2012年9月8日土曜日

ひとりごと

匿名さんのご紹介で、この本を買いました。



匿名さんにはまこと失礼ですが、あまり期待はして無かったのですが・・・
いい意味で裏切られました。
3年早く、この本に会えたなら、
Higlasi-1A のリリースはもう少し、早かったかも、知れません(苦笑

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

そうですか?
この本のデータくらいは、この3年間で全部マスターされたと言うことでしょうかね?
極軸設置の数値とか、いろいろな元データは、スタンダードとして使用できると思いますが。
まぁ、天文書ですから、作る側に立った内容ではないかもしれませんね。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

>この本のデータくらいは、この3年間で全部マスターされたと言うことでしょうかね?

うわっ!ビックリです。そんな恐ろしい事、思うハズがありません(汗汗

この本に3年早く・・・は極軸誤差と追尾誤差の項です。
僕はこれが長い間、分かりませんでした。
ブログでも何回か書いてますが、今見るとかなり頓珍漢な内容です(恥シ。
いくら正確に極軸を合わす事ができても、カメラの向きを変えただけで極軸が狂ってしまうと、装置として意味がありません。
つまり、剛性です。剛性を高くする事は難しくありませんが多くの場合、重くなります。
僕は軽いポタ赤を作りたかったのです(出来れば世界一)。でも、どこまで軽くできるか?、その根拠は??
それを理解できるまでに随分時間が必要でした。
具体的には積載重量の根拠です。
最大積載量の機材で極軸調整後、カメラを如何なる方向に向けても、追尾エラーは許容誤差以内でなければなりません。そのためには極軸誤差と追尾誤差を正確に理解しなければならなかったのです。
その事が、この本には全て、書かれていました・・・(苦笑。

>天文書ですから、作る側に立った内容ではないかもしれませんね。
僕にとっては、そんな事は無いです。
これから作ろうとしている事で、当然ぶつかるであろう疑問とその答えがいっぱい書かれています。

匿名 さんのコメント...

極軸誤差や追尾誤差などをしっかり把握して機材を揃えないと意味がありませんよね?(笑)
そのためには座標変換の数学も機械誤差や強度を測定する技術も必要です。

しかし「そんなカタイことは言わないで…」と全て省いて極めて簡単な天体写真撮影法を普及させたのが有名な藤井 旭先生です。先生の功績は非常に大きいと思います。
ただ、何事も「功罪相半ば」ということがあり、天体写真人口が爆発的に増えた反面、赤道儀などは道具としての技術/精度の大切さが忘れられてしまいました。ユーザーもメーカーもです。
技術面の数値は西條善弘先生の『天体望遠鏡ガイド』は充実していますね。

赤道儀は組みたてたままではギヤの精度はバラバラです。せめてエージングして、ある程度精度の揃った赤道儀を提供すべきです。
でもまぁ、そのことが「自分の赤道儀はアタリだハズレだ」とか、剛性不足は撮影時に工夫が必要で「誰でも同じように撮れない」、ということになって、趣味のおもしろさを生んでいることはあるように思います。