生みの親として、「ありがとうございます」意外の言葉が見当たりません。。
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higlasi-3B を PHD2 から赤緯修正装置としてコントロールする際、非常に重要 なポイントを見つけたので報告します。 PHD2 詳細設定ダイアログのマウントタブにて、赤緯(Dec)アルゴリズムに「レジ ストスイッチ」を設定している場合、"Fast switch for large deflections" の チェックボックスを OFF にしてください。
このチェックが入っていると、赤緯のがガイドが暴れます。 higlasi-3B の最小ステップ数は3.68秒角ですが、赤緯修正アルゴリズムに「レ ジストスイッチ」を選んでいて、"Fast switch for large deflections" にチェッ クが入っていると、赤緯が8秒角前後暴れることがあります。 このチェックをOFFしておけば、赤緯方向のズレが1方向である間の赤緯ガイド 誤差を、4秒角前後に保つことができます。 以下は、このチェックボックスを ON/OFF したときの赤緯ズレ量(青線)の暴れ具
合を取ったログから Excel でグラフ化したものです。
グラフ前半、チェックONになっている状態では、たまに2ステップ修正が掛かっ て8秒角前後跳ね上がっているのが判ります。 後半チェックをOFFすると、最大でも4秒角前後しか跳ねていないことが判りま す。
このグラフを見ていただくと赤緯ズレ量が0~-5秒角 の間で、長時間、非常に良くコントロールされているのが判ると思います。 この設定にした結果、20分露出が非常に高確率で成功するようになりました。 以下は SWAT-350 を赤経軸、higlasi-3B を赤緯軸として、FS-60CB + フラット ナー(f=374mm F6.2) + Nikon D810A で撮った M45 の作例です。 露出20分1枚(等倍トリミング)
露出20分×3枚+露出16分×1枚コンポジット(撮影領域が光害の影響下に 入ったため撮影中止)
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Higlasiの開発を始めた頃、こんな絵が撮れるブツになるなんて、夢にも思ってませんでした。
開発中のHiglasi-2.1の評価を兼ね、赤緯をHiglasi-3Bメカ+α で撮ってみます。
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