2011年12月3日土曜日

試作10号機

昨日、試作10号機の板金が上がったので、引き取りを兼ね、初回ロットの打ち合わせに行ってきました。
内容はカバー塗装とロゴの表現加工方法です。
出来上がりましたら、お知らせいたします。


・・で、10号機。
軽さを重視して欲しい旨の問い合わせを受け、さりとて、剛性は無視できずで・・・。
下のような、補強版を付けてみました。


まだ数値的な測定はできてないのですが、まずまず、テーブルに固定し、人力でストレスを加えての歪具合はスチール製と遜色無い様に思います。。。

カバーの無い状態(上)で、640gです。。
ですから、800g前後になると思います。今、考えている標準品の軸トルクは回転軸から10cm位置で3kg以上あります。半分でOKでしたら、モーターを1ランク小型し、50gのダイエットは可能です。

13 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

正真正銘のモノコックシャーシですね!
これに可愛いカバーが付くわけですね。もう、立派な商品です。さすがです。素晴らしい!

伝達ギヤのレイアウトがしっかり見えますね。ウオームスクリュー側の平ギヤはシャーシギリギリに大きくされたわけですね。なるほど…。

眼視に対応させるため、ステップを細かくするには、たとえば現在モーターに付いているギヤをそのままアイドラーとして、その下にうんと小さなモーターピニオンギヤを付けて3連結にすれば、伝達ギヤ比を現在の1:2.2222を1:5くらいにはできそうに思いました。
シャーシを下側に25mmほど延ばすことにはなってしまいますが。

アイドラーギヤは昔の赤道儀は丸棒にはめただけの片持ち支持が多かったですが、竜爺さんのは高速で回すので、ベアリング支持にする必要はあると思います。

匿名 さんのコメント...

匿名1号です。
11月の最後のブログに匿名2号さんのデッパ(DPPA)のご質問がありましたので一言。

最初にカメラをだいたい北極星に向けて、極軸を回しながら撮影して日周運動のように円弧を描いた星野の画像を得ます。
それを背面液晶に表示すると、回転中心は容易に分かります。
ここから先の作業を、どのように便利に正確にやるかが勝負です。皆さんのお知恵を拝借したいです。
手段は2つですね。回転中心マークを動かすか、またはカメラを動かすかです。

(1)回転中心にフェルトペンなどでマーク(点)を描く(液晶の中心になくてかまわない)。
次ぎにライブビューにして赤道儀架台を動かしながら点の近くに北極星を入れれば完了で、広角用には充分な精度です。
マークをただの点でなく、北極星と真の北極のズレまで描けばなお正確です。
もっと正確にやるには、マークを描くのでなく極望パターンのような図を液晶に貼り付ける(透明紙などで)か、匿名2号さん紹介の方法で液晶に極望パターン表示して、回転中心に動かせば良いです。
竜爺さんはパターンを描かないで、λUMi(6.3等)の位置関係で正確に導入しているのですね。これは良いアイデアと思います。

(2)匿名2号さんのおっしゃる「赤道儀の極軸とデジカメの視野の中心が一致していることが前提」の方法。
最初に液晶の中心に点マークを描いておくか、極望パターンを貼り付け(匿名2号さんの方法が最高)ておく。
円弧の回転中心は最初の撮影では当然ながら液晶の中心からずれているので、カメラを少しずつ動かしながら(カメラ雲台に微動があると良い)何回か円弧を撮影して、液晶の中央と回転中心を一致させる。
次ぎにライブビューにして赤道儀架台を動かしながら、液晶の中心にあるパターンに北極星を入れる。

要するに、マーク(極望パターン)を動かすか、カメラを動かすかの違いです。どちらが便利かですね?
極軸と同軸に付いている本式の(?)極望でも、それが追尾時の回転軸に付いている(ならば正確)場合もあれば、粗動回転部に付いている場合もあり、同軸に見えても別の回転軸に付いている場合もあるので、芯出しは必ずしも信用できません。DPPAで得られる回転回転中心は非常に正確です。
DPPAは本式の極望の調整にも使えますよ。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

どうもです。
第一弾?はこれでリリースします~(汗
さてさて、どうなりますやら(苦笑
投資金額の半分でも回収できた暁には、多軸や登山の友的な超小型品もやりたいです。
オプション類では導電ラバーによるレンズヒーターや微動台・・・とか。。。

竜爺 さんのコメント...

DPPAを何回か利用し、極軸を合わせていると、マーク等は不要かも知れません。。
液晶に写る回転中心位置を覚えておいて、そこに真の極軸を合わせるだけですから・・・。

匿名 さんのコメント...

極軸あわせの手順は、文字だけでは表現が難しいのかもしれませんね~.何回も体験してみれば、自然に身につくとか、、、(笑)

望遠鏡へカメラを接続する時に使うBORGの「カメラ回転装置」なるものを持っています(現在は生産終了品のようです)。これを使うと、望遠鏡に取り付けたカメラを手で自由に回転できます。極軸が合っている状態で、カメラを手で回転させると、真の北極が液晶画面の中心になって、北極星が約0.7度相当の画角の円周上を移動することになります。逆に言うと、そのような状態になるように、雲台などを調整すれば良いわけですが、その手順を文字で表現するとなると、手が止まってしまいます、、、(笑)

だい さんのコメント...

ほんとに製品レベルに見えますねぇ。素晴らしい!
ついでに、DPPAについて、みなさんのやり取りを見ていて、ようやくやり方について理解できたと思います。ありがとうございます。
嬉しかったのでの書き込みなので、返信は不要です。

竜爺 さんのコメント...

だいさん おはようございます。

リリースまでに”実践デッパ”のビデオを撮った方が良いですね・・・って事で、財務省にコンデジ購入の申請を出して見ます(苦笑

匿名 さんのコメント...

竜爺さん、匿名2号さん、だいさん。
匿名1号です。
DPPA法は、このブログなどを通じて国際的に周知させましょう!

匿名2号さんの、極軸と合っているカメラを回転させて円弧を得る手法は、パターンを作る際の「下絵」として完璧ですね!
ガイド撮影したカットもあれば、λUMi(6.3等)をはじめ、北極付近の微細な星の位置も正確に分かるので、これ以上ない高精度のパターンが作れることでしょう。
市販の極望のパターンの狂いがばれてしまうか(笑)

匿名 さんのコメント...

DPPAを積極的に利用するには、極望の代わりにデジカメを取り付けできるような構造になっていると便利かもしれません.ポタ赤に取り付けた自由雲台へカメラを搭載してDPPAを実践する方法だと、極軸とカメラの方向を一致させるのが面倒なように思います.まあ~慣れの問題かもしれませんが、、、

>国際的に周知
という言葉に触発されて、ネットを検索してみました。まだ、詳細は理解できておりませんが、次のような記事がありました.
(1)ALIGN – A Polar Alignment Utility
http://www.considine.net/aplanatic/align.htm
極軸望遠鏡を使わずに、CCDカメラとカメラのレンズを利用した極軸の調整法。NCP近傍の2つの星「北極星 (こぐま座α) と(こぐま座λ)」 の座標と、カメラで撮影したピクセル位置の関係から、極軸を正確に設定するための専用のソフトウェア.

(1)の考え方を使って、汎用的な表計算ソフトで実現した設定法.こちらはデジカメの使用を前提.
(2)Photographic Polar Alignment Spreadsheet
http://stargazerslounge.com/diy-astronomer/108643-help-me-test-my-polar-alignment-procedure.html

匿名 さんのコメント...

匿名1号です。
匿名さん、海外の情報をありがとうございました。
おそらく、日本でも世界でも多くの人が同様な方法で極軸設置をしていることと思います。
この手法は私の「発明だ」などとは申しません。元々はカーチスさんの方法の真似ですしね。
ポタ赤で、お金をかけず、迅速に、うまくやる方法をみんなで具体化しましょう!

肝心なのは赤道儀の極軸の“芯”と極望の“芯”が合っていることと同じく、極軸の“芯”がカメラで見える画像をのどこにあるか検証することです。
極軸を高速で回しながら北極星野を撮影すれば、星々の描く円弧の中心に、非常に正確な極軸の“芯”を見つけることができ、背面液晶に表示できます。
その“芯”にマークを描く(フェルトペンなどで)か、極望と同様なパターンの透明紙を貼るか、カメラに機能があれば極望パターンを表示させて、非常に信頼性の高い「極望」になります。
マークやパターンをいかに迅速に正確に“芯”に表示させるかが勝負ですね。

以上はカメラを固定したままで、極望パターンを芯の位置に動かす方法です。
極望パターンを背面液晶に貼ったり表示させて動かすのが大変なら、あらかじめ液晶画面の中心にパターンを固定して(描いて)おいて、カメラの向きを微調整して、液晶画面の中心(パターンがある)と“芯”を一致させるのでも良いです。
しかし私は、こちらの方法は、ずっと大変で、カメラに微動台座などが必要と思いますが、良い解決策があればいいなと思います。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん ありがとうございます。

匿名 さんのコメント...

だいです。
ノートPCからなので、ログインせずに書き込みます。
ずっと晴れてないのですが、考えているだけで試さないとわからないということで、DPPAを手持ちの赤道儀(GP)で試してみました。
 匿名1号さんの書き込みと”カーチス・デジカメ法”の説明書きと、自分の試した結果から考えると、赤道儀極軸とカメラの向きの一致は、あまり厳密ではなく、カメラの写野に極軸の“芯”が入っていれば良い程度の設置精度で良いですよね。
 その上で、北極星などを使用し、極軸の“芯”と、真の北極を一致させれば良いと理解したのですが、それで正しいでしょうか?

竜爺 さんのコメント...

だいさん

おはようございます。
>カメラの写野に極軸の“芯”が入っていれば良い程度
それで、OKだと思います。

10号機はスイッチクリックで、最大45度回転し、バルブをコントロールします。