日々のうだうだを・・・
市販のウオームギヤって、だいたいこんなものですよ。ウオームスクリューの偏心よりも、ギヤピッチのヨロメキの周期でしょうね。ふつうはブンブン回す減速ギヤとして使われるので精密な必要もないし、精密とされている高価なギヤでも赤道儀には使えません。メーカーさんの赤道儀で評判の良い製品は、まるで魔法のようなノウハウで高精度に作られています。それでも±10″角はなかなか達成できません。あまりにもヨサゲな値が発表されていたら、あくまでも公称値と思った方がよいです。ですから、少し前に「今後は精度の悪い(安易なウオームギヤを使った)ポタ赤がたくさん登場しそうだ」と警戒を促す投稿させていただいたわけです。竜爺さんはギヤヘッド無しのモーターで、ウオームスクリューの偏心による圧力変化(Pモーションの元凶)がギヤヘッドに及ぼす悪さを回避しているから、市販のギヤでも高性能を達成できているのだと思います。今回のうんと悪いギヤをギヤヘッド付きのPM型モーターで回したらPモーションは±200″角以上になると思います。それがふつうですよ。私はギヤヘッド付きモーターで頑張っていますが。先日「Pモーション」でネット検索したら、ある高級品のメーカーさんがヒットしました。そこには「Pモーションが悪いのは機械加工の精度ではなくて、モーターのギヤヘッドが原因と判明しました」なぁんて書いてありました。ギヤヘッドを加味して作らねばならないのに、なーんにも分かっていないようですね。こんな体たらくですから、お互いに論理的な設計を目指して頑張りましょうね。
匿名さんヨロメキ酔歩ってやつですね。でも、これほど、りっぱ?に振れると、補正したくなりますね(笑そこのPDFファイル、Pモーションをどう扱って良いか、全く分からない頃、散々読みました。。。
そのPDFを読んだら、ギヤのモーションさえ気になるお客様は、遊星減速装置、ハーモニック減速装置、ギヤレスモーターなどで軽減できる、と書いてありましたね。おそらく想像だけでやっていないですよ(笑)だいいち、どの部分が原因で起ころうとも、モーションは総合的な性能です。遊星ギヤは普通のギヤと結果は同レベルです。アソビはずいぶん少ないですが。ハーモニックドライブは赤道儀レベルの精度で装着すると、かえって変な運動をします。そのため、測定器などで不採用になった中古品が、たまに出回ります。かなり軽減できるのはギヤレスモーターだけです。竜爺さんのと同じですね。それでも装着時の偏心によりモーターそのものがミソスリ運動をすれば、Pモーションは発生します。また、システムによってはパルスを細かくできないので、やはりギヤヘッドや伝達ギヤを使って細かくする必要が生じます。これらは基本的な知識ですね。
本日は大安吉日なので、雲台赤道儀・PanHead EQを発表しました。望遠鏡販売店のスカイバードさんにお任せしています。下記HOME-PAGE左下の「スカイバード店長のブログ」に入ってご笑覧いただければ幸いです。http://www2u.biglobe.ne.jp/~sky-bird/年始早々から供給します。おかげさまでPモーションは±15″角以下に納めることが出来、200mm望遠も充分に追尾できる性能になりました。DPPA法用に東西の40倍速も搭載しました。
匿名さん発売決定おめでとうございます。店長さんのブログにばっちり出てました写真(笑3年前ならこれを買って、作ろう、まして売ろうなんて事にはならなかったかも・・知れません(苦笑お互いがんばりましょう!!
スカイバードさんて府中街道沿いなんですね。ボクこのへんの土地勘ありますよ、20数年前、多磨墓地の東側に住んでました・・・。
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6 件のコメント:
市販のウオームギヤって、だいたいこんなものですよ。ウオームスクリューの偏心よりも、ギヤピッチのヨロメキの周期でしょうね。
ふつうはブンブン回す減速ギヤとして使われるので精密な必要もないし、精密とされている高価なギヤでも赤道儀には使えません。
メーカーさんの赤道儀で評判の良い製品は、まるで魔法のようなノウハウで高精度に作られています。それでも±10″角はなかなか達成できません。あまりにもヨサゲな値が発表されていたら、あくまでも公称値と思った方がよいです。
ですから、少し前に「今後は精度の悪い(安易なウオームギヤを使った)ポタ赤がたくさん登場しそうだ」と警戒を促す投稿させていただいたわけです。
竜爺さんはギヤヘッド無しのモーターで、ウオームスクリューの偏心による圧力変化(Pモーションの元凶)がギヤヘッドに及ぼす悪さを回避しているから、市販のギヤでも高性能を達成できているのだと思います。今回のうんと悪いギヤをギヤヘッド付きのPM型モーターで回したらPモーションは±200″角以上になると思います。それがふつうですよ。私はギヤヘッド付きモーターで頑張っていますが。
先日「Pモーション」でネット検索したら、ある高級品のメーカーさんがヒットしました。
そこには「Pモーションが悪いのは機械加工の精度ではなくて、モーターのギヤヘッドが原因と判明しました」なぁんて書いてありました。ギヤヘッドを加味して作らねばならないのに、なーんにも分かっていないようですね。
こんな体たらくですから、お互いに論理的な設計を目指して頑張りましょうね。
匿名さん
ヨロメキ酔歩ってやつですね。
でも、これほど、りっぱ?に振れると、補正したくなりますね(笑
そこのPDFファイル、Pモーションをどう扱って良いか、全く分からない頃、散々読みました。。。
そのPDFを読んだら、
ギヤのモーションさえ気になるお客様は、遊星減速装置、ハーモニック減速装置、ギヤレスモーターなどで軽減できる、と書いてありましたね。
おそらく想像だけでやっていないですよ(笑)
だいいち、どの部分が原因で起ころうとも、モーションは総合的な性能です。
遊星ギヤは普通のギヤと結果は同レベルです。アソビはずいぶん少ないですが。
ハーモニックドライブは赤道儀レベルの精度で装着すると、かえって変な運動をします。そのため、測定器などで不採用になった中古品が、たまに出回ります。
かなり軽減できるのはギヤレスモーターだけです。竜爺さんのと同じですね。
それでも装着時の偏心によりモーターそのものがミソスリ運動をすれば、Pモーションは発生します。
また、システムによってはパルスを細かくできないので、やはりギヤヘッドや伝達ギヤを使って細かくする必要が生じます。
これらは基本的な知識ですね。
本日は大安吉日なので、雲台赤道儀・PanHead EQを発表しました。
望遠鏡販売店のスカイバードさんにお任せしています。
下記HOME-PAGE左下の「スカイバード店長のブログ」に入ってご笑覧いただければ幸いです。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~sky-bird/
年始早々から供給します。
おかげさまでPモーションは±15″角以下に納めることが出来、200mm望遠も充分に追尾できる性能になりました。
DPPA法用に東西の40倍速も搭載しました。
匿名さん
発売決定おめでとうございます。
店長さんのブログにばっちり出てました写真(笑
3年前ならこれを買って、作ろう、まして売ろうなんて事にはならなかったかも・・知れません(苦笑
お互いがんばりましょう!!
スカイバードさんて府中街道沿いなんですね。
ボクこのへんの土地勘ありますよ、20数年前、多磨墓地の東側に住んでました・・・。
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