2012年1月8日日曜日

Higlasi-1A 仕様 追記

HPにHiglasi-1A 今日現在の仕様をアップしました。
URL:http://ndl2000.sakura.ne.jp/sekidougi/higlasi-1_00.html
質問、必要情報、データ・・・等、なんでもOKです。
メールまたは当ブログコメントでお問い合わせください。。

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お問合せ頂いた内容を仕様に反映します。右にLINKを設けました。。

6 件のコメント:

竜爺 さんのコメント...

昨夜、大阪府のMさんから仕様についてお問い合わせがありました。

>南半球ではカーチス・デジカメ法による極軸合わせが出来ないと思われるため、
>極軸望遠鏡が外付け出来るようになっているかということです。

正直、この発想はありませんでした(汗。。
仕様には「極軸望遠鏡の設置はできません」と謳います。

星座表で見る限り、天の南極にライブビューで写るような明るい星はありません。
ここからは想像の域を出ませんが、南半球でもカーチス・デジカメ法は利用できると思います。
実際、北半球でも、極軸を1度以下の精度で調整する場合、λUMiの位置を確認して、何もない空間に、カーチス・デジカメ法で確認できる、赤道儀の回転軸を合わします。

カーチス・デジカメ法はデジカメ液晶画面に赤道儀の回転軸と星の位置関係を写す手法です。
真の極軸位置に、赤道儀を固定している雲台を調整し、合わせます。

匿名 さんのコメント...

カーチスデジカメ法は、最初に極付近の星々を極軸を回しながら撮影して円弧を描かせ液晶画面に表示します。
表示される円弧の回転中心は極軸の回転中心です。実際の極軸の回転中心が手軽に正確にわかる手法です。

液晶画面の回転中心にマークを印せば、デジカメが極望になるわけですね。
マークは×でも・でも良いですが、極望と同じパターンを表示(または描くとか、透明シールを貼るとか)できれば完璧です。
北半球は明るい北極星があるので、ライブビューに切り替えて液晶画面の所定の位置に北極星を導入すればOKです。

感度が低くてライブビューでは北極星が見えにくいデジカメや南半球の場合は、ライブビューではなくて30秒露出くらいで撮影して極付近の暗い星を写して表示させれば、それらの星の位置を基準にして極軸設置が出来ます。
ただし、ライブビューではないので、撮影→表示を繰り返しながら、基準の星を所定の位置に動かすことになるので、ポタ赤の下に上下左右の微動が欲しくなりますね。

上下左右微動については 雲台赤道儀 PanHeado EQには安価な「シーソー式微動装置」を用意します。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

おはようございます。

>「シーソー式微動装置」

南北極軸誤差の追尾エラーは東西極軸誤差の1/10程度ですから、35度傾斜の本体があれば、水準器だけでほぼ実用レベルの調整は可能だと思うのですが・・・。。
ですから、ボクは安価な東西微動装置を考えています。

匿名 さんのコメント...

極軸設置の許容誤差は、全天を想定すると上下(南北)も左右(東西)も変わりませんが、よく撮影する子午線付近だと東西の影響がほとんどになりますね。
おっしゃるとおりです。

ポタ赤の下には上下と左右の微動があると便利です。どちらが重要かというと、左右はバランスが安定しているので微動無しでも大丈夫と私は思っています。だいたい合わせるには三脚ごと動かせばよいし、最後の微調整はカメラ三脚のエレベーター部のアソビなどでも動かせますので。
上下の方は精度は必要なくても、バランスがうんと狂っていて微妙には動かし難いので、押しネジなどの微動があった方が良いように思います。

もちろん、その前に下げ振り高度計とか水準器とか、方位磁石とかは「星野写真撮影機」として必須の装置です。
なぜ、現行のポタ赤にそのような物が付いてないか? というと「ポタ赤だから何でもイイヤ」ということで、真剣に考えてこなかったからだと思います。
ポラリエが高度計と方位磁石を積んできたのはさすがの見識ですが、あまりにも簡単な物なのが残念です。精度が高ければ、100mm望遠くらいまでは極望は不要なんですけどね。

竜爺 さんのコメント...

匿名さん

恥ずかしいです(苦苦
まったく、いくつになっても、そそっかしい・・。
真東や真西付近を撮影する場合は南北ズレの影響が大きくなりますね・・・(トホホ

匿名 さんのコメント...

はい(笑)極軸設置の南北の精度については、その通りです。
子午線付近を撮影することが多いので、その場合は南北の設置誤差は、あまり影響しませんけどね。

極軸の設置誤差の許容範囲は、100mm望遠で4分露出なら±1度で大丈夫です。24mm広角の2分露出なら、極軸の設置誤差はなんと(!)±8度でも大丈夫です。
南半球でも広角を使うなら、だいたいの見当で極付近に向ければ使えるはずです。
したがって「追尾失敗の原因は極軸設置が悪いから…」という意見は迷信なんですよ。ほとんどの原因はギヤの精度不足。それでなければ強度不足によるブレです。
ちなみにペンタックスのアストロトレーサーの設置精度は±5度との由ですが、それでもたいていは大丈夫でしょう。
ポラリエの高度計は5度目盛ですが、これも広角レンズの場合は大丈夫なはずなんです。もっと大きい方が良いことには違いませんが。

そんなわけで撮影用のポータブル赤道儀には、南北の設置は小学生用の分度器程度の(±0.5度は読める)高度計を付ければ完璧です。水準器をうまく利用する手段もあるでしょう。
問題は東西の設置なんですよね。方位磁石(コンパス)だと偏角はあるし、鉄やニッケルに指針が引っぱられるし、大きくて精度の良い方位磁石は売っていないし…。困ります。