2012年1月24日火曜日

平歯車の製作

50gダイエット平歯車の製作です。

① 安物買いの何とかで、旋盤にΦ12mmの丸棒を通しで挿入できないため、2個取りの長さで突っ切ります。

② 両端に下穴Φ7.9mmを開けます。

③ 止めネジ下穴を開けます。

④ タッピング。

⑤ 無駄なクリアランスができないように下穴を広げます。

⑥ 突っ切り。

⑦ Φ8mmのシャフトに取り付けて、歯車穴のハブを削り出します。こうすることで、理屈上?偏心を小さくする事ができます。

 

⑧ 現物合わせでハブ径をあわせます。

⑨ 圧入

⑩ ポンチで固定




2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ずいぶん丁寧な工作ですね。こうでなくっちゃ行けません!
この平歯車はボスが細くてウオームスクリューのφ8が貫通できないので、ボスにボスを継ぎ足したわけですね?
ボス無しでφ12くらいの穴の空いた平歯車は入手できますが、フランジ型のボスを作って、その平歯車にM2ビスくらいでネジ止めするのではダメなのですか?

私の方は竜爺さんほどの技術はないので、平歯車もウオームスクリューも特注して、プラスチックハンマーで軽く叩いて入れる精度で作っています。
とても高精度で安心ですが、1000個以上でないと作ってもらえないのが悩みです。

平歯車の偏心でもPモーションが発生しますが、計算してみるとゾッとするほどの高精度が必要ですね。
平歯車の偏心で起こるPモーションは、取付位置によっては、ウオームスクリューなどで起こるPモーションを相殺する(偶然)こともあり得るはずですよね。逆に増長する場合もあり得ます。
「この赤道儀は超高精度でPモーションが2″だ、3″だ」というのは、ほとんどが間違いですが、ごく希に精度の高い赤道儀があるのは、こうした相殺が偶然に良い具合になっているのだと思います。したがって、そういう赤道儀はオーバーホールなどしてはダメです(笑)

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

>ボスにボスを継ぎ足したわけで・・
いえいえ、ボスなしで穴径Φ8の平歯車です。
(教育歯車 s50b 80A-0208)

>1000個以上でないと作・・・
higlasiだと、きっと、一生分ですね(笑

>ゾッとするほどの高精度・・
ウォームギヤの周期が36分だと、ずいぶん楽ですよ。
平歯車小の影響は無しで考えてた場合でも、0.1mmの偏心は4分で60秒角くらいですから(たぶん)、0.01mmの偏心で抑える事ができれば4分で6秒角くらいだと・・・考えております。