤緯の方は一度設定すると追尾中には可動する必要はなく、ガッチリと固定されるひつようがあります。
2.角度調整器であって、なるべく軽量で重心の低いものが良いと思います。
3.精度はそれほど必要でなく1度(時間ではない)あれば十分では? 調整機構、角度読み取り機構が必要
4.モータが内蔵されて入れば便利ですがそれほど重要ではないと思います。 むしろ2.の小型でがっしり固定でき操作性のよいものがいいと思っています。
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どうも電気屋の性とでも言いますか、モーターを回したいって事が先に立ってしまい本来の目的を失ってしまいます(汗
全く、ご提案の通りで、モーターは重要ではありません。

ですから、先ず、手回しの赤緯ユニットでモーターも付けれる様な絵を描いてみます。

Nさん、ありがとうございました。


2013年2月6日水曜日

ひとりごと・・・

なかなか毎日が忙しく、次機種の事も書きたいのですが・・・。
御陰さまでHiglasi-2A、1Bともに良いスタートが切れました。本当にありがとうございます。。
Higlasi-2A で検索すると、お客様のブログにヒットしました。
立川のW様、リンク貼って良いですか?
ここではCD-1との比較がレポートされてます。4年前、CD-1の存在を知り、購入しようと思ったのですが、こんなん作れるやん・・・から始まったポタ赤作り、他人様からの高評価は嬉しいです。。