2013年7月31日水曜日

Higlasi-2A 用LCDユニット 予定

Higlasi-2A 用LCDユニットはこんなイメージにします。

少なくても Higlasi-2A 対応品は価格を最小限に・・・を最重要と考え、バックライトは止めました。
バックライトを付けると、どうしてもLCD用プリント基板を新規に開発する必要と、バックライト用電力を確保するために本体基板のレギュレーターの放熱とチップを交換する必要がありがあります。また、実装できそうなチップも入手の目途が立たず、今回は諦めました。

電子工作にご興味がある方は秋月さん等からご購入され、作ってみてください。
LCDに3.3V用電源を電池等から供給すれば、バックライト付きは容易に実現できると思います。
(i2c等の情報はリリース時にお知らせ致します)

プログラムも90%以上できてるのですが、ROM使用率が95%を超え、手動オプトマイズもそろそろ限界で、やや不本意な表示部分もあるのですが、そこはご勘弁を・・・。

対応はたぶん10月になると思います。
価格は今板金ケースの見積中で、わかり次第、ここでご報告致します。

Higlasi-2A本体は9月リリース品からの対応予定です。
製品のバリエーションは
①LCD非対応品 税抜  ¥40,000 (現行品と同)
②LCD対応品   税抜  ¥42,000   (LCDユニットは含みません) 8/3 修正
の2機種を考えております(現在未定)。
Higlasi-2A、-1Bから②へのバージョンアップ費用は¥2000 + 送料(¥700) 8/3 修正
Higlasi-1A からのバージョンアップは可能ですが、板金がずいぶん高価なものになってしまいます。10台くらい台数があれば、前回のバージョンアップ費用+2000円で可能なのですが・・・。

LCD対応品をご希望されるお客様でリリースから3か月以内のお客様はこちらからお客様宛返送費用(¥700)はサービスさせて頂きます。

②ではLCD用の変更と以下の内容を含みます。
・電池電圧の表示
・DPPA 44deg、60deg、180deg
・シャッターON時間、OFF時間の可変





2013年7月25日木曜日

タイマーのOFF時間を可変できるように・・・

栃木県のS様から以下の依頼を受けました。

------------
バルブモード及びインターバルモード時の各コマ間はそれぞれ2秒の設定となっ
ているかと思いますが、この2秒をVRで任意に設定することは可能でしょうか?

この時期は熱ノイズ対策として、1分から2分のインターバルで複数枚撮影する事
が多く細かく設定可能な別売りのレリーズケーブルを併用しています。
別途単4電池を用意したり、ケーブルが風で煽られたりと何かと不便を感じるこ
とがあるので開発中のLCD部にその機能が付加されたら便利だなぁと思いました。
-----------

次のバージョンから対応致します。(時期は現時点未定)
恒星・星景色モード
追尾はバルブモード
設定方法
スタンバイ状態 sw3-3 でVRの回転位置でシャッターOFF時間を設定する。
(シャッターON時間はsw2-1、sw2-2、sw2-3)
回転位置と時限の関係
左いっぱい:2秒
右いっぱい:10分
中央    :約5分

sw2-3の位置ではシャッターON時間、OFF時間共に、VRで設定できると思います。
また、年内にリリースしたいと考えているLCDでは2行で表示できるハズで、操作性は良くなると考えております。


2013年7月23日火曜日

LCD 表示

Higlasi-2A の在庫が無くなり (ありがとうございます) ご注文を頂いたお客様から見れば、そんな事やってる場合じゃ~無いでしょ・・って叱られそうですが、止めるにはキリが悪く・・・。されとて、終わりも見えずで、だらだらやってました。
このLCD表示のプログラムですが、本気で設計したのは初めてで、それは、なかなか新鮮で楽しい作業でした。いつから製品に反映できるかは現時点見えませんが、この先を考えると必要な技術ですから、もう少し、完成度(現在8割)を上げたいと考えております。

前回の概算見積では到底お客様に納得しては頂けないと思い、部品点数を減らした結果、中身は上写真の通りになりました。これ以上簡単にはできません。
このままで・・・ってわけにもいきませんから、ケースやHiglasiへの固定等を考えると、最終的には¥5000くらいにはなるかもしれません。
でも、自分で使ってみて、便利は確かに良いです。特に、VRによるタイマー値設定がやっと使い物になりそうです。。

主な表示内容
モード: スタンバイ、DPPA3種、ドリフト3種、恒星、星景、太陽、月、タイムラプス
タイマ: プリセット値の確認、VRによる連続可変設定値、タイマーの現在地(上写真)
他: 追尾中の回転角、電池電圧、トルク3種、南北、ver、オーナーの名前(必要?)

Higlasi-2A の生産計画を誤ってしまいました。
今、次回生産品の部品を発注しております。追加工(旋盤仕事)が必要な部品はそろいつつあります。来月中旬には全部品を集結できます。それからの組み立てで、問題が無ければ、リリースは9月の上旬から中旬になると思います。。







2013年7月15日月曜日

LCD

お客様からの要望でLCDを付ければ、解決する内容が少なくありません。
例えば
・時限の任意設定
・電池の残量
・モード表示
・早送りの角度
・プリセット内容の確認
    ・・
・オーナーのお名前(不要?)

新機種でLCDを付ける事は難しく無いのですが、既にご購入いただいたお客様のHiglasiにも、ご希望があれば、対応したいと考えております。
・・・が、問題は価格です。
正確な見積は取ってませんが、ザックリ、以下くらいになってしまいます。
(確定ではありません、あくまでも予想って事で・・・)

主な部品
 バックライト液晶部:¥420
 小部品:¥500
 プリント基板:¥500(ロット50)
 ケース:¥1000(板金でロット50)

部品原価は¥2500くらい、
ユニット工賃(半田付け等)を¥1500くらいとすれば、工場原価は¥4000
これに弊社の儲けを30%とすれば、¥5200くらい。。
Higlasi本体の追加工賃を¥3000(含:バージョンアップ費用)
送料往復で¥1500
・・・・
とした場合、お客様のご負担は約10,000円ほど必要になります。

高いですね。。。
1万円使って、できる内容が表示だけ・・・・・。
希望されるお客様、いらっしゃいますか??

2013年7月11日木曜日

返信・・・

昨夜はほぼ同時刻に・・・
Higlasi のフォームから注文をしたにも関わらず連絡を頂けない旨のメールと、
メールの返信が無いので、注文フォームから連絡を頂いたお客様がいらっしゃり、少し混乱しておりました。。
(やはり、メールの何%かは消えてる様子です)

現時点、メール、フォーム共に問題は無い様子です。

もし、フォームまたはメールしたにも関わらず、24時間以上連絡が取れない場合は、このブログにコメントを入れてください。(コメントの内容はオープン致しません)

宜しくお願い致します。。

2013年7月8日月曜日

こんな事してる場合では無いのですが・・・

実天体確認検査が未だにできず、出荷できる在庫が無い状態で、こんな事やってる場合では無いのですが、オプション用のコントローラーでは不可欠なLCD用コードのテストです。
なんとか、表示できるようになりました。

LCDを使用すれば、お客様から要望されている
・電池の残量
・動作モード
・タイマーの設定
・・・・等
ユーザーインターフェースは格段に良くなるはずです。



2013年7月6日土曜日

yahoo の知恵袋で・・・

ヤフ〜の知恵袋で、こんな投稿を発見しました(嬉
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14109803704

極軸望遠鏡が付けられないから・・・・
多くの場合、「極望」は必要無いからなんですが・・・

極望を付けられるようなオプションを希望されるお客様はいらっしゃいますか?
そんなに難しくは無いと考えております。

2013年7月4日木曜日

在庫が・・・

主要部品のロットが変わると、実天体で確認しているのですが・・・・・
肝心の星が出ません・・・。
次回のリリースは7月8日の予定なのですが・・・・
週間天気予報を見る限り、無理っぽいです。。。

こんな写真を撮りたいと思い、ポタ赤を作り始めて4年と4か月。
未だに僕には撮れませんが、お客様がしっかり撮影されてます(嬉

hirohero さんのブログから無断拝借。。

2013年7月2日火曜日

ピリオディックモーション測定治具

このブログにはアクセスをモニターする機能が有ります。

お陰さまで、10万ページビュー? ・・・ ありがとうございます。
(中央の突起はブログのデザインを変えた時でウソっぽいので止めました)
アクセス数の最大ページは「ピリオディックモーション測定治具」 で皆様の関心の強さを感じます。そこで以下では少し改造したピリオディックモーション測定治具についてご報告致します。

治具+検査中のHiglasi-2A
Higlasi-2A の駆動系は 0.9deg のステッピングモーターを 1/16 マイクロステップで運転し、16歯と44歯のプーリーをベルトを介し、60歯のウォームホイールに伝えます。
ですから、ウォームホイールを 360deg 回転させるための駆動パルス数(以下パルス数)は
360/(0.9*1/16*1/60*16/44) = 1056000 ・・・・・①
です。

Higlasi と治具は 72:20 のプーリーをベルトを介し結合します。
ロータリーエンコーダーは 0.5deg タイプですから、Pモーション評価最小回転角は
0.5/(72/20) = 0.1388・・deg  です。

①より、0.1388 deg 間のパルス数は
1056000*0.13888/360 = 407.405 ≒ 407     1パルスは1.227秒角・・・・②
1.227秒角はHiglasi-2Aの最小回転角です。

Pモーションエラーがゼロの場合、407パルスでウォームホイール(赤経軸)は 0.13888deg 回転し、ロータリーエンコードは 0.5deg 回転します。

Pモーションエラーは角速度の揺らぎで、駆動パルス数に対する回転角設計値との誤差ですから、ロータリーエンコーダー からの1周期パルス時間のステッピングモーター駆動パルス数を Pc とすると、②より
(407 - Pc)×1.227(秒角)  に近似します。

この測定器の限界
精通されている方はお分かりだと思います。
この方法で得られる値はPモーションエラーの真値ではありません。
赤経軸が 0.13888deg(500秒角) 回転する間の平均値にすぎないって事なのです。。
追尾33秒間(500秒角)の平均値にどれ程の意味があるのかは、分かりませんが、この装置を使い、これまでに100台近いHiglasiを検査してきました。
この装置から出力される波形の意味を理解するために、波形パターンが変わる毎に実天体でPモーションを測定し、傾向は分かるようになりました。

例えば

測定値は合格ラインに入ってますが、4分毎の実写(200mmAPS-C1800万画素)では、数ピクセルの範囲でバタバタ揺れる事が多く、このパターンは不合格とします。


同じ様に作っても、これだけの個体差があります。(実に面白い?)
この波形が得られれば、多くの場合、安定な追尾をします。
Y軸の25に出ている波形は多くの場合ノイズで、同じ場所をトレースして再現が無ければ合格としますが、たまに、ホイールギヤの傷だったりします。
他にもパターンはあるのですが、それは製造ノウハウとして・・・(笑

また、全周を同様に評価します。
データー数は2600を超えます。

出荷する Higlasi も30%程度を実天体で確認はしているのですが、それはPモーション2~3周期程度で、ウォームホイール全周をチェックしているわけではありません。また、荷重によってもPモーションエラー値が変化する事を確認しております。
なかなか傾向を具現化できる再現性のいいデータも取れず、Pモーションエラー値に関しては明確な保証値を書く事ができず、製造者として、気持ちは良くないのですが、仕様書に記載している値はあくまでも参考値としている理由はここにあります。

参考:
http://ndl2000.sakura.ne.jp/sekidougi/p-motion_jigu_00.htm
http://ndl2000.sakura.ne.jp/sekidougi/p-motion_jigu_02.htm