2013年12月22日日曜日

Higlasi-3

Higlasi-3の板金が出来上がってきたので、とりあえずの仮組みです。
塗装してないせいか、思ったより大きく感じます。
重量はこの状態で、ちょうど500gでした。
雲台座とステージを取り付けると、600g強になってしまいます。
(500g以下を期待されたお客様、ごめんなさい)
手前の板金は表示付コントローラーです。

桜が咲く頃までには何とかしたい所ですが、どうなりますやら・・・。

本体(メカ部)はこの先、大きな変化は無いと考えています。
ところがコントローラ部は多様化するハズで、分離する事により自習度は格段に広がります。
上の写真のコントローラはHiglasi-2B+表示ユニットの板金ケースですが、恒星モードだけで良いならば、スイッチ類は全て不要ですから1/3サイズでできるかもしれません。
電子回路の好きな方でしたら、自分で作ったコントローラで駆動する事もできます。wifi経由携帯端末でコントロールする事だって可能です。。


2013年12月18日水曜日

老眼用極軸調整(導入)穴の代替え?予備実験

Higlasi の極軸調整穴は老眼の方にはまっこと使い辛く、私は使った事すらありません。
されとて、市販の極望は高価で、HiglasiにはDPPA機能がありますから、もったいないのも確かです。。
ネットでうろうろしてますと、
こんなブツを見つけました。
表示機能付きパソコン不要のアイピースです。これに北極星が写れば、
極軸導入やカメラの向きを変える事による極軸ズレモニターとしても・・・
使えるかも知れません。
さらに欲張るなら、来年末までにはやってみたい、オートガイド用のガイド鏡になるかも知れません。(戯言かも??)

早速、手持ちの単眼鏡を旋盤で加工し・・・。
単眼鏡では少し倍率が高過ぎました。
市販のレンズですと、20mmくらいが良いのかも知れません。
でも、このアイピースに市販レンズを付けると、市販の極望を付ける方法とあまり価格差は出ないかも知れません。


2013年12月17日火曜日

お客様便り・・・

愛媛県のN様から


-----
900mmでの追尾のお話、興味深く読ませて頂きました。

実は私も300mm×2倍テレコンでのM42に挑戦したことがあるのですが、
自分としてはもう少しシャープに撮れないかと思っております。
ただこのあたりはレンズ性能なども絡んでくるので出来ればBORGあたり
を使ってみたいです。

実際にはこの焦点距離になるとピント合わせのためにちょっとレンズに
触っただけでものすごく揺れるのでシステム全体の強度も重要なのでしょ
うね。基本的にはポタ赤でやるようなことではないのかも知れません。

何かの参考、あるいは話のネタになればと思い写真をお送りします。

M42は換算900mm(300mm×2)、ISO6400、125秒×3枚
馬頭星雲は換算675mm(300mm×1.5)、ISO6400、240秒×19枚

これをDSSでコンポジット(スタック?)したものをLR3.6で現像して
います。どちらもノートリミングです。

ちなみにレンズはbenzoさんと同じシグマの300mmF4アポテレマクロで
カメラはFujiX-E1、テレコンはケンコーのPRO2倍とノーマルの1.5倍です。


今後も色々とバージョンアップが検討されているようで楽しみです。
個人的に今のシステムに一番足したいものは微動雲台ですね。
-----

今、Higlasi3の試作を御願いしているのですが、図面にミスが多く、板金屋さんから添削の嵐でなかなか進みません(苦笑

2013年12月15日日曜日

スカイメモの改造・・・続報

お客様にはこの状態でお渡ししました。
できる事はご自分での希望で、パネルはお客様に作って頂き、構造図とパネルの図面はこちらで作成しました。
構造図
パネル穴加工図
昨夜パネルができましたのお便りと写真が・・・。

モジュラージャックはST4準拠オートガイド用です。
------
こんばんは。
 改造スカイメモですが本日片側のパネルができ、基板などを固定しました。
まだ塗装もインスタントレタリングもしていませんので、のっぺらぼうで間抜けな
感じがしますが・・・。

 反対側は現在外注依頼中ですので、年内には全体が完成する予定です。
取りあえずの状態を写真でお送りします。

オートガイド含め、年末ごろから本格試用ができると思います。
 なお本”改造スカイメモ”機は、自分のイニシャルを付けた「スカイメモHK」と
呼ぼうと考えています。
-------

操作仕様
トグルsw1-1: 恒星モード キングスレート(86190秒)
トグルsw1-2: 星景モード 0.67%
トグルsw1-3: 太陽モード 0.9972%

トグルsw2-1: stop
トグルsw2-2: ニュートラル  この位置でオートガイドが有効
トグルsw2-3: 2倍速

トグルsw3-1: 北半球
トグルsw3-2: 南半球
トグルsw3-3: 北半球

左タクトsw: 西早送り
中央タクトsw: 追尾スタート、DPPAスタート
右タクトsw: 東早送り

最小回転角0.51136秒角(29.404PPS)

アルミパネルを当方で製作(レタリング無)するとすれば、材料+ソフト変更+作業工賃込3万円くらいで対応できると思います。

2013年12月11日水曜日

お客様のブログ・・・

お客様のブログを観ていて、赤道儀を作り始めた頃の目標は、ほぼ達成できたな〜と嬉しく感謝しております。
(自作のポタ赤で馬頭青雲を撮りたかった)

http://kinomukumamani.doorblog.jp/tag/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%A4%A7%E6%98%9F%E9%9B%B2



http://galaxygazer.seesaa.net/article/382064656.html

現時点、出荷した全てのHiglasiでこれらの映像が撮れるかどうかは分かりません。
(仕様上は難しいレベルかも知れません)
少なくても、カメラを含め、僕が持ってる機材と技術では到底無理です(苦笑
これからの目標は全てのHiglasi でこの映像が撮れるHiglasiっぽいカラクリを考えます・・・。

上の写真、お客様のブログから無断で掲載しております。問題でしたら、お手数ですがご連絡を御願い致します。

2013年12月8日日曜日

スカイメモの改造

やらなくてはならない事が多く、なかなか、このブログを更新できません・・・(言訳
表題の件、やっと動くようになったので、最も興味があるスカイメモのPモーションをれいの治具にて測定してみました。
測定の様子はこの通りで、かなり粗っぽいのですが・・・

結果は・・・
Y軸がPモーション値(秒角)です。
実写はもう少し時間が必要ですが、後日、ご報告します。

2013年11月25日月曜日

お客様からの要望・・・・検討中

ありがたい事にお客様からいっぱい要望を頂いてます。

① シャッター回数の表示。
 
これは既に一部のお客様の特殊仕様で対応しております。
LCD部右上がシャッター回数です。

② シャッター回数を設定。
案:sw1-3 + VRでシャッター回数を設定し、表示は①の位置でダウンカウント、追尾は継続し、シャッター回数を再設定でしる。。
現状sw1-3 はタイムラプスですが、設定で選択可能

③ 時限設定を1秒単位で正確に・・・
VRの電圧を内蔵のADコンバーターで数値を決めているため、64諧調が現実的なところです。ですから、例えば10分を1秒毎に設定する事はプログラム上は可能ですが、数値がパラパラして現実的では無いと考えております。
現状、設定値より-1秒~-2秒の差がありますが、プログラムを修正する事で、最大1には収まると思います。

④ 極軸望遠鏡
お客様からは極軸穴とDPPAの中間的なモノで良いのでは?
または
DPPAで調整した後、カメラの方向を変えた時に重心移動による極軸ズレを補正できるような・・・・そんなイメージの極望アイデアを頂いております。
ここはもう少し、考えさせてください。

⑤ 雲台座を板金では無く、円形の削りモノで・・・
これはコストをかければほぼ解決すると思います。
でも、他社様の様にその部分だけで、ん万円はHiglasiらしく無いな~~って考えております。
昔から、天文に携わるお客様のイメージは良くないかも知れませんが、僕は、金属で実現しなければならない事は無いと考えております。長時間安定でポタ赤の仕様には耐えられる剛性を持った樹脂は多くあります。。
ここも、やってみたい事があり、もう少し、時間をください。

⑥ オートガイド入力 (ST4コンパチ)
2倍速と停止信号を入力できるインターフェースをver3基板には設ける予定です。
多少、へんてこりんな場所に穴を開けなければなりませんが、Higlasi-1,-2 でも対応できる方法は考えます。

⑦ 底部1/4ネジ補強
既に対応可能ですが、現時点、問い合わせゼロです。

⑧ Higlasi エンジンで動くスカイメモR
現在、開発中・・・。


⑨ 暗闇でも Sta_sw が分かるように・・・。
  次回ver3基板からはSta_swのボタン部の背を高くしてみようかとも考えてます。
    とりあえず、百均で売ってる蓄光シールは如何でしょうか?

⑩ 既知バグ
・インターバルモード、sw3-2 でタイマー値が壊れる。
・バルブモードsw3-2 --> sw3-1 でレリーズしない事がある。

ソフトで修正機能追加可能なところは、次回のバージョンアップで対応致します。

2013年11月21日木曜日

お客様から・・・

岡山のお客様から以下の問題点を頂きました・・・

------
①VRモードで撮影していて
 設定時間の撮影が終わりシャッターがOFF後に
 2秒(デフォルト)のインターバルになりますが
 このインターバル時にsw3-1→sw3-2にして
 「追尾を止める事無くレリーズを OFF」 状態になりますが
 ここでVRの値を変更したり、カメラの角度を動かしたりしたのち
 sw3-2→sw3-1に戻すと

 通常はシャッターONとなり撮影が開始されますが
 シャッターONにならず露出カウンターだけが
 動くということがありました。
 頻度は撮影中には結構な頻度で発生する感じです。

 対処方法としてはインターバル中にsw3-2にするのではなくて
 シャッターON中にsw3-2にしてシャッターoffとなった場合は
 上記現象は発生しません。
-----

この現象を確認致しました。
シャッターONからOFF直後に sw3-1→sw3-2 の操作を行い
sw3-2→sw3-1 に戻すと、問題無くシャッターはONしますが
シャッターONからOFF後1秒以上待つと、sw3-2→sw3-1 の
操作でシャッターはONしません。
シャッターONにならず露出カウンターが
カウントダウンし次のインターバルからONします。

弊社対応:次回のバージョンアップ時に対応致します。



2013年11月17日日曜日

11月生産 誤記訂正

11月生産にやっと目処が立ちました。
ご予約を頂いたお客様、大変お待たせ致しました。もう少し早くご準備できるハズだったのですが、私事、予期せぬ事だらけの2ヶ月で(継続中)、こんなに時間がかかってしまいました。
先ずはご予約頂いたHiglasiを11月19日に出荷予定です。
(誤記訂正 11月19日出荷 -->11月20日出荷予定)
在庫は11月25日ごろになると思います。今年の生産はこれで終了です。

今後の予定
・Higlasi−3を図面化し、試作の準備を進めます。
・Higlasiエンジンver.3開発
  オートガイド I/F
  LCD I/F
  USB I/F
・Higlasi らしい極望の検討
  カメラの重心移動による極軸ズレの補正用
・旧スカイメモの機構部をHiglasi エンジンで駆動する特注品開発
  (うまくいけば正式に受注できる準備を致します。。)


Higlasi-3 外形

Higlasiエンジン ver.3

スカイメモ改造イメージ

2013年11月14日木曜日

ねじバカ 11/16 追記

仕事私事とバタバタしてまして、ブログがなかなか更新できません。
もう2週間以上前の事ですが・・・
「ネジが無くなった~」と鳥取県の I さんから
返送して頂くと、写真の通りです。
Higlasiの中から切粉がいっぱい出てきました。
新しい底板に変えればそれで済むのですが、これも何かの縁と思い・・・
真鍮棒を加工し1/4ネジを組み込みました。

先日、お客様から頂いた ご提案 にもありましたが、この穴の補強が必要なのかも知れません。
それで、ヘリサートを挿入できる準備を進めております。
価格等の詳細はこれから決めますが、底板のネジにご不安を持たれているお客様がいらっしゃいましたら、ご連絡をお願い致します。

11/16 追記
こんな感じになります。。







2013年11月2日土曜日

EEPROM 不良

お客様のブログに表題内容と思われる現象が起きてました。
以前、このブログでもEEPROMについて書きました。
EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory 不揮発性メモリ
http://tatsujijii.blogspot.jp/2012/02/eeprom.html
それなりにシステムを変更し、出荷検査も工夫していたのですが、PICーCPUには潜在的にEEPROMの品質問題があるのかも知れません。
(コンパイラーの問題では無いと思います)
現象としては
「プリセット内容が電源を切ってしばらくすると(数秒〜数日)内容が変わる」
です。つまり不揮発性メモリのデータが揮発してしまうのです。。
上のリンク先でも書いたのですが、僕は昔からこのEEPROMのトラブルに縁があります。サラリーマン時代は月に数千個単位で使用する設計に携わっていたため、チップメーカーに対してもそれなりに改善要求ができたのですが、月産数台ではどうにも力がありません。ですから、自分の身は自分で守る意味で、これからのシステムの考え方は 「EEPROMの内容は壊れる」を前提にしなければならないかも知れません。
例えば、電源投入時に、
EEPROMの内容を確認し、破壊が起きていたなら、デフォルト値に戻す。
(幸いにPICのEEPROMデータが壊れる場合、知る限り、H'FF 値になります)
または
ユーザープリセット値をEEPROMの数カ所に保存し、多数決で動作を決定したり・・・
もう少し、考えてみます。

お客様のHiglasiで同じ現象が起きてましたら、ご連絡をお願い致します。


ローストビーフ

お客様にお出しする時は 食中毒が怖いので、、少し多めの時間設定(55分)で 仕上げてきた ローストビーフ 二人で食べるにちょうど良い大きさの もも肉があったので 35分で焼きどめてみたら 安い肉の割に柔らかく美味しく仕上がった レシピは以下の通り・・・ 肉は塩胡椒(適当 香味野菜...